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志望校の過去問演習と問題集の解き直しを、繰り返して記述力を強化(筑波大学合格者)

  • 【合格体験記】2次記述問題解法レクチャー

筑波大学 理工学群 物理学類 1年 O・Y さん

2016年入学
埼玉県立浦和第一女子高校 2016年卒 女子
2016年入学大学の入試科目:数学、物理、化学、英語
志望校の過去問演習量:8年分
志望校の2次対策の本格開始時期:11月
センター試験の結果:787点/950点満点


センター試験後の学習戦略!

 センター試験で自己最高得点を出すことができ、センター試験利用入試で出願していた大学にすべて合格しました。そのため、途中から私立大の個別試験対策をする必要がなくなり、第一志望校の2次試験までの2週間は、すべてその対策に時間を費やすことができました。
 2次試験対策としては、過去問8年分を2周し、ずっと使っていた問題集の解き直しにひたすら取り組みました。毎日同じことの繰り返しで辛くなることもありましたが、近くの大学の図書館を利用して「私も大学生になるぞ!」という気持ちで頑張っていました。


物理

記述問題:解答のポイントをレクチャー

解答の仕方

 大問が3つにわかれており、だいたい大問1が力学、2が電磁気、3がそのほかの分野になっているので、自分が得意な分野から解き始めました。筑波大の問題は図がついているので、図から状況をしっかりと読み取り、「何をどの文字で表しているか」などを最初に確認しました。たとえば問題で質量がm、速さがv、地面と斜面のなす角度がθと設定されている時は、その文字設定で計算していかなければなりません。問題文で指定されている文字以外の文字を勝手に計算で使っていないか確かめました。

演習方法

 筑波大の問題はすべて記述式なので、いきなり計算式を書かずに、順序立てて、ていねいに解答を作りました。しかし、説明をていねいに書こうとすると時間もなくなるし、書くスペースも狭いので、必要な情報だけをうまく書けるように練習しました。最初は「運動方程式を立てると…」や「○○の定理から~」などの日本語の説明をしつこいくらいに書きました。そして、問題演習を積んでいきながら、模範解答の書き方を参考にして、解答に書き込む説明文を取捨選択していくようにしました。

注意点

 物理は自分で文字を設定して計算で使うことが多いので、その場合には、ちゃんと「〇〇をaとすると…」など、断りを入れてから使うようにしました。説明が何もない解答は点を引かれる可能性があると思うので、気をつけました。

アドバイス

 私は過去問を解く時にA4サイズのノートを使っていました。そのほうがたくさん書けるし、よい記述練習になったと思います。図示問題もあるので、自分で図を描く練習もしました。問題集を解く時も、ただ計算して終わりにするのではなく、その式がどうやって出てきたのかわかるように「○○なので」、「○○より」などと逐一書くとよいと思います。

筑波大学 理工学群 物理学類
物理/試験のポイント

 毎年大問が3つに分かれており、力学、電磁気は近年必ず出題されているので、その対策はしっかりしておきましょう。基本的な問題が多いですが、物理の根本をつく問題も多いので、公式の導出が自分でできるくらいにはなっていたほうがよいと思います。試験時間は理科2科目で2時間なので、だいたい1時間で解答を終えられるようにしたいところです。



受験生へメンタルアドバイス!

燃え尽き感、気の緩みの対処

 センター試験後からが本番という感覚で気の緩みを抑えました。高校ではセンター試験後も1月いっぱいまで授業があったので、周りで勉強する人を見ながら、自然と自分も頑張ろうという気になりました。2次試験前には焦燥感に襲われることもありましたが、自分を奮い立たせてやる気を起こしました。センター試験で失敗したとしても、挽回の方法はあるので、気合いを入れて頑張るべきです。

不安・プレッシャーの対処

 試験の前日、午前中は勉強し、午後は母と外出してお昼ご飯を食べました。前日にゆっくり過ごしたおかげで、変に焦ったり不安に思ったりしませんでした。人によると思いますが、適度に休みながら最後まで走り抜けるようにすると、不安などが少し減ると思います。



数学

記述問題:解答のポイントをレクチャー

解答の仕方

 数学は完答を目指すよりも、部分点がとれる記述を心がけました。いきなり解答を書くのではなく、計算用紙で下書きをして見通しを立ててから解答用紙に書くようにしていました。そうするとあとで「この計算が必要だった!」と気づいた時にやり直しがききました。また、解答の説明がしやすいように式に番号をつける工夫もしました。私は、大問の(1)は時間内に全問解答するために、わからなかったらすぐ次の問題に移りました。

演習方法

 実際の試験では、真っ白な紙にすべて記述するので、家でも同じようにA4サイズのノートに解答を書く練習をしました。計算量が多くなるので、どの式を解答に残して、どの式を省くかを自分で判断できるようにしました。基本問題と標準問題を繰り返し解き、応用問題はあまりやりませんでした。ただ、数学が得意な人は、どんどん難しい問題を解くとよいです。心がけたことは、計算ミスをしないで速く解くこと。解法を思いついても答えが間違っていたら元も子もないので、気をつけました。

注意点

 やはり計算式の羅列はしないようにしました。日本語の説明を程よくつけ、式は計算過程をなるべく省いて簡潔に書くように心がけました。高校の先生から、採点者に見やすい解答を書くことが大切だと言われたからです。

アドバイス

 直前期は新しい問題には手をつけず、自分が今まで解いてきた問題集を使って、自分の苦手な範囲や志望校の傾向に合う問題を繰り返し解くのがよいと思います。私は直前期に自分が使ってきた問題集を最低でも2周はやりました。同じ問題を繰り返し解くと、自分が間違えやすいところに気づくし、以前できなかったところができるようになると自信につながります。

筑波大学 理工学群 物理学類
数学/試験のポイント

 出題範囲が数学Ⅱ・Bと数学Ⅲで、とくに数学Ⅲの範囲が多く出題されます。私が受験した年から新課程として複素数が加わったのですが、私の読み通り、それが本番でも出題されました。基本的な問題がほとんどですが、複雑な積分の計算があったりするので、計算力はつけておくべきです。完全記述式なので、自分で最初から最後まで解答を書けるようにしましょう。



受験生へ応援メッセージ!

 2次試験前がいちばん辛かったように感じます。毎日過去問を解き、問題集を解き…。正直同じことの繰り返しで、「こんなことやって何になるんだろう?」などと悩んでいました。しかし今振り返ってみると、ちゃんとやっておいてよかったなと思います。過去問は出題形式に慣れるのに必要だったし、同じことの繰り返しこそ大切だったと気づきました。受験生の皆さん、あきらめずに最後まで自分の決めた道を走り抜けてください!

同じことの繰り返しこそ大切。
自分の決めた道を走り抜けて

この記事は「螢雪時代(2017年2月号)」より転載いたしました。

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