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志望校選び[先輩たちの5つの決め手] Point 3:入試科目と難易度

  • どうする?いつ決める?志望校選びの“傾向と対策”
  • [2017/5/12]

どんな大学へ行って何を学ぶか-大人への一歩を踏み出し、夢を実現するための大きな決断だ。いったい何を決め手にして志望校を選べばいいのか、悩んでいる人も少なくないだろう。
ここでは、志望校を決める際に考えるべき5つのポイントを、合格を果たした先輩たちへのアンケートによる「イマドキの傾向」と併せて紹介する。

【Point 1】教育内容&カリキュラム」のページでも紹介したアドミッション・ポリシーに従って設定される大学入試の科目。夢をかなえるために全力で乗り越えなければならない壁だが、評価の「幅」が広がっている最近の傾向にも注目しよう。

●やはり大学進学を考える上で偏差値は最重要視しました。入学後は特に勉強についていけないということはなく、真面目に学校に行っていればそれなりの学力はつくと感じました。(東北大 法学部 男)

●興味のある分野がいくつかあり、志望学部を1つに決められなかったので、総合入試方式が自分に合っていると思いました。また数学があまり得意ではなく、個別試験が地歴で受験できる点も大きかったです。(北海道大 法学部・男)

●もともと北大の薬学部志望でしたが、前期入試がないため、前期試験のある東北大にしました。しかし、個別試験で物理が必須であり受験できないことが判明したため、生物選択でも受験可能な九大を選びました。(高校では生物選択でした。)(九州大 薬学部・女)

●自分の得意科目を活かしたかったので、得意な三科目で受験できるところに絞って受験しました。(早稲田大 社会科学部・女)

●自分が一浪という立場も考え、問題の難易度が高すぎず得点が安定する学校を探しました。様々な大学の過去問を解いてみた結果、筑波大に決めました。(筑波大 医学部・男)

 合格難易度(センター試験の得点率や偏差値)や入試科目を慎重に検討し、悩みながら志望校を決めていく受験生たちの姿が伺える。ただ、合格難易度、特に偏差値についてはその数字の捉え方に関して誤解されているケースも少なくない。合格難易度はその集団全体のレベルによって上下する相対的な数字であり、しかも前年実績。あくまで「目安」という認識を忘れず、本当に行きたかった大学・学部をそのためにあきらめるということがないようにしたい。戦略と工夫、そして熱意によって道は開けると信じ、前に進もう。

「入試科目と難易度」を知るためのキーワード

Keyword1
センター試験

 言うまでもないことだが、国公立大学の入試はセンター試験(1次)と個別(2次)試験の組み合わせによって行われる。ここで注意しておきたいのが、センター試験全体の「圧縮配点」による1次・2次の配点比率と、センター試験の各科目の中で行われる「傾斜配点」。自分の志望校がセンター試験と2次試験の得点のどちらを重視するのか、またセンター試験でどの受験科目が有利になるのかをよく把握したうえで、入試対策に取り組むようにしたい。
 また、私立大でも約9割の大学がセンター利用入試を取り入れていることは「試験の仕組みを、まずは知っておこう!【センター試験 All About!】」のページで解説したとおり。特に難関私大のセンター利用入試は非常に高い得点率が求められる厳しい試験ではあるが、個別試験を課さない方式であればセンター試験対策に集中して取り組める利点もある。

Keyword2
推薦・AO入試

 2016年に東京大の「推薦入試」と京都大の「特色入試」、2017年には大阪大の「世界適塾入試」にお茶の水女子大の「新フンボルト入試」と、難関国立大で推薦・AO入試の導入が相次いだ。これには、従来の学力試験だけではなく、思考力や表現力などの面で突出した才能を持つ受験生を積極的に獲得することで、大学そのものの国際的な競争力を高めようとするねらいもある。
 これらの入試は、センター試験の得点率では軒並み80%以上、さらに出願要件として「科学オリンピック上位入賞」や高度な語学力を求めるなど水準が極めて高く、募集人数も少ないため、非常に「狭き門」ではあるが、“人には負けない何か“を持っている受験生なら挑戦の価値はある入試ではないだろうか。
 また、これらの入試で評価される「思考力」「表現力」といった力は、国が主導で進行している「入試改革」の流れに沿ったものでもある。今後も問われ続ける能力であることは、知っておいて損はないだろう。

英語力を活かす! 外部検定利用入試

 英検、TOEFL、TOEICといった英語の検定試験を入試に利用する大学が急増している。これを「外部検定利用入試」と呼び、従来は「読む」「聴く」の能力評価に偏重していた英語の入試問題の内容を「読む・聴く・書く・話す」の4技能に広げ、英語の運用能力をより実用的に評価できることで注目されている。
 大学や入試方式によって外部検定の利用のされ方は異なるが、例えば「英検2級」など特定の資格の保持を入試の出願資格として認めるパターンと、特定の資格をその大学の入試における英語の得点に換算するパターンの2つが代表的なものといえる。いずれも、一般入試から推薦・AOまで幅広い入試に普及が進んでいて、英語の得意な受験生にとってはチャンスとメリットが拡大する動きとして歓迎できそうだ。なお、『螢雪時代』では外部検定利用入試についての記事を連載中。ぜひチェックしていただきたい。

この記事は「螢雪時代(2017年5月号)」より転載いたしました。


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