page_top

“大学に会いに”出かけよう! 訪問時に大学を見定めるポイントを紹介!

  • [自分に合う大学を探しに]夏だ!大学に行ってみよう!

大学には個性がある。それが自分に合うかどうかは
実際に大学を訪問してみないとわかりにくい。
だから、“大学に会いに”出かけよう!
ここで大学訪問のための方法と、訪問時に大学を見定めるポイントを紹介したい。

直接会わずに相手を決めるの?

 大学に入れば、少なくとも4年間はその中で生活をおくる。もし入学後に「雰囲気が自分に合わない」「学びたいことがなかった」と知ったら…その大学生活は、とても有意義とは言えないものになるだろう。時間、そして学費も、相当に支出するので、自分にとって価値のある大学を選んで入学してほしい。
 そのためには、事前に“大学に会う”ことだ。中に入って雰囲気を肌で感じること。そこで生活をおくる学生、先生、職員といった人たちの印象はどうだろうか。いくつかの大学を訪れることで、各大学の性格が見えてくるはずだ。
 大学は、高校生には未知の組織。知らないことが多くて当たり前。相手を知るには、直接会って話すのがいちばん。知らないこと、聞きたいことは、大学の中の人たちに尋ねればいい。
 貴重な4年間(6年間)を一緒に過ごす相手を、一度も会わずして決めてしまうのはリスキーと言えないだろうか。入学してから“性格の不一致”を感じてしまったら、後戻りするのは非常に難しい。
 大学も受験生に自身のことを知ってもらいたい。だから大学は、そのための機会を設けている。その機会について、解説していこう。皆さんは遠慮せずにその機会を利用して、大学の“ 素顔” をとらえてから、出願する大学について考えてほしい。



大学を体感する主な機会

 大学の中身をよく知った上で入学してもらいたい。そう願って大学は、受験生の訪問の機会を用意している。その機会をどのように利用すればよいのか。ここで解説しよう。

※大学によって、その有無は異なり、また、その中身も異なります。
※申込方法(個人申込なのか高校を通じた申込なのか)、開催日時、参加条件、費用について大学ホームページや電話などでしっかり確認しましょう。

オープンキャンパス

夏に開催本格化!
内容盛りだくさん!

一般的な内容は、大学の学びに触れられる模擬授業や、施設見学、学食体験など盛りだくさん。1日で大学を満喫できるイベントだ。高1・高2の段階ですでに参加したことのある人もいるはず。高校の夏休み中に開催が本格化する。他の高校生も多く参加するので、もっとも参加しやすい機会といえる。学生や教職員との交流の場を用意してくれていることが多いので、年上の人に話しかけにくい人にはありがたい機会と言えるだろう。

キャンパスツアー

学生目線のガイドに
親近感!

主に学生がガイド役になり、大学の主要な場所を紹介してくれる。大学をよく知っている学生ガイドだからこそ話せる内容を聞けるのが特徴。歳が近いので、話しやすいし、学生も高校生の気持ちに沿ったガイドをしてくれる。質問対応の時間もあるが、ガイドの過程でも質問に答えてくれるだろう。わからないことは何でも聞いてみよう。受付は、個人申込みが可能な場合と高校単位での申込みが必要な場合とがある。参加希望者は申込み方法や開催日時をよく確認すること。

自由見学

好きな時に
大学を感じたいなら

基本的に大学は社会に対して開かれた場所。開門時にキャンパスを見学するのは自由だ。イベントのある日に訪問できない人は、自分の都合の良い日にぜひ足を運んでもらいたい。新しい発見があるはずだし、受験勉強のヤル気もわいてくる。事前に調べて、大学内の名所を回ってみよう。中でも大学博物館はオススメ! 大学の歴史や研究の成果がよくわかるからだ。入試広報の窓口がオープンしていれば、立ち寄って情報収集を。

公開講座

高校生向けの
講座が増加傾向

大学は、一般市民を対象に公開講座を行っている。「高校生も参加可」とする講座もあれば、最近では、高校生を対象とした講座も増えている。たとえば、東京大学教養学部の「高校生のための金曜特別講座」(入場無料・申し込み不要)などがある。これは、大学での学びを知った上で進学を考えてほしい、といった願いから大学が行っているもの。志望大学のホームページなどで、講座の有無や申込方法などをチェックしてみよう。

入試広報窓口への訪問

疑問や不明点は
ここで解決

「入試センター」「入試広報課」など名称は異なるが、大学には受験生向けのインフォメーション・スペースが設けられていることが多い。そこでは、入試担当職員から入試情報のほか、その大学に関する様々な情報提供を受けられる。大学で学びたいことのイメージを伝えれば、それに合った学部・学科や先生などを教えてくれるだろう。関連資料と併せて大学グッズをお土産にくれる場合もある。事前に開館時間を確認して訪れてみよう。


大学を訪れる前の準備

 限られた時間で多くのものを得るには、事前の準備が欠かせない。
 大学訪問のための予習の仕方、そして訪問時の主なチェックポイントをここにまとめた。

大学への行き方の確認

公共交通機関を利用するなら、電車やバスの路線の確認を。はじめて利用する路線の乗り継ぎなどは難しいもの。大学までのルートの確認は、入試当日に試験会場へ行くための練習にもなる。土地勘のない遠方の大学に行く場合は、迷って時間を無駄にしないように、事前に移動のシミュレーションを。

学びたいことを考える

大学でどんなことを学びたいか、そのイメージを漠然とでもよいので、思い描いておくこと。まだはっきりしなければ、自分が好きなことは何かと考えてみよう。それに合った学部学科、または授業があるかを訪問時に確認してもらいたい。自分の希望を大学職員に伝えられるように、考えをまとめておこう。

学部・学科を確認

大学ホームページや「大学案内」の冊子で、ざっと訪問大学の学部・学科構成を確認。文系学部(理系学部)だけか、文系・理系の両方の学部があるのか、単一学部か。学部構成の違いで、大学の雰囲気は大きく変わる。入学後、どういう学部の人たちと交流することになるかをイメージしながら確認を。

不明点、心配事を明確に

大学について「何がわかっていないか」を確認。大学での学びについてはもちろん、通学、住まいや食事のほか、お金に関することも気になるところ。そうした点から大学に聞きたいことを事前に決めておく。せっかく訪問するのだから、ささいなことでも質問をして疑問を解決できるように準備しておこう。


質問するならこの点を
大学職員に確認してほしい ポイント 10

 大学訪問時にどんな質問をしてよいかわからない人は、以下の点について聞いてみよう。これらが不明のまま入学したら後悔するかもしれない。

①1年次の教育について

大学の教育にスムーズに対応するために

②その大学ならではの教育の特長

教育にどれだけ力を入れているかを知る

③学生寮や下宿の費用について

生活費を把握し、生活スタイルを考える

④入学金や学費以外にかかる費用について

1年間の支出を正確に計算するために

⑤奨学金の制度について

経済的支援を受けるなら、その条件を確認

⑥自分に合う学部学科について

興味や夢を伝えて、それに合った学部学科を知る

⑦取得できる資格について

希望の資格を必ず取得できるかどうかを確認

⑧就職サポートについて

社会に出る準備をどこまでサポートしてくれるか

⑨学生の進学率、就職率 主な就職先企業・組織

就職サポートのこれまでの実績を知るために

⑩留学制度について

希望の留学ができるか、制度の種類を確認


大学訪問時のチェックポイント

 大学に行ったら、ここを見てもらいたい。大学の個性をつかむ上で大事なチェックポイントをまとめた。
 これらの中から自分が「 いいな」と思える部分を発見してほしい。

CHECK POINT:通学時の負担

事前にチェックしていたルートを実際に移動しながら確認をする。実際に歩いてみないとわからないことも多い。乗り継ぎ、混雑具合、駅からの道順、移動時間、立地などは、どうだろうか。通学する時の負担も考えながら、大学に向かおう。通学はほぼ毎日なので、その負担は少ないほうがよい。キャンパスの周辺の様子も、通学の安全性や生活の利便性などの点から確認をしておきたい。

CHECK POINT:学生の雰囲気

入学すれば部活やサークルなどで関わる先輩たちだ。どういう人たちがいるのか、周りを見渡してみよう。休憩時間を過ごす様子、教室の窓から見える授業時の様子はどうだろうか。さらによく知るために、少し勇気を出して、大学について質問してみよう。だいたいの学生が、いろいろ教えてくれるはずだ。学生の印象は、大学によって違うもの。いくつかの大学をまわって、その違いを感じてほしい。

CHECK POINT:先生や職員の印象

オープンキャンパスなどのイベントには、教職員と交流する機会がある。その際の印象を大事にしてもらいたい。大学側の説明を一方的に聞いているだけでは、その素顔は見えにくいもの。せっかくの機会なので、遠慮しないで、いろいろと質問をしてみよう。その際の態度はどうか。先生や職員の人たちは、入学後にいちばんお世話になる人たち。その印象次第で、大学の印象も大きく変わるものだ。

CHECK POINT:大学の建物・名所

大学には、古い建物もあれば、近代的な建物もある。建物は大学の“顔”とも言える。それらが集まったキャンパスの雰囲気は、どうだろうか。好みに合うだろうか。東京大学の安田講堂、早稲田大学の大隈講堂といった、その大学の“ 顔” とも言える建物を目にして感動し、「この大学に入りたい」と思った学生は多い。その大学の歴史を語る上で欠かせない建物がある。そうした建物や、キャンパス内の名所を見て回って、その大学らしさを感じとってもらいたい。

CHECK POINT:学食のメニューや値段

健康の維持につながる食事面もチェック。入学したら頻繁に利用する学食。そこにどんなメニューがあるのか見ておこう。自分の好みに合っているだろうか。それを確かめるために、訪問時に実際に学食で食事をしてみよう。また、値段も見ておき、毎月どれくらいの食費がかかるかも計算しておきたい。弁当持参で通学したい人は、弁当が食べられるスペースがあるかも確認しておくとよいだろう。


この記事は「螢雪時代(2016年8月号)」より転載いたしました。


蛍雪時代

螢雪時代・9月号

国公立大&難関私立大合格!のために読む雑誌

先輩合格者の「合格体験記」、ベテラン予備校講師の「科目別アドバイス」をはじめ、センター試験関連情報 や大学入試の分析&予想など、お役立ち情報満載の月刊誌。志望校・合格へあなたをサポートします。

「螢雪時代」のご案内は、こちら

[自分に合う大学を探しに]夏だ!大学に行ってみよう! 記事一覧

大学トレンド 記事一覧

大学を比べる・決める

My クリップリスト

0大学 0学部 クリップ中