page_top

志望校選び[先輩たちの5つの決め手] Point 4:キャンパスの立地

  • どうする?いつ決める?志望校選びの“傾向と対策”
  • [2017/5/12]

どんな大学へ行って何を学ぶか-大人への一歩を踏み出し、夢を実現するための大きな決断だ。いったい何を決め手にして志望校を選べばいいのか、悩んでいる人も少なくないだろう。
ここでは、志望校を決める際に考えるべき5つのポイントを、合格を果たした先輩たちへのアンケートによる「イマドキの傾向」と併せて紹介する。

自宅から通える大学にするか、遠方の大学で自活しながら学ぶか。時間やお金の使い方、勉強や生活のスタイルにも大きく影響する選択だ。経済状況ともよく相談して、自分の思い描く理想のキャンパスライフを実現しよう。

●経済的な理由で、あまり遠方での一人暮らしが難しかったので、自宅から通える北海道大学を選びました。(北海道大 工学部・男)

●大学に入ったら一人暮らしをしたいと考えていたため千葉や東京以外の大学にすると決めていました。(筑波大 医学群・男)

●まず、高校3年生の時に行ったオープンキャンパスでその街の雰囲気がいいなと好印象を受け、実際に大学に行ってみると校舎はきれいで学生が本当にいい大学だと言っていたので、この大学にしようと思いました。(長崎大 医学部保健学科・女)

●家の事情で県外へ出ることは難しかったため、県内の大学の中から進学先を選びました。(新潟大 医学部保健学科・女)

 自宅通学を選んだ人たちの回答には、家庭の経済的な事情をその理由とするコメントが目立った。大学生協(全国大学生協連)の調べによれば、2001年には10万円以上の仕送りを受ける下宿生は全体の6割を超えていたが、2015年までに3割台に落ち込み、仕送りの平均額はここ数年7万円台で推移している。そうした厳しい状況を受験生たちも敏感に感じ取っているということだろう。
 また、自宅・下宿の別を問わず、オープンキャンパスでの体験が志望校選びに大きな影響を与えているケースは多いようだ。オープンキャンパス見学の際は、キャンパス内の施設・設備はもちろん、キャンパス周辺の街の様子や、下宿を考えている受験生なら不動産事情などもチェックしておくといいだろう。

「キャンパスの立地」を知るためのキーワード

Keyword1
都市型と郊外型

 キャンパスの立地は「都市型」と「郊外型」に分けることができる。いわゆる都市型のキャンパスは都市部・市街地の中心近くに位置していて、交通の便がよい。周辺に商業施設が多いことも、生活のしやすさにつながるメリットだ。郊外型のキャンパスは、交通の便という点では都市型に譲るが、キャンパスが広大で施設も充実しているところが多い。
 近年では、2つに分かれていたキャンパスを都市部に集約したり、都市部に新キャンパスを設置して郊外にあった学部を移転させたりするといった動きが増加している。入学から卒業まで同じキャンパスで過ごすことの安心感や経済的メリットを、受験生や保護者にアピールする狙いもあると思われる。

Keyword2
学部と学年

 学部によってキャンパスが複数の場所に分かれている大学は多い。そのことはよく知られているが、志望校を決める際には「学年によってキャンパスの場所が変わる」ケースについても押さえておきたい。
 有名なところでは全学部生が1・2年次を駒場、3年次以降で過ごす東京大の2キャンパス制。北海道大はほぼ全学部が札幌キャンパスに集まっているが、水産学部のみ3・4年次を函館キャンパスで学ぶ形を取っている。変わったところでは、1年次を北海道・長万部での全寮制、2年次以降は東京・葛飾キャンパスに移る東京理科大基礎工学部のようなパターンもある。大学のパンフレットなどをよく読んで、自分に合ったスタイルを選ぼう。

学生寮という選択肢

 自宅を離れて遠方の大学に入学する場合、生活する場所としてぜひ選択肢に入れておきたいのが学生寮。アパートやマンションでの一人暮らしはプライバシーの保護や自由気ままさがメリットだが、学生寮には一人暮らしでは得られない魅力がある。
 学生寮のメリットの一つは何といってもコストの安さ。月額2~3万円程度で入寮できるところが多く、生活費を大きく節約できる。また、ひと口に学生寮といってもその形態には大学が設置しているものから、大学が異なる同郷人が集まる県人寮、民間で運営するものなどさまざまだ。
 特に、大学が設置する寮では国際教養大(秋田県)のこまち寮や立命館アジア太平洋大(大分県)のAPハウスなど、海外留学生と日本人学生の共同生活を積極的に行うところも多い。日本にいながらにして、海外留学のような体験ができるというわけだ。
 多様なバックグラウンドと目標をもつ学生たちとの共同生活は、卒業後の人生にとっても大きな財産になることだろう。

この記事は「螢雪時代(2017年5月号)」より転載いたしました。


蛍雪時代

螢雪時代・12月号

国公立大&難関私立大合格!のために読む雑誌

先輩合格者の「合格体験記」、ベテラン予備校講師の「科目別アドバイス」をはじめ、センター試験関連情報 や大学入試の分析&予想など、お役立ち情報満載の月刊誌。志望校・合格へあなたをサポートします。

「螢雪時代」のご案内は、こちら

どうする?いつ決める?志望校選びの“傾向と対策” 記事一覧

記事一覧に戻る

大学&入試の基礎知識 記事一覧

大学&入試の基礎知識 記事一覧に戻る

今月の入試対策

supported by螢雪時代

大学を比べる・決める

My クリップリスト

0大学 0学部 クリップ中