京都大学 総合人間学部 総合人間学科 N・Yさん
2015年入学
滋賀県立守山高校 2015年卒 女
得意科目:世界史、英語
苦手科目:国語
追い込み学習の成果が出た科目《ベスト3》:1位 世界史 … 論述問題を通じて歴史の流れの理解を深め、マニアックな知識も覚えていきました。
2位 英語 … 英作文に役立つフレーズを暗記し、今まで暗記してきた単語を復習しました。
3位 国語(古文) … あやふやになっていた文法事項を復習しました。また、重要単語を覚え直しました。
センター試験結果:

私の個別試験対策!
国語
現代文は過去問演習をし古文は基礎の確認を行う
現代文に関しては、記述式で解答解説のていねいな参考書を進めました。また2次試験では、少し特殊な文章が出題されることもあったので、過去問を解いたあと、本文のコピーをノートに貼って、空いた時間に何度も繰り返し読みました。古文に関しては、もう一度文法や基本単語の確認を行いました。
数学
基礎を大切にし、過去問を解き直して定着を図る
公式の証明を確認する、典型問題を解くなど、基本を大切にしました。それと並行して、過去問の分析をしました。解説が詳しい過去問の問題集を使い、なぜこの考え方に至るのかを理解しながら問題を解きました。また、一度解いた問題を解き直すことで、すでに身につけたことを定着させようと考えました。
世界史
論述問題を解き、添削後に解説を聞いて理解を深める
センター試験が終わるまで、歴史用語の暗記ばかりをやっていたので、2次試験対策として過去問の論述問題を中心に解きました。それを先生に添削してもらい、解説を聞くということを繰り返しました。量をこなすよりもひとつひとつをていねいに分析しました。ひとつのトピックを掘り下げることで、理解が深まっていきました。
英語
英作文の対策を重視し英訳と和訳の練習を積む
英作文の対策を重視し、使えるフレーズを暗記しました。解く問題としては、ほとんど過去問と模擬問題ばかりでした。日本語と英語を対応させることに慣れるため、できるだけ多くの問題を解きました。基本的に英訳、和訳なのでその練習を何度もしました。単語帳はこれまでの愛用していたものを引き続き使いました。
志望校の受験と併願状況は?
志望校は変更せず2次逆転にかける
もともとセンター試験の点数がそれほど重要ではない大学が第一志望でした。そのため、センター試験結果にかかわらず、2次試験は受けようと思っていました。本番では得点源の科目が思うように取れず、志望校の判定はよくありませんでしたが、「2次試験で逆転しなければ」というプレッシャーができたことで、逆に勉強に集中できたと思います。
併願校もまた変更することはありませんでした。無駄に受験校を増やしたり、減らしたりして、バタバタすることを避けたかったからです。
センター試験後は高校が自由登校になり、周りの受験生と関わることが少なくなりました。しかし、第一志望の私立大を受験し合格した人の話を聞いたことで、少し勉強のモチベーションに影響がありました。そのため、家で勉強するだけでなく、学校で同じように頑張っている人がいる中で勉強しました。おかげで、もう少し頑張ろうという気持ちになりました。
過去問は何年分解いた?
京都大学 5年分
出題者の意図を掴めるようにていねいに分析したうえで、最近の問題を中心に解きました。
同志社大学 3年分
問題に慣れるため、短期間に集中して過去問演習しました。英語だけ多めに解きました。
立命館大学 3年分
世界史の問題が京都大2次試験の問題に似ていたので、その対策も含めて多めに解きました。
主な併願結果
◆立命館大学 国際関係学部 国際関係学科[国際関係学専攻]
○合格 … 全学統一方式(文系)
滋賀県内で受験することができ、また模試会場が受験会場であることが多かったので、リラックスして受けることができると思い、受験しました。
世界史が難しく、聞いたことのないような単語が多く出てきましたが、「わからないとしたら、ほかの受験生も解けないだろう」と考え、知っているものについて、確実に点を取っていこうという意識で臨みました。国語、英語に関しては、何度か時間を計って過去問を解きました。世界史である程度の点を取ったうえで、国語、英語で差をつけようと考えていました。
◆同志社大学 政策学部 政策学科
○合格 … 一般入試(全学部日程・文系)
移動や宿泊で負担にならない近くの私立大で、いちばん第一志望のレベルに近い大学を選びました。入試の2か月前になって受験することを決めたので、もっと早く併願の予定を固めておけばよかったと後悔しました。
対策に関しては、英語の過去問を重点的に解きました。国語、世界史は基本的に標準レベルの問題なので、逆に確実に点数を取ることが大切だと思います。世界史の問題は少し特殊な記号の選び方があるので、ある程度数をこなし、慣れていきました。
この記事は「蛍雪時代(2016年2月号)」より転載いたしました。