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小論文とは

◎志望校の出題傾向をチェック!
◎学科関連テーマ、社会トピックスには常に敏感に!
◎問われたことに答えることが重要! 論理構成は明確に!

小論文の問題タイプは、大きく5つに分けられる!

 ひとくちに小論文といっても、大学・学部によって問題のタイプはさまざまだが、以下の『小論文5つの問題タイプ』に示したように、大きく5つに分けられる。
 国公立大では主に、課題論述型と文章読解型の2つのタイプの出題が多く、理系では加えて教科密着型も目立つ。学部・学科の専門分野に関する課題文が英語長文で課されるようなケースも少なくない。一方、私立大は課題論述型と文章読解型が多い。例年、問題のタイプは同じものが続く傾向が見られる。タイプ別に、押さえておくべき解答のポイントがあるので、志望校の問題は要チェックだ。
 志望理由書や推薦書などの提出が求められる推薦入試やAO入試で大学受験をするからには、当然、そこで学ぶ学問への興味・関心や理解、一定の知識や考え方があるべきだ。そこで大学は、学問分野への適性や理解、基礎学力の有無を、提出書類や面接など各選考で見ていくのだが、それがもっともダイレクトに表れる選考が小論文だ。学問分野への適性はもちろん、記述の論理構成や用語の使い方などからは、基礎学力も見られることになる。

小論文 5つの問題タイプ

●課題論述型
内容:与えられたテーマについて自分の意見を述べる
対策:提示されるのはテーマだけというシンプルなパターンであるがゆえに、事前知識の有無で大きく差がつく

●文章読解型
内容:課題文が提示され、文章を要約したり、関連テーマについて論述
対策:ヒントになる課題文はあるものの、課題文を読み解く力も問われる

●資料分析型
内容:資料やグラフなどから分析される結果を要約したり、結果について論述
対策:分析の着眼点が重要。複数の資料を横断的に分析させられる場合もある

●教科密着型
内容:特定教科の能力を問う問題であるとともに、テーマについて論述
対策:日々の勉強が何よりも大切。加えて論述力も問われる

●その他
内容・対策:上記に当てはまらないタイプ、または、上記の複合タイプなど


出題されるテーマはさまざま。6~9月前後のニュースに注意!

 小論文で出される問題のテーマは大きく、学科関連テーマと社会トピックスの2つに分けられる。
 学科関連テーマは、たとえば「社会学系の学科でSNS関連の問題」「経済学系の学科でマイナス金利」「工学系の学科で地球温暖化問題」など、学部・学科の特性に応じたテーマだ。大学での学びに直結するテーマについて、受験生の理解度や考え方、適性などが問われることとなる。
 一方、社会トピックスは、国内外を問わず話題となっているニュースや、社会的に関心の高い話題をテーマにするもので、たとえば「働き方改革」「小学校の英語教育」「人工知能」「格差社会」「南北朝鮮」などだ。学部・学科に応じたニュースやトピックスの出題はもちろん、一見関係のなさそうな学部・学科での出題も多い。社会の課題に対する問題意識や、批判力、感性が問われることとなる。
 いずれのテーマが出題されるにせよ、事前知識の有無は、問題を見たときのプレッシャー度や実際の解答内容の差につながりかねない。学科関連テーマに関しては、志望校の過去問だけではなく、同系統の他大学の過去問も参考にしてテーマをピックアップし、用語解説の本や新書などの関連書籍で調べることが大切だ。新聞に毎日、目を通すだけでも、社会の出来事の大小、トレンドなども自然と身につくはずだ。重要なのは、調べるだけではなく、そのテーマについて自分なりに考え、自分なりの意見を持っておくことだ。
 例年、夏休みとその前後である6~9月あたりに新聞などで取り上げられたテーマやトピックスの出題が目につくので、これからの時期のニュースには要注意だ。


「問われたことに答えること」が、小論文解答では極めて重要!

 以下の『小論文で典型的な論述の設問例』は小論文の主な設問例だ。小論文の解答作成時に気をつけるべき重要なポイントは「問われたことに答えること」だ。
 たとえば「課題文の作者の意見をまとめなさい」と問われているのに、「自分の意見」を述べてはいけない。「あなたの意見を述べなさい」と問われたら、どこかのだれかの意見を書いてはいけない。同様に「資料から読み取れること」を書くべきところで、資料には出ていない自分の知識を書いてしまうのもNGだ。これらのことは当たり前に思えるだろうが、意外と間違えてしまいがちな落とし穴だ。
 下の図表は、小論文の採点表の例だ。
 ②内容性・③論理能力がもっとも重視され各28点もある。自分の意見を論理的かつ、オリジナリティあるものにして、明確に記述することができれば高得点につながる。一方で、漢字や仮名遣いは配点がもっとも低いとはいえ、12点もある。日常学習を大切にする理由はここにもある。
 小論文の評価方法は大学・学部によって異なるものの、主に①参考程度、②点数化、③段階評価、④点数化しないが重視、の大きく4つだ。②の点数化が圧倒的に多く、③がこれに次ぐ。
 小論文対策では付け焼刃は通用しない。日頃から各種テーマやトピックスに問題意識や意見を持っているかどうか、受験生の課題意識や思考力、表現力などの総合力が試されるのが小論文だ。

小論文で典型的な論述の設問例

①「◯◯」についてあなたの意見を述べなさい

②課題文の作者の意見を要約しなさい

③課題文の作者の意見を要約した上で、それに対するあなたの意見を述べなさい

④資料から読み取れることを書きなさい

⑤資料から読み取れることを指摘した上で、あなたの意見を述べなさい

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