日本医科大学・医学部に合格・入学した先輩(N・Cさん)の年間学習の足跡と『高校3年の1学期の主な学習内容』
日本医科大学 医学部 [入試種別:一般入試]
N・Cさん
女子 (出身高校:東京都・私立高校 /現役)
・受験した大学:慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学、昭和大学、東京医科大学、東京女子医科大学、杏林大学、近畿大学
・合格した大学:日本医科大学、順天堂大学、東京医科大学、東京女子医科大学、杏林大学、近畿大学
・第一志望:日本医科大学
・第一志望を選んだ理由:実家から通いやすい。国家試験合格率が高い。自由な校風。定員すべてを一般入試で採ること。
・志望校選びで優先した条件:実家から通えること。国家試験の合格率が高いこと。4科目で受験できること。
医学部(医学科)に合格された先輩大学生の合格体験記をお届けします。
今回は、春(1学期)の学習内容・学習ポイントについて伺いました。
ぜひ、参考にしてみてください。 【パスナビ編集部】
●それぞれの学習を本格的に進めた時期は…?
・第一志望校の過去問:11月半ばから5年分を解きました。
夏休みに一度「力試し」で解きましたが、本格的に対策し始めたのは11月半ばからです。問題集を完璧にし、知識も定着しつつあるこの時期にやることで効率よく形式に慣れることができました。
・併願校の過去問:11月半ばから1~2年分を解きました。
問題集を完璧にし、知識も定着しつつあるこの時期にやることで効率よく形式に慣れることができました。
・センター試験の過去問:夏休みからコツコツやっていました。
センターの過去問は基本的な問題がつまっているので、早いうちからやることで、基礎の確認を適宜できて良いです。
・面接対策:12月終わりの時期。
早いうちからやる必要はないです。一番大切なのは筆記試験で点数を取れるようにすることなので、まずはしっかり勉強。直前期に各大学のパンフレットを読んで、1次試験の合格発表があってから練習をするのでも十分に間に合います。私は2次試験前日に親に模擬面接をしてもらいました。
・小論文対策:ほとんどしていません。
もともと文章を書くのが得意だったので、日々医療系のニュースに注目しておく…くらいしかしていませんでした。2次試験前日に各大学の小論文の過去問を見て、「どのようなことが質問されたのか」だけはチェックしていました。
◎センター試験の受験科目と得点は…?
・センター試験での受験科目:英語、数学IA、数学IIB、化学、生物
・受験した中での得意科目:英語
・受験した中での不得意科目:数学IIB
・センター試験の得点(自己採点結果):543点/600点満点
●受験期に受けた模擬試験の結果は…?

●高3の1学期の主な学習内容は…?
・[英語]
登下校の電車の中で英単語を覚えた。
予備校の教材の音読を毎日した。
・[数学]
学校教材の問題集を演習。新しく習った内容を定着させた。
「青チャート(チャート式基礎からの数学IA、IIB、III)」を演習。解けなかった問題は自力で解けるまで何度も演習した。
・[化学]
「リードα化学」「化学重要問題集」の基本~標準問題を解いた。
・[生物]
「リードα生物」「生物-理系標準問題集」の基本~標準問題を解いた。
・理科の暗記事項は、問題集に出てくるたびに A5のルーズリーフファイルにまとめた。
◎高3の1学期の学習を振り返って思うことは…?
絶対に現役で合格したい…と強く思っていたため、4月から気を引きしめ受験生らしく過ごした。学校帰りは塾の自習室で5時間、休日は朝早く起きて1日中勉強した。
やっておいて良かったことは、理科の基礎固め。問題集の中から基本・標準問題を抜き出して解いた。少しでも疑問に思ったことは、すぐに調べるか 先生に質問した。暗記事項は問題集で出てきたら、その都度 A5のルーズリーフファイルにまとめた。このファイルは入試直前期や試験本番前にも役立った。
やっておけば良かったことは特にない。この時期に理科に関しては応用問題を一切やらず、基礎の定着に徹したことで 夏以降スムーズに学習を進められたので良かった。
■医学部を目指す後輩たちへのアドバイス&メッセージ
私は「絶対に現役で合格する!!」と初めから決めて、受験校を私立大医学部に絞って頑張りました。
英語と数学よりも、短期間で一番伸びると言われている理科に多くの時間を割きました。
一年を通じて常に大切にしていたのは“基礎”です。基礎というのは、問題集でいう「基本~標準問題」、過去問でいう「典型問題」です。みんなが解きにくい応用問題ができなくても、誰でも訓練すれば解けるような問題を絶対に落とさなければ合格できます。
私は得意科目の英語は難しいものにもチャレンジしていましたが、苦手な数学はほとんど難問は解かずに基礎を徹底させました。
自分の得意・不得意によって勉強法もそれぞれです。周りに流されず、自分に合った勉強をしてください。また、どんなにつらくても、気が緩んでも、勉強の手を止めないでください。そうすればきっと大丈夫です。
受験が終われば楽しいことがたくさん待っています。頑張ってください! 応援しています。