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【東京大学・合格体験記】模試の数を絞り結果は気にせず。各教科バランスよく復習を徹底

  • 【合格体験記】浪人経験から学ぶ[合否の分かれ目]

東京大学 文科三類 1年 E・Nさん【文系】

静岡県立浜松西高校(2016年卒) 女子

【主な入試結果】

●2016年

東京大学 文科三類(一般入試):不合格

●2017年
東京大学 文科三類(一般入試):合格
早稲田大学 法学部(センター試験利用入試):合格
中央大学 法学部法律学科(センター試験利用入試):合格


~浪人しないために~
経験者の金言

・たくさんの問題集に同時に手を出さない。
・得意科目だからと安心せず、ふだんの勉強を怠らない。
・模試でよい結果が出ても油断しない。


現役時の反省


模試の結果を信じ過ぎ、基礎より応用を大切にした

 模試の結果に一喜一憂しそれを信じ過ぎたことが一番の反省点です。模試はあくまでもその時の出題での結果です。自分が得意とする分野が出れば結果はおのずと良くなるものです。私は秋の模試の英語でよい結果が出たため英語に費やす時間を減らし、そのため英語が伸びずに本番で失敗しました。逆に、歴史は模試で悪かったため、これではまずいと勉強時間を増やしたため本番で過去最高点をとることができました。模試と本番は違うものです。模試でよい結果が出ても油断しないでください。


気持ちの持ち方も大切。失敗を引きずり過ぎた

 東大合格者の受験体験記に、東大模試の過去問を直前期に解いた人の例を数多く見たため、私もそれを実践しました。しかし私にはそのやり方は合わなかったため、直前期には過去問ではなく模試の予想問題を解きました。その結果、本番の時、「何かいつもとは違うな」と感じ、その気持ちを抱えたまま問題用紙に向かってしまいました。応用問題に焦って取り組むよりも基礎や過去問を大事にした方がよかったと反省しました。
 気持ちの持ち方も結果に影響を与えます。現役時は学校の友人と自分を比較して落ち込むことが多かったと思います。また、センター試験の失敗を長く引きずってしまい、なかなか前向きな気分になれませんでした。あの時もっと早く立ち直って、前向きな気持ちで勉強を続けていたら結果は違っていたかもしれません。


浪人時の改善

受験する模試を絞り、結果にこだわらない

 模試は自分の現在の立ち位置を知るよいきっかけにはなりますが、私は現役時に模試結果に振り回されたこともあり、模試は、秋に東大模試を2つ、センター模試を2つと必要最小限にとどめました。また、どの模試も間違いを確認し、正答例や設問別成績欄などを読み込み、復習はきちんとしましたが、現役時に結果に一喜一憂したことの反省から判定などの結果は確認しませんでした。


時間管理を重視して、各科目をバランスよく勉強

 私は宅浪を選んだのですが、現役の時より自分でやり方を決められる自由時間が大幅に増えた反面、自己管理がより大切になりました。それを解決するため毎日の勉強記録をつけ、それを母に提出して各科目バランスよくできているか、特定の問題集を避けていないか等をチェックしてもらうようにしました。このおかげで現役時に偏りがちだった教科ごとの時間配分がバランスのよいものになりました。また過去問を何度も解いては、教科書や基礎に戻って確認という勉強を繰り返ししました。
 浪人時は、たとえセンター試験が悪くても、現役の時のようには引きずらないと強い気持ちで臨みました。結果は目標としていた点数を超えました。そこから二次試験までの間はまたダメだったらという不安もあり、精神的に辛い思いもしましたが、そんな時は動画サイトで東京大学の入学式の様子を見たり、応援歌を聴いたりして自分を鼓舞しました。

偏差値の変化
現役時:65 ⇒ ⇒ ⇒ 浪人時:70



浪人で変わったこと

学習法

現役時
模試を重視し、東大模試の問題を数多く解いた。

浪人時
東大の過去問演習を重視しつつ、他大学の過去問も解いた。


生活スタイル

現役時
睡眠時間を削り、勉強時間をひたすら長くとった。

浪人時
夜は早く寝て、睡眠を十分とるようにした。


考え方・心構え

現役時
模試の結果にとらわれて、いつもそれで一喜一憂していた。

浪人時
模試の結果を一切見ないで、復習に専念した。


時間管理

現役時
教科にかけた時間と内容を記録せず、バランスが把握できなかった。

浪人時
やった科目、勉強内容などを紙に書き、偏りがないか母にチェックしてもらった。


苦手科目「国語
私の対策法

過去問の正解例で、何がポイントかを見極めた

 現代文は自分が納得のいく解答を書いたと思った時でも、答えの中で押さえておかなければいけないポイントが抜けていたり、古文・漢文では合っていると思った自分の解釈が、実際とは大きく違ったりしていました。
 こうした点を改善するため、現代文は過去問をひたすら解いて、過去問や予備校に出ている解答と見比べ、何がポイントでどこが余分なのかを考えていきました。また、古文・漢文は基本的な文法や語句の暗記に取り組み、話の背景が理解できるようになったことで内容がつかめるようになりました。国語は自分の読み方のズレを発見していくことで力がつきます。センター試験対策は、ひたすら過去問を繰り返すことを勧めます。最初は時間内に終わらなくても次第に間に合うようになります。


まだ成績が伸びない受験生へ

 今結果が出なくても落ち込んだり、諦めたりしないでください。最終的に必要になるのは、どうしてもその大学に入りたいという強い気持ちです。現役で受験に失敗した時、東大に行きたい気持ちは捨てられず再挑戦することにしました。宅浪を選んで自分と闘う辛い一年でしたが、乗り越えられたのはその決意を持ち続けられたからです。周りを気にし過ぎず、自分のペースで前へ進んでください。


この記事は「螢雪時代(2017年7月号)」より転載いたしました。

この記事で取り上げた大学

蛍雪時代

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