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点差がつきやすい数学に時間を割いて集中的に対策。相手に伝える答案を追求した(大阪大学合格者)

  • 【合格体験記】2次記述問題解法レクチャー

大阪大学 人間科学部 人間科学科 1年 K・Yさん

2016年入学
千葉県立佐倉高校  2015年卒 男子
2016年入学大学の入試科目:国語、数学、英語
志望校の過去問演習量:10年分
志望校の2次対策の本格開始時期:1月(センター試験後)
センター試験の結果:802点/950点満点


センター試験後の学習戦略!

 センター試験の得点はほぼ想定通りでしたが、A判定の予想が結果B判定になり、現役の時と同様に2次逆転されるのではないかとやや不安に。前期は大阪大の人間科学部に出願しましたが、後期については北海道大の教育学部に変更しました。前期試験の過去問は、センター試験後に本格的に解き始めました。数学の得点で合否が決まると踏んでいたので、全体の80%を数学に割き、過去問は15年分解きました。英作文は講師に添削を依頼。点差がつきにくい国語は、過去問を2年分しか解いていません。後期試験対策は前期試験終了後に始めました。


数学

記述問題:解答のポイントをレクチャー

解答の仕方

 まずはどの単元の問題なのか、最終目的は何か、小問ごとの関係性はあるのか、あるとすれば一部飛ばしても解答可能かを読んで判断します。次に頭の中で解答方針をパパッと立て、解答用紙に書いていきます。下書きは時間の無駄になるのでしませんでした。

演習方法

 基本的には教科書のような解答ができていればよいので、模試の模範解答を書き写してみて、自分の解答との差を見るとよいです。また、先生に添削を依頼するのもオススメです。①、②などと記号を振っておくと、採点者が読みやすいです。問題演習の時も本番同様に時間を計って解き(本番より短い時間で解くとなおよい)、採点者に読んでいただくつもりで書くこと。予備校などが行っている直前期の演習講座を受講して採点してもらうとよいでしょう。過去に解いた模試の問題(マーク式でも可)も記述式で書いてみると、力がつくと思います。

記述式の注意点

 わかったことを解答用紙に残しておくと点数がもらいやすいです。答えが出なくても、「(2)の数値を代入すれば解答が出るはずである」などと書いておくだけで点数がもらえる場合もあります。小問の一部がわからなくても、次の問題は解答可能な場合もあるので確認すること。
 また、「センター試験で使えた裏技のほとんどは2次試験では使えない」ことを頭に入れておくこと。グラフの形がわかっていても増減表は必ず書くこと。1/6公式などは紙に書かず、正式な式を書いたうえで使用してください。
 図形問題では必ずきれいに図を書くこと。図なしでいきなり解答すると、ミスをする率が高まるだけではなく、図そのものが加点対象になっている場合もあります。
 数列や確率では、実験の結果だけでも書いておくべき。数列ならば理論上すべての問題が帰納法で解けるはずなので、「数学的帰納法を用いる」という宣言だけでもしておきましょう。

大阪大学 人間科学部
数学/試験のポイント

 最初の試験科目で点差がつきやすいので、失敗すると挽回が難しくなります。90分3問構成ですが、意外に時間が足りません。昨年を除き微積分は標準的な問題が多いので対策すべきです。ベクトルと図形の性質については、同じ問題を複数の方法で解答できるようにしておくこと。解答の方針としては、「いかに多くのことを理解していると伝えるか」がポイントです。



受験生へメンタルアドバイス!

燃え尽き感、気の緩みの対処

 私立大の併願をしている人は、その対策から始めましょう。入試の時期が迫っているので、比較的やる気をもって勉強できるはずです。センター試験後にAO入試や推薦入試の1次選考の発表がある場合は、気にせず2次試験対策を始めてください。そのほかの人は、とりあえず英語から解き始めると、比較的集中できると思います。

不安・プレッシャーの対処

 まずは、不安を少しでも減らすために勉強していると考えるべきです。そして、以前の模試を解いて、できなかったことができるようになっていることを確認したり、過去のよかった模試を眺めて、少しでも自信をつけましょう。また、受験生の友人と話して不安を共有するとよいです。



英語

記述問題:解答のポイントをレクチャー

解答の仕方①

 設問の着眼点は、選択式と同じです。手書きになると書き込む時間がかかるので、「この量の記述問題を書き込むのにこれくらいの時間がかかる」ということをあらかじめ覚えておくと、読み取りにかける時間は決まってきます。

解答の仕方②

 記述式の模試の解答例が参考になります。重要なポイントはどこかを「下書き」したうえで検討するとよいです。英文和訳の場合は、単語よりも構文がわかっているかが問われる場合が多いので、まず構文優先で頭の中で下書きを作るようにしてください。そのあとで正しい単語の訳ができているかを確認するとよいです。英作文の場合は頭の中で「こんな感じのことを書く」と決めたら、いきなり書いてもよいですが、200語以上の英作文を課す大学を受験する場合は、下書きをしておかないと、書いている途中で英文の論理が崩壊しかねないので気をつけてください。

演習方法

 英作文では、よく使う単語でスペルミスがないかを確認し、模試を復習して間違えた構文を復習、音読するとよいです。たくさん英作文を書くよりも、文法のミスで減点を減らすために誤文指摘の問題に取り組むのがオススメです。そのうえで講師に添削をしてもらうこと。長文対策はとにかく問題を解きましょう。リスニング、とくにディクテーションがある大学の場合は、毎日できるだけ多く英語を聞いて慣れるのが大事です。

アドバイス

 英単語のスペルやニュアンスの違い、構文の微妙な意味の違いなど「覚えているつもりのこと」で減点されないように。レベルの高い構文にこだわるよりも、自分が自信をもって使える構文で書けることを増やしたり、言い換えの能力をつけましょう。長文では重要な構文を適当に訳すとかなり減点されてしまいます。

大阪大学 人間科学部
英語/試験のポイント

 昨年は長文問題がほぼすべて記述式になり、英作文の配点が極めて高かったです。英作文対策として、私立大の文法問題、とくに誤文探しを解くのも効果的と思いました。自由英作文は解答スペースがかなり小さいので、小さめの字で書かないとスペースが足りなくなります。長文読解が選択式の場合は長文から、記述式ならば自由英作文から解くことをおすすめします。



受験生へ応援メッセージ!

 とくに浪人生は2年間の受験勉強の成果を出し切れるよう、穴がある分野を埋める努力を続けてください。また今まで支えてくれた友人や親、先生方、受験ができる環境への感謝を忘れず、「誰にでもできることを誰よりもていねいに」勉強を続けましょう。努力すれば報われるとは限りませんが、合格した人は皆凄い努力をしています。体調にも気をつけながら試験終了の瞬間まで、今できることを続けてください。応援しています。

本番で成果を出し切るために
今できる努力を最後まで続けよう

この記事は「螢雪時代(2017年2月号)」より転載いたしました。

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