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[理系] 基礎力をいち早く完成させ、伸ばすべき部分に時間をかける

  • 【難関大合格者インタビュー】 私の合格への軌跡
  • [2016/4/1]

東京大学 理科一類 H・Aさん

2015年入学
愛知県立一宮高校 2015年卒 男子
得意科目::理科
苦手科目:地理

受験大学の個別試験科目:英語、数学、国語、物理、化学
センター試験の結果:870点/950点(得点率92%)

私が成功した理由

早期の基礎力完成が、志望校合格の大きな勝因だと思います。私は典型的な「先行逃げ切りタイプ」でした。高1・高2のときから定期試験前にはしっかりと勉強し、試験範囲内に苦手を残さないようにしていました。また、英単語や古文単語もコツコツと覚えていました。こうした積み上げのおかげで、高3の1学期の時点で基礎力がかなりついていました。そして、理科や数学など「入試の配点が高いのに、履修範囲が終わっていない科目」の対策に集中することができたのです。模試の成績や判定も良く、精神的にも安定して過ごすことができました。

年間戦略のポイント

早期に基礎固めを行って、余裕をもって未習範囲を学習

効率よく得点を伸ばせる分野を重点的に対策して攻略する

「先行逃げ切り」で成績上位をキープする

大学合格までの1年間

[1学期] 未習部分は授業で押さえつつ、基礎ができた科目は応用へ

学習段階  基礎応用 … 実戦
平日の自主学習時間 ……………………… 3.0 時間

 高1の頃から東大を志望していましたが、受験を強く意識するようになったのは、5月に部活を引退してから。部活のメンバーとともに、放課後に図書館で勉強をするようになりました。1学期は理科(物理・化学)と数学に多くの時間を割き、未習部分については授業でやったことを確実に定着させることを目標に据えました。理科は 10月、数学Ⅲ・Cは5月に全範囲の授業が終わる予定だったので、それを見越して年間の予定を立てていました。一方、すでに基礎ができていた英語や数学のⅠ・AとⅡ・Bは、1学期から応用問題に取り組みました。

[夏休み] “伸びしろ”に着目!模試結果を分析し、やるべきことを知る

学習段階  基礎 … 応用 … 実戦
平日の自主学習時間 ……………………… 6.0 時間

 8月に東大模試が2回あり、それに向けて学習を組み立てていきました。まずは、過去に受けた模試の結果を分析し、「自分は今何をすべきか」を割り出しました。その際に着目したのが、「いかに伸びしろがあるか」という点。限られた時間で効率よく総合得点を伸ばすためには、不可欠な視点だと思います。科目によっては入試問題集や過去問など実戦的な学習も始めていましたが、反復学習を心がけ、復習に力を入れていました。また、自習時間を確保するため、塾の夏期講習の受講は自分にとって本当に必要な講座だけに絞り込みました。

[2学期] 東大過去問のうち標準レベルを確実にマスター

学習段階  基礎 … 応用実戦
平日の自主学習時間 ……………………… 3.0 時間

 成績が伸びる受験生が多いこの時期は、「追いつかれるものか」という思いが、勉強のモチベーションになっていました。数学、理科、英語については、東大の過去問のうち標準レベルのものを選んで解き、確実にマスターすることを心がけました。英語や国語は高校の先生に添削指導をしていただき、自分では気づかない視点もあり、とても勉強になりました。
 センター試験対策については、自分ではやらず、ほぼ学校の授業のみでした。苦手だった国語については、コツコツと覚えてきた古文単語や漢文の知識にずいぶん助けられました。

[冬休み~受験] 解ける問題を確実に解くことを意識し、基本に徹する!

学習段階  基礎 … 応用 … 実戦
平日の自主学習時間 ……………………… 6.0 時間

 冬休みも、自主学習は2次試験の対策が中心でした。センター試験の数日前には、時間を計って過去問を解き、最後の総仕上げとしました。センター試験では予想通りの得点がとれたので、落ち着いて2次試験へとシフト。2次試験までの期間は、難問にはあえて挑戦せず、解けるところを確実に解くことを意識して基本の確認やミスの防止を徹底しました。また、時間配分や解く順序、さらに「まずは簡単なものを1題解き切り、安心感を得る」「見たことのない設定の問題は、難問の可能性があるため飛ばす」などの戦略を再確認し、本番に備えました。

H・Aさんの合格への軌跡

(高1)春 実力テストの好結果から 東大を志望校と決める

東大受験を視野に入れ、高1から定期試験前はしっかり勉強し、履修範囲内に苦手を残さないよう意識した。

(高3)5月 部活動の引退を期に受験生モードに切り替える

部活のメンバーとともに、放課後に図書館で勉強をする日々。周囲から刺激を受け、気持ちを引き締めた。

8月 東大模試の受験に向けて得点を伸ばすことを意識

効率よく得点を伸ばすことを常に意識し、過去の模試結果から「今やるべきこと」を割り出し、実践した。

10月 成績上位を維持していたが、周囲の伸びに不安になる

「追いつかれるのでは?」と焦りを感じる日々だったが、不安な思いをモチベーションに変え、勉強に励んだ。

10月 模試受験が連続する日々 受験後は分析を怠らない

模試の第1志望を京都大にしたところ思いのほか好判定で、京都大を意識した2次対策中心の勉強を始める。

12月 センター対策は授業を活用 自主学習は2次対策に絞る

学校の授業がセンター試験対策にシフト。授業にも集中しながら、自主学習では 2次試験の対策を続ける。

1月 確実に得点することを軸に、最後まで基本を大切にする

最終盤の対策は、解けるところを確実に解いて得点を確保することを意識。基本の確認やミス防止を徹底した。

2月 本番で解答戦略が成功!念願の東大合格を果たす

「まず1題解き切る」「初見の問題は飛ばす」など、事前に立てていた解答戦略がハマり、合格を手にできた。

受験攻略法をアドバイス!

Q 学習計画や1日のノルマは細かく設定していた?

私の場合は、事前に計画を細かく立てることはせず、その時々に「今の自分に一番必要な勉強は何か?」を分析して実践し、積み上げていきました。単語や知識などの暗記モノについては、コンスタントにやっていましたが、1日のノルマなどは決めていませんでした。

Q 勉強のモチベーションはどうやって維持した?

気持ちが緩みがちなときは、図書館へ行って勉強しました。周りが必死に勉強をしている環境に身を置くと、刺激を受け、おのずと「自分もやらねば!」と気が引き締まりました。志望校が同じ人や実力が近い人を密かにライバル視するというのも、オススメです。

Q センター試験だけの科目はどうやって勉強した?

私の場合、センター試験でしか必要のない地理の対策は、ほぼ学校の授業のみでした。また、古文・漢文の知識などは、寝る前の時間に覚えていました。授業に集中し、スキマ時間を有効活用することで、自主学習時間は配点の高い重点科目に集中できるようにしていました。

この記事は「螢雪時代(2016年4月号)」より転載いたしました。

この記事で取り上げた大学

蛍雪時代

螢雪時代・11月号

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