北海道大学 獣医学部 O・Hさん
奈良県立奈良高校 2016年卒 女子
2016年 センター試験得点:
国語 181、地理B 78、数学 Ⅰ・A 89、数学 Ⅱ・B 79、化学 81、生物 91、英語(筆記) 192、英語(リスニング) 46
センター合計点:837 点/950点
◆O・Hさんは、2016年入試での合格者です◆
高得点をとれた理由
学校の授業を本気で受け
不明点はその日のうちに解決
毎日学校の授業を本気で受けていたことに尽きます。授業で習ったことは必ず授業中、ないしはその日のうちに徹底的に頭に叩き込み、わからない問題はその日のうちに解決するようにしました。
もうひとつは、高2の終わりから高3の1学期にかけて、基礎を徹底的に固めたことです。私は数学がかなり苦手だったので教科書からやり直し、教科書のすべての問題を確実に解けるようになるまで1年かけて何度も行いました。苦手と向き合って基礎を固めたことが、その後の成績の伸びにつながったと思います。
1学期にやるべきセ試対策
復習することで基礎固め
周りが進んでいても焦らない
高3の1学期は、受験勉強を始めようとするけれど、何をすればよいのかわからない時期だと思います。そのため、無理に応用問題に手を出したり、何となく新しい問題集や参考書を買ったりしがちです。これはあまり良くないことです。この時期に一番必要なことは「復習することで基礎を徹底的に固めること」です。基礎がなければ応用なんてできません。それに基礎をしっかり固められると、そのあとの勉強がとてもスムーズになります。周りが難しそうな問題を解いていたとしても、焦らずに、そして計画的に復習を進めてほしいと思います。
苦手科目化学の対策
教科書などで問題点を
すべてノートにまとめる
高3の春にマーク模試を受け、化学が解けなかったことに衝撃を受けました。センター試験の化学が要求する細かく正確な知識が全然なく(特に無機・有機)、勘で解くしかありませんでした。対策で本当によかったのは、教科書、問題集、資料集、模試の解説などを使って、自分が一番わかりやすく覚えやすいように、自分の手でノートにすべてまとめたことです。この作業で知識が整理されたため、あとは、頭に叩き込む→間違えたところを覚えなおす、ということを繰り返して点数を安定させていきました。自分の実力を確実に高められたと思います。
セ試 高得点のためのアドバイス
基本問題で基礎を固め
毎日の授業を大切にする
一番大切なことは基礎を固めることと毎日の授業を大切にすることだと思います。この時期には無理に志望校レベルの問題に手を出す必要はありません。恥ずかしいなんて思わないで基本問題を解き直してください。
もう一つは、ざっくりでもよいから計画を立てることです。本番までに必要なことを逆算して計画を立てることで、効率よく実力が身につくはずです。できるようにならなければならないことがたくさん出てきて大変ですが、受験勉強は時間との勝負です。何が必要かを冷静に見極め、頑張ってください!
センター試験 学習のポイント!
国語
文章に「書いてあること」以外は
間違いだと思うべし。
数学
センター形式の問題を多く解いて
解答の速さと正確さを求めよう。
理科
解いたら解説もよく読んで
その知識を完全に頭に叩き込もう。
英語
文章を読み取ることが不得手なら
単語の勉強をしっかりやろう。
マーク模試 得点の推移
この記事は「螢雪時代(2017年5月号)」より転載いたしました。