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面接対策

「面接は苦手」という人は多いかもしれない。スラスラと答えることが大事なのではなく、自分の熱意やアピールポイントをしっかり伝えることが大事。何度も練習して、自信をもって臨もう。

チェックポイントその1:
1対1だけじゃない!面接にはいろんな形式がある!

グループディスカッションや口頭試問、プレゼンテーションは入試要項に書かれていることが多い。
各大学の前年度情報は「面接の実態レポート」や「合格体験記」を参考にしてほしい。


[特徴]面接者数名(2~4名が多い)が交互に質問する。幅広く質問をされることも。時間は10~20分が一般的。このパターンがもっとも多い。
[注意点]回答するときは、その質問をしてきた面接者を見て答えよう。質問者以外の面接者が受け答えの様子を見ているので、細かい所作にも気をつけたい。


[特徴]志望理由や調査書の内容などの定番質問が多い。時間は5~10分が平均。大きな会場で複数の組を同時に行う場合もある。
[注意点]圧迫感の少ない対話のような面接だが、油断せず常に姿勢を正して挑もう。


[特徴]面接者2~3名程度、受験生3~6名程度。時間が長いが一人あたりの回答時間は5~10分程度。各受験生に自己紹介をさせ、共通の質問をした後、一人ひとりに質問をするのが一般的。
[注意点]自分と同じ意見を他の受験生に先に言われても、別の表現にするなどして対応したい。他の受験生の応答もよく聞いて、うなずくなどすることで協調性もアピールしよう。




[特徴]5~10名ほどのグループで、与えられたテーマについて討論する。テーマは学部に関連する事項や時事問題などさまざま。一人ひとりの意欲や人間性、考え方、知識量、協調性などが判定される。時間は30~40分程度。1時間以上になる場合もある。
[注意点]「言い負かせば勝ち」ではないので要注意。見られているのは集団で議論する適性だ。大切なのは3点。①賛成や反対など立場を明確にすること、②論理的かつテーマからそれずに意見を言うこと、③他人の意見を尊重することだ。自分の意見を言うときは①②、他人に対して反対意見などを言うときは②③に注意しよう。




[特徴]面接室で問題を解かせたり、定理や公式を口頭で説明させたりする。国公立大の理・工・農学系統や医療系統に多い。工学部では定番だ。国語や英語では課題文を黙読後、その内容について質問、数学や理科では黒板で問題を解かせて説明させたりする。理系では、その場で実験をさせることも。
[注意点]質問には、的確にわかりやすく答えること。基礎的な問題が多いので、教科書程度の内容はしっかり押さえておこう。ただし、最近はかなり深くまで質問されることもある。志望学科に関連する新書などを読んでおきたい。


[特徴]あらかじめテーマと準備期間が与えられ、資料を作り、面接者の前で発表するのがオーソドックス。時間は5~15分が多く、さらに内容について質問を受ける。テーマは自己PRや高校での活動実績などさまざまで、大学から研究課題を与えられることもある。
[注意点]資料を読むだけのプレゼンはNG。説明に必要なポイントだけを暗記して、自分の言葉で、前を向いて、堂々と話そう。これだけでもプレゼンの見栄えはかなり良くなる。


チェックポイントその2:
質問をとおして見られているのは?評価のポイントはここだ!

 次に面接が何なのかを理解しよう。面接は漠然と合格・不合格を決めるわけではない。面接者の手元には「評価シート」があり、質問を通して項目ごとに評価をつけている。その総合評価で合否の明暗が分かれるわけだ。それでは面接者は、質問に対する回答から何を見ているのだろうか。大きなポイントは次の4つだ。

《大学が評価する4つのポイント》
[意欲]
・志望理由
・将来の展望 など

[社会性]
・コミュニケーション能力
・協調性 など

[適性]
・各分野に関する基礎知識
・各分野で求められる素養 など

[人間性]
・受け答えの態度、マナー
・積極性、向上心 など


チェックポイントその3:
必ず聞かれる「志望理由」!深く掘り下げて、しっかり準備!

 面接で必ずと言っていいほど聞かれる最重要項目が「志望理由」。実際の面接では、この回答に対してさらに深い質問が来ることを覚悟しておこう。そのため志望理由については、普段から自問自答を繰り返し、深く掘り下げて考えておかなければならない。

志望理由を深める「過去 現在 将来」のステップ!

志望理由:「福祉学を学びたい!」

[過去]どうして、この学問を学びたいのか
[例]
●病気になった祖母を看病したときに、もっと力になってあげたいと思ったから。
●ボランティア活動で老人ホームを訪れ、お年寄りの方々と触れ合った際に、福祉のあり方に興味を持ったから。

[現在]なぜ、この大学・学部・学科を志望したのか
[例]
●福祉施設や病院を付属施設として持ち、さまざまな実習授業が用意されている大学だから。
●福祉の専門科目だけでなく、視野を広げられるように他学部の講義も履修できるカリキュラムがあったから。

[将来]大学を卒業した後に何をしたいのか
[例]
●医学にもある程度精通し、病院のなかでチーム医療の一員として活躍できる社会福祉士になりたい。 ●福祉の可能性をさらに広げて考えるため、大学院に進学して福祉の研究をしたい。

 志望理由は「過去→現在→将来」の流れで説明できるようにしておこう。「この分野を志望したきっかけ」→「そのために高校時代に何をしてきたか」→「これから大学でより深く何を学びたいか」→「大学卒業後の展望」といったように、過去から将来へ向かって組み立てる。シンプルで一貫性を持ったストーリーになるようにしよう。
 また、志望理由でもう1つ重要なポイントは、「その大学の特長と関連づけること」。大学でやりたいことが他の大学でもできるのであれば、志望理由として弱い。①大学のパンフレットやHP、②アドミッションポリシー、③オープンキャンパスなどからその大学の特長を理解し、志望理由に結び付けて答えられるようにしておこう。


チェックポイントその4:
超大切!模擬面接!何度も練習して実践力を磨け!

 面接対策の最終仕上げは、本番を想定した「模擬面接」。模擬面接は、返答内容だけでなく、突っ込んだ質問への対応、態度、マナーなどを総合的にチェックしてもらうためにも欠かせない。
 担任の先生や進路指導の先生、各教科の先生(できれば志望分野に近い教科の先生)に模擬面接をしてもらおう。いつも接して慣れている先生からスタートして、その後は、あまり面識のない先生にお願いするとよい。
 模擬面接には反復が重要だ。何度やっても先生から志望理由の弱さを指摘されるかもしれない。自分の頭の中ではわかりやすいと思っていた内容でも、意外と他人には伝わりづらいものだ。模擬面接が繰り返し必要なのはそのためだ。

これは見逃せない!面接力をグッと上げる秘訣

【好印象を与えるコツ】
◎短く簡潔に、わかりやすく答える
⇒ただし、間を取りながら。長い回答は丸暗記の印象を与える。
◎話題には必ず具体性を持たせる
「具体的には~」と、経験に裏打ちされた話に。
◎回答は自分の言葉で
⇒話すポイントは箇条書きのイメージで覚え、状況に 即して自分の言葉で話す。
◎挨拶や返事は大きな声で
⇒快活な応答に対して評価を下げる人はいない。

【面接中のOK & NG】
◎緊張してもOK
⇒「緊張しています」と表明してもよい。
◎質問を聞き直すのはOK
「もう一度お願いします」などと丁寧に。
◎答えられない質問は、「わかりません」と答えてOK
⇒適当な回答、ごまかしは必ず後でほころぶ。わからないときには「勉強不足でした」と素直に伝える。
◎各質問の回答が同じようになってもOK
⇒「 先ほども申し上げましたが…」と繰り返せばよい。
◎入学後の遊びにつながる意欲はNG
⇒資格取得や勉学、幅広い交友につながるサークルへの興味があればアピールしてもよい。
◎口癖、流行語を口にするのはNG
⇒友だちとの会話ではないことを忘れずに。

【ここで差がつく!】
◎目を泳がせない、眉間にしわを寄せない
⇒泳ぐ目は暗唱している印象にもなりかねない。視線は面接者の目からのど元までの間に固定しよう。質問や指摘に対して眉間にしわを寄せると、不理解、不機嫌な態度を示すことにも。
◎質問の意図をきちんと理解する
⇒「問われていること」に答えるように。
◎オープンキャンパスに参加する
⇒大学の特長を理解し、志望理由として話せるように。
◎自分の意見の反対意見を押さえておく
⇒反対意見を押さえた上で、自らの意見を持つように。
◎提出書類と面接の回答で矛盾がないように
⇒書類はコピーし、記述内容はよく調べておくこと。
◎書類提出後に考えが変わったら面接でそう伝える
⇒自分でよく調べ、考えたことの証となる。


チェックポイントその5:
よく聞かれる質問はコレ!自分をアピールできる回答を!

 面接の質問パターンは大きく3つに分類できる。右に示した通り、一般的な「共通質問」、各学部系統ならではの「系統別質問」、「口頭試問」の3つだ。下には、多くの大学の面接で広く問われている共通質問の例を示した。
 各質問の表現や言い回しは大学・学部によってもちろん異なるが、その本質は変わらない。これらの質問は頻出することがわかっているだけに、回答については一度、じっくり自問自答して考え、まとめておくことが必要だ。
 なお、「面接の実態レポート」では、各大学の面接内容を一覧で示した。志望校や類似の学部系統の過去の質問から質問内容を予測し、あらかじめ、ある程度回答を考えておこう。
 ただし回答を丸暗記しないこと。中心となるキーワードを覚えておくくらいがいいだろう。

面接の質問パターン

◆ 共通質問
学部系統に関係のない一般的な質問。志望理由をはじめ大学生活への抱負、高校生活の思い出、勉強、興味・関心事などが多い。

◆ 系統別質問
学部系統、学科・専攻に関する質問。たとえば、教員養成系学部での「いじめ」に関する質問や、看護学系統での「地域医療」に関する質問など。

◆ 口頭試問
問題をその場で解いたり、定理などの説明を求められたりする。実施の有無は、ほとんどの場合、事前に発表されている。

よく聞かれる共通質問の例

受験 関連
◎なぜ本学を志望したのか
◎なぜ、この学部・学科を志望したのか
◎志望理由書の内容
◎小論文、筆記試験の出来具合
◎オープンキャンパスには参加したか
◎なぜ推薦入試またはAO入試を受験したのか
◎合格したら入学まで何をするのか
◎本学の魅力
◎本学をどのようにして知ったか
◎本学のホームページを見たか

大学生活 関連
◎大学入学後、勉強したい科目
◎大学入学後に勉強以外でやりたいこと
◎大学と高校の勉強はどう違うか
◎どのような大学生活を送りたいか
◎大学卒業後に何をしたいのか
◎留学に興味があるか

高校 関連
◎得意科目・苦手科目とその理由
◎部活動で苦労したこと
◎部活動と勉強の両立の方法
◎高校時代の思い出
◎高校時代にいちばんがんばったこと

興味 関連
◎最近の気になるニュースとその理由
◎最近読んだ本とその感想
◎好きな本や映画
◎趣味・特技
◎将来の夢

自分 関連
◎自分の長所・短所
◎壁にぶつかったとき、どのように乗り越えたか
◎これだけは、だれにも負けないと思うこと
◎座右の銘


チェックポイントその6:
前を向いて堂々と!礼儀作法はしっかりしよう!


まずは身なりを確認しよう!
標準的な服装を心がけよう。
表情がよく伝わるよう、前髪はまとめておく。
面接をする先生方に不快感を与えない、清潔な身なりで面接に挑もう。

これはNG
・茶髪、パーマ
・無精ひげ
・ピアス、化粧

面接シミュレーション

※以下に示すのは一般的な面接の流れ。試験当日は面接者や係員の指示に従うこと。

[1]
控室での雑談は厳禁。
入室前から気を引き締める。
名前が呼ばれたら大きな声で「はい」と返事をしよう。


[2]
面接室のドアを3 回ノック。 「どうぞ」と言われたらドアを開けて「失礼します」。


[3]
入室をしたら「よろしくお願いします」と一礼し、受験票などを両手で渡す。


[4]
イスの横に立ち、面接者からの指示があってから着席する。


[5]
背筋を伸ばし、あごを軽く引く。


[6]
視線は話をしている面接者の目線かそれより少し下に。
質問にはハキハキと答えよう。


[7]
面接の終了を告げられたら起立する。
イスの横に立ち、「ありがとうございました」と一礼しよう。


[8]
ドアの前まで進み、面接者に向き直して、「失礼します」と一礼してから静かに退室する。

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