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書類審査

  • 2015年 推薦・AO入試の基礎知識
  • [2015/6/1]

推薦入試とAO入試は、両方合わせて大学入学者の4割以上を占める、受験生にとってひとつ目のヤマ場だ。
2016年度は、東京大が「推薦入試」、京都大が「特色入試」を新規実施し、センター試験を課す方式が増えるなど、国公立大で変更が目立つ。
推薦・AO入試がどう行われるのか、概略を押さえ、早めの対策に役立てよう!


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書類審査

 志望校の前年度入試の『評定平均値』を調べよう。そして、3年1学期の中間・期末テストで高得点を取り、指定基準を超えよう!!

「調査書」は学業成績、出欠の記録などを記載

 書類審査は、推薦入試やAO入試の第一関門だ。審査は「調査書」「推薦書」「志望理由書」「活動報告書」などについて行われる。これらの書類の中でも、「調査書」は最も基本となり、不可欠のものである。
 「調査書」の様式・内容は、文部科学省の指定によって一律だ。下に示したのは、その現物(A4判2ページ。縮小版)で、記入例は2016年度入試受験用のモデル。全教科の科目名や単位数が、新課程のものになっている。
 高校3年間の学習記録が左ページに、生活記録が右ページに記載されるようになっている。学習記録は「各教科の学習記録」「各教科・科目等の評定平均値」「全体の評定平均値」「学習成績概評」など。生活記録は「出欠の記録」「特別活動の記録」「指導上参考となる諸事項」「総合的な学習の時間の内容・評価」「備考」などである。
 推薦書の様式・内容は、大学によってさまざま。内容は推薦理由、人物評価、学業や課外活動の所見などとなっている。

図表7●調査書(2016年新課程入試用)

「調査書」では学業成績が最重視される

図表8 ● 各教科&全体の評定平均値の算出例

 「調査書」の記載事項で最も重視されるのは「全体の評定平均値」と「学習成績概評」。出願条件として、いずれかの基準を設けている大学・学部等が多く、さらに特定教科の評定平均値について基準を設けるケースもある。
 「全体の評定平均値」は全教科・科目の成績を加えて合計数を出し、その数を科目数で割ったもの。図表8に、図表7の「調査書」について「全体の評定平均値」の計算例を示した。
 「学習成績概評」は、全体の評定平均値をA~Eの5段階に区分して示したもの。「A=5.0~4.3、B=4.2 ~ 3.5、C=3.4 ~ 2.7、D=2.6 ~ 1.9、E= 1.8 以下」となっている。
 いずれも、現役生は1年次から3年次の1学期または前期まで、浪人生は3学期または後期までの成績が記入されることになる。

志望大学の「成績基準」の確認と「中間評定平均値」の計算

 「全体の評定平均値」や「学習成績概評」の成績基準は、大学・学部等によってさまざまだ。おおよそ、国公立大は「全体の評定平均値」「学習成績概評」のいずれかで基準を設け、前者は「4.0以上」、後者は「B段階以上」が多い。また、私立大は「全体の評定平均値」で基準を設け、「3.2 以上」が多い。
 そこで、進路指導室の入試資料などで、自分の志望大学・学部等の成績基準がどうなっているかを調べてみよう。調べ終わったら、この時点(2年次まで)における自分の評定平均値(いわゆる「中間評定平均値」)を計算してみよう。その数値が志望大学・学部等の基準値に足りなければ、1学期(または前期)の中間・期末テストでがんばってクリアしなければならない。

「全体の評定平均値」と合格率には高い相関がある

 図表9は、ある私立大の「全体の評定平均値別の合格率」を示したものだ。出願条件の評定平均値は3.5 以上。このグラフから、「全体の評定平均値」が高いほど合格率も高いことが一目瞭然で、両者の間には高い相関があるといえる。
 しかし、グラフをよく見ると、4.6 のグループの合格率が、4.5 のグループの合格率より低かったり、4.7 でも不合格者がいたりする。また、3.6 でも合格者が出ているなど、バラツキもある。評定平均値が高いからといって、それだけで安心とはいえないのだ。
 さらに目を引くのは、基準は「3.5 以上」だが、実際には3.5 での合格者数がゼロであることだ。この事実を考えれば、実際の出願では基準の数値より0.2~0.3以上の余裕を持つようにしたいものである。





この記事は「蛍雪時代(2015年6月号)」より転載いたしました。


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