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【先輩合格者は“夏”をこう過ごした!】夏休みの学習スタイル

  • 天王山の夏を制する秘訣は?【大解剖】 受験生の”夏休み”

受験生にとって、合否の分岐点になりうる重要な“夏休み”。
合格を手にした先輩たちは、この時期をどう過ごしたのか?
ここでは、編集部が実施したアンケート調査の結果をもとに、「目標・計画」・「学習」・「生活」の3つの視点から、大学合格者たちの“夏休み”を徹底解剖していく。

Q 夏休みの受験勉強全体で重視した学習は?(第3優先まで洗濯/現役入学者のみ)

夏休みの受験勉強で重視した教科は?(複数選択/現役入学者のみ)

【文系】
1位 英語・・・76%
2位 数学・・・・・52%
2位 地歴・公民・・52%
4位 国語・・・・・36%
5位 理科・・・・・8%

【理系】
1位 数学・・・88%
2位 理科・・・・・56%
3位 英語・・・・・40%
4位 国語・・・・・8%
5位 地歴・公民・・4%

英・数・国で重視した内容は?(複数選択/現役入学者のみ)

英語
1位 単語・熟語・・・・66%
2位 文法・語法や構文・・・58%
2位 長文読解・・・・・・・58%
4位 英文解釈・和訳・・・32%
5位 英作文・・・・・・・22%

数学
1位 基本問題の解法を習得・・・69%
2位 苦手・弱点分野の対策・・・46%
3位 公式・定理などの習得・・・33%
4位 総合・融合問題の演習・・・33%
5位 模擬試験の復習・・・26%

国語
1位 古文の知識習得・・・62%
2位 現代文の読解演習・・・55%
3位 古文の読解演習・・・49%
3位 漢文の知識習得・・・49%
5位 漢文の読解演習・・・23%

Check!
文系は英語・数学・地歴公民、
理系は英語・数学・理科を軸に、
各教科の基礎・基本を徹底強化!

Q 予備校などの夏期講習に参加した?(勉強合宿を含む)

在籍高校の補習や講習に参加した?(勉強合宿を含む/現役入学者のみ)

Check!
合格者の約半数は夏期講習を受講。効果的でなかったケースも…


Q 1学期の終了時点で、授業で未習の部分が残る教科があった? (現役入学者のみ、教科=受験勉強の対象教科)

Check!
夏の時点で8割は未習範囲あり。 自分で先取り学習をした合格者も


Q 夏休みの日中、主に勉強した場所は?(自主学習の場所)

Check!
自分が集中できる環境で勉強。夏休みは自宅外で勉強が主流派!

学力の穴を意識しながら、各科目の基本を丁寧に学習

 前に述べた通り、大学合格者たちの多くが、夏休みに取り組んだのが基礎力養成。では、その中身はどのようなものなのか。夏休みの受験勉強全体で重視した学習を聞いたところ、「基礎・基本の理解・習得」「苦手・弱点分野の克服」「知識事項の暗記・記憶」の3つが圧倒的多数。ここから、理解や知識の穴を埋めながら各科目の基本を丁寧に学習し、基礎力を着実に高めていく合格者の学習スタイルが見えてくる。
 また、夏休み中、自分で勉強するだけでなく、予備校や塾などの夏期講習を受講したという合格者も多い。これについては、受講者の約7割が「役に立った」と答えている反面、約3割は「役に立たなかった」と答えている。例えば自分で克服できない苦手科目は夏期講習で学ぶなど、必要性や目的を明確にしたうえで選択・受講することもカギになりそうだ。
 なお、日中の自主学習の場所ついては、「自宅外」が7割超。自宅だと気が散りがちな人は、多くの先輩たちのように、集中できる学習環境を自宅外に求めるのが得策かもしれない。



夏休みの学習スタイル
大学合格者の体験談&アドバイス

Q 夏休み中の学習時間の配分は? (現役入学者のみ/文系・理系別の回答者平均/受験勉強の対象が5教科以上の回答者のみで集計)

Q 実力アップに効果的な夏休みの学習法は?

英語

●これまでに使った単語帳をまる1冊すべて覚え直す。(東北大・男)
●英単語は、その日に覚えたものを翌日の朝と夜に再確認すると定着しやすかった。(首都大学東京・女)
●長文をすみずみまで完全に理解したあと音読。単語・文法・長文の力を一気に伸ばせる。(三重大・男)
●300語程度の英文のCDを1.5倍速で聞きながらシャドウイング。長文を読むスピードが速くなったことを実感できた。(神戸大・女)
●単語・文法の知識強化と、英文解釈や長文読解の演習を同時並行でやった。インプット+アウトプットの学習スタイルを継続したことが大きな力になった。(慶應義塾大・男)
●採点基準が書いてある和訳の問題集を使って演習したことが、かなり役立った。(東京理科大・男)


数学

教科書の問題を解いて基本の理解を徹底。基礎がわからないのに応用問題を解いても無意味。(京都大・女)
●基本問題を解いて、考え方や公式の使い方などを身につけた。これをやると、後々応用問題を解くときに効いてくる。(大阪大・女)
●典型問題集の解説を見て、「なぜ?」「どうやって?」と自問し、逐一自分自身に説明しながら、問題の解答手順を確認した。(明治大・男)
●過去に受けた模試で間違いの多い単元の大問を一から解き直すと実力アップにつながる。(東北大・男)
●苦手分野を補強するため、分野別問題集の基本問題だけを5周解いた。(慶應義塾大・女)
●計算力を上げるために、数学Ⅲの計算練習用の問題集を、時間を計って解いた。(神戸大・女)


国語

●現代文は読まないと勘が鈍るので、少なくとも3日に1度は読解に取り組むべき。(早稲田大・男)
●難解な評論文を毎日繰り返し読むと、徐々に内容がつかめるようになってきて、読解力が伸びたと実感できた。(明治大・男)
●現代文は、接続詞などに印を付け、重要と思う箇所に線を引きながら読む練習を繰り返すと、内容を理解しやすくなった。(青山学院大・女)
●古文や漢文の基本を総復習。意外な穴が見つかった。(早稲田大・男)
●古文は背景知識も大切。古典の世界の決まりごとを頭に入れておくと、文章内容が自然と頭に入ってくるようになる。(早稲田大・女)
●漢文は覚えることが少ないので、夏休みにまとめて勉強すると得点力がアップする。(早稲田大・男)


理科

●物理は既習範囲を復習して、「ちょっと頑張れば理解できそう」というレベルの問題集にチャレンジしたら、実力が伸びた。(明治大・男)
●物理の苦手分野を参考書で基礎から固め直した。苦手な人は特に、説明が丁寧な参考書を使うのがおすすめ。(東京理科大・男)
●化学や生物の基本事項を単語カードにまとめて覚え直した。この学習をしたおかげで、夏休み明けの模試では点数が大幅にアップした。(横浜市立大・女)
●学校で使っている問題集で、生物の既習範囲を総復習。資料集で図やイラストも確認すると定着しやすい。(三重大・男)
●地学の知識の穴を、問題を演習する中で補強していった。図や写真と語句をセットで頭に入れると覚えやすい。(京都大・女)


地理歴史・公民

●世界史の教科書を1章分読んだ後、その範囲の一問一答をやり、できなかったところを教科書で確認。この手順で歴史の流れと語句を習得できた。(慶應義塾大・女)
●歴史の勉強は、講義口調でわかりやすく解説している参考書がおすすめ。夏休み中、毎日これに目を通すことで、知識と流れが自然と頭に入った。(慶應義塾大・女)
●ちょっとしたスキマ時間でも取り組める日本史のゲームアプリを活用すると、効率よく勉強できた。(早稲田大・男)
●地理は、主要都市、河川、油田などの重要項目ごとに白地図に書き込んで知識を整理した。試験直前の確認にも役立った。(明治大・男)
●現代社会の知識を最小限にまとめてある参考書を音読し、この1冊の要点を暗記した。(三重大・男)


Q 夏休みの自主学習に一番オススメの場所は?

1位 塾・予備校(自習室など)・・・32%
●他の受験生の姿が見えると、やる気が出る。
●誘惑がなく、やるしかない状況が最適。
●1席ごとに区切った自習ブースは集中できる。

2位 自宅・・・24%
●移動時間なしで、勉強道具が揃う自宅が最強!
●適度な雑音のあるリビングだと集中できた。

3位 図書館(ほか公共施設)・・・23%
●適度に他人の目があり、話しかけられない。
●静かだし、勉強している人も多いのがよい。

4位 在籍高校(自習室など)・・・20%
●知人同士で監視し合う状態で勉強が進んだ。

5位 カフェ・飲食店・・・1%
●他の客が視界に入らない席は集中できた。



Q 夏休みの勉強時間中、休憩を挟んだ?

休憩を挟んだタイミングは?

夏休み「学習計画スタイル」の禁則!

●苦手から逃げない!自分は夏休みに苦手の国語を避け、後々まで足を引っ張られた。(慶應義塾大・男)

●基礎知識が不十分のまま、問題演習ばかりやらない。まずはインプットを重視する。(大阪大・女)

●基礎の勉強を飛ばして、「難しい問題を解けるようにすれば、易しい問題なんて楽勝だろう…」と応用問題に取り組んでも、時間と労力を無駄にするだけ。(名古屋大・男)

●参考書などを1回見ただけで覚えられると思ってはダメ。翌日、1週間後、1か月後と、何度も確認する必要がある。(東北大・男)

●正解選択肢を選ぶだけで、勉強したつもりになっていては、絶対に力はつかない。(明治大・男)

●志望校の過去問を一度も確認していないと、勉強のポイントが絞れず、不安だけが増える。まず最終的な到達点を確認しておくべき。(慶應義塾大・女)

この記事は「螢雪時代(2017年8月号)」より転載いたしました。


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