青山学院大学 経営学部 マーケティング学科 I・Kさん
2014年入学
東京都・かえつ有明高校 2014年卒 男
得意科目:英語
苦手科目:国語
センター試験結果:
総合点 403点/500点 得点率 81%
国語(近代以降の文章、古文)96点/世界史B 85点/英語(筆記)176点/英語(リスニング)46点

チカラになった言葉:「できるって信じている」
受験の2か月前に亡くなった祖父から最後にかけられた言葉です。この言葉が苦しい時の支えになりました。
センター試験の2週間前からその対策に専念
年末までは大学受験に関連する全般的な対策を進めていました。過去問や予想問題を解くなど、センター試験に絞った学習を始めたのは、本番の2週間前からです。センター試験は高校の定期試験とはまったく違う重みがありますが、定期試験の勉強も2週間前から始めていたので、モチベーションを保ちやすかったです。センター1週間前には試験会場までの経路の下見をしました。
一定のリズムで生活し適度なリフレッシュで集中力を維持
センター試験の1か月前にSNSアプリを携帯電話からすべて消し、孤独と向き合いながら勉強しました。そして朝起きる時間から食事の時間、寝る時間まで、自分の決めた一定のリズムで生活しました。単調な生活に飽きて集中力が欠けないように、自習する教室を変えたり、勉強するのが辛い時は、早く家に帰って愛犬と遊んだりしてリフレッシュしていました。
センター科目別 解法のポイント
国語(現代文)
センター試験の問題を作るのは、その過去問を作ってきた人たちだという話を聞き、とにかくセンター試験の過去問を解き続けていました。センター試験の過去問は解説がしっかりしているものを購入して、間違えた設問の解説を読み込みました。年度ごとに点数の記録をつけて、過去問を一周してからは、点数の低い順にやり直しをしました。
国語(古文)
単語と文法の確認を試験直前までひたすら反復しました。センター試験レベルの読解問題を解くことで、読解力も維持しました。ある程度読み慣れている言語を使う現代文とは違い、古典は現代で使われているものとはまったく違う意味の単語もあるので、違う言語だと思ってもよいです。文学史や時代背景などの事項も問われた年度があるので、しっかり確認を怠らないようにしました。
世界史
まだまだ不安要素が多かったので、とにかく参考書や教科書を使って理解を深め、覚えながら過去問を解いていました。世界史に限らず、地歴・公民は覚えていないとどうしようもない問題が多いので、とにかく反復して知識を定着させました。試験直前には苦手分野を徹底的に反復し、学校や予備校の先生が本番で出ると予想した範囲は、本番で後悔しないために、必ずチェックするようにしました。
英語
センター試験の過去問を20年分近く解き終えてしまったので、予想問題を購入して過去問より難易度の高いものを解いていました。あえて難易度の高い問題を解くことで、本番に出題された問題が難化していたり、傾向が変わったりしていても、時間内に解き終えることができるようにしました。単語や熟語は直前まで反復して維持していました。リスニングは毎日英語を聞くことで鍛えていました。
センター試験 当日までをレポート
クリスマス :のこり 24日
クリスマスはとくに意識せず、いつも通りの生活をしていました。世間はクリスマスムード一色のようでしたが、浮かれることなく勉強しました。
おおみそか :のこり 18日
おおみそかも意識せずに普通の生活を送りました。自習室の閉室が早かったので、帰宅してから私立大の願書を書いて、深夜24時には就寝しました。
正月 :のこり 17日
朝早く起きて、おせちも食べず、お年玉も受験後にもらうことにして、通常通りの生活をしました。自習室もそれなりに人がいました。
センター前日 :のこり 1日
センター本番の時間割に合わせて過去問を解きました。当日は休憩などの合間の時間が長いので、それに対応できるようにしました。夕方7時まで勉強してからは一切勉強せず、荷物を確認したり、当日の流れをチェックしたりしていました。
センター当日朝 :のこり 0日
いつも通りの時間に起きました。出発時間まで余裕があったので、勉強してから家を出ました。いつもは自転車で通っていましたが、受験当日は電車を利用し、事故に遭わないように配慮しました。試験後すぐ帰宅し、休息を取ってから、いつも通りの時間に就寝しました。
この記事は「蛍雪時代(2015年1月号)」より転載いたしました。