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志望校選び[先輩たちの5つの決め手] Point 1:教育内容&カリキュラム

  • どうする?いつ決める?志望校選びの“傾向と対策”
  • [2017/5/12]

どんな大学へ行って何を学ぶか-大人への一歩を踏み出し、夢を実現するための大きな決断だ。いったい何を決め手にして志望校を選べばいいのか、悩んでいる人も少なくないだろう。
ここでは、志望校を決める際に考えるべき5つのポイントを、合格を果たした先輩たちへのアンケートによる「イマドキの傾向」と併せて紹介する。

ここからは、合格を勝ち取った先輩たちがどんなポイントを決め手にして志望校を選んだのか見ていこう。まずは、「教育内容とカリキュラム」。先輩たちは、大学にどんな学びを求めていたのだろう。

●農学部でも、特に畑や水田で実習を行える場所を求めていたため、圃場が近くにあり、なおかつ教育内容が明確で、幅広い分野が学べる大学、というところが決め手となりました。(山形大 農学部・女)

●自分がやりたいと思ったことが本当にできるかどうかを中心に考え、最終的に、活発に研究活動が行われている研究室があったことから、志望校を決めました。入学して、その研究室の教授の講義も受けていますが、本当に面白いです!(お茶の水女子大 生活科学部・女)

●研究室がしっかりしていることや親元を離れて勉学に励むことができること、そして国立大学であることなどが一番の決め手となった。入学してみると想像以上に研究レベルが高く、キャンパスライフも充実していた。(北海道大 水産学部・男)

●高校2年生の時の大学の模擬講義で知り合った先生に、国立の理系の学部で経営の勉強ができる学校を紹介していただき、さらに有名な先生を教えていただいたので、先生が紹介する先生のもとで勉強したいと考え東工大を目指しました。(東京工業大 工学部・男)

●英語とPCスキルをしっかり学ぶことができるカリキュラムが魅力的で決め手となりました。入学後すぐにそのカリキュラムにどっぷり漬かりましたが、予想以上にヘビーな内容で非常に為になったと実感しています。(関西学院大 総合政策学部・女)

 自分が学びたいこと、やりたいことは何か、という疑問に正面から向き合った結果、大学に求めていた学びと出会えた喜びが伺える。
 また、教育内容という観点とは少し異なるが、大学の「校風」に惹かれて志望したという声も少なくない。大学創設者の精神や伝統が生み出す雰囲気は「在野の精神」「自由」などと表現され、学生たちの学びの内容や方向性にも少なからず影響を与える要素と言えるだろう。
 一方、入学前にはわからない教員の指導力や学科の雰囲気に不満を持つコメントもいくつか見られた。資料だけからは得づらい情報だが、同じ大学に先輩がいればぜひ聞いておきたい。



「教育内容とカリキュラム」を知るためのキーワード

Keyword1
アドミッション・ポリシー

 大学が、学生としてどんな人物を求めているかを文章で示したもので、「入学者受け入れ方針」と訳す。すべての大学の大学案内や募集要項に必ず掲載されていて、その大学で学ぶために必要な能力と併せて、教育の方針も表現している。自分がなりたい将来像にその大学が応えてくれるかどうか知るために、必ず押さえておきたい資料だ。大学パンフレットや募集要項に載っているので、ぜひチェックしよう。

Keyword2
カリキュラム

 学期や学年ごとにどのような科目が配置されているか、あるいはどのような教員がそれらの科目を担当しているかを説明する資料で、これも大学のパンフレットやホームページで確認することができる。
 「大学進学の理由と決断のタイミング」で見たアンケート結果からもわかるように、自分のやりたいこと・学びたいことがはっきりと決まっていない人は志望校決定時点でも少なくない。そうした人にとっては、1年次にいきなり専門科目に入るのではなく、教養課程などで幅広い学力を身につけながら、2年次以降の方向性を検討できるカリキュラムのある大学・学部をおすすめしたい。

Keyword3
オープンコースウェア

 十数年前から、「知の集積」を社会に還元するための試みとして、学内で実際に行われている講義の動画やそれに関連する資料をインターネット上で無償提供・公開する動きが米国の大学で始まった。これを「オープンコースウェア(Open Course Ware, OCW)」と呼び、日本でも多くの大学が取り組んでいる。さまざまな事情から大学で学ぶことができない人々にとって、大きな恩恵と言えるだろう。
 ※上智大学の例 リンクはこちら
 と同時に、その大学でどんな先生がどんな内容の講義をしているのか、生の姿を見ることができるこれらのサービスは、志望校選びに悩むみなさんにとっても大変役に立つ参考資料だ。

「学部横断型教育プログラム」に注目!

 近年、大学における新しい教育の形として広がりを見せているのが「学部横断型プログラム」。
 従来の学部単位での教育では、高い専門性によってすぐれた研究者や技術者を育てることができていた一方、学生が実社会に出た際の対応能力や国際的な競争力という面で課題が残っていた。そこで、学部・学科とは別に「グローバル教養」「ビジネススキル」などのテーマで幅広く学ぶ場を与えてくれるのがこうした教育プログラムだ。自分の専門分野には自信があるものの就職が不安…という学生だけでなく、幅広い分野をぜいたくに学びたい人にも興味深い選択肢と言えるだろう。

この記事は「螢雪時代(2017年5月号)」より転載いたしました。


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