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【先輩合格者は“夏”をこう過ごした!】夏休みの目標&計画

  • 天王山の夏を制する秘訣は?【大解剖】 受験生の”夏休み”

受験生にとって、合否の分岐点になりうる重要な“夏休み”。
合格を手にした先輩たちは、この時期をどう過ごしたのか?
ここでは、編集部が実施したアンケート調査の結果をもとに、「目標・計画」・「学習」・「生活」の3つの視点から、大学合格者たちの“夏休み”を徹底解剖していく。

Q 夏休みの時点で志望校は明確だった?(現役入学者のみ)

Check!
基礎or応用・実戦を問わず、志望校の入試を見すえて学習



Q 夏休みの受験勉強の学習段階は?(現役入学者のみ)

夏休み期間の基礎固めの進み具合は?(回答者平均/現役入学者のみ)

Check!
最優先目標は基礎固め! 夏の間に完成のメドをつける



Q 夏休みの受験勉強の計画を立てた?

計画の中で決めたことは?

各科目の学習分野・項目・・・・57%
1日の合計学習時間・・・・・・・・40%
1日の学習の時間割・・・・・・・・25%
1日単位のノルマ(学習量)・・・・・45%
週単位のノルマ(学習量)・・・・・・33%
夏休み全体のノルマ(学習量)・・52%
使用教材(参考書・問題集など)・・・70%
学習の優先順位(科目・分野等)・・・50%
学力到達レベルの目標基準・・・・23%

Check!
自分なりに学習をプランニングし、無理なく計画的に課題をこなす



Q 学習の進行状況は自己管理していた?

予定した学習は実行できた?

予定以上にできた・・・・・ 2%
予定通り実行できた・・・・23%
8~9割実行できた・・・・・35%
------------------合計:60%------------
6~7割実行できた・・・・・26%
半分程度はできた・・・・・8%
半分もできなかった・・・・6%

Check!
進行状況を記録して自己管理。予定した学習を確実にクリア!



学習段階に応じて目標設定。無理のない計画で達成を狙う

 受験成功の分岐点となる夏休み。この夏を制して、志望校合格へと大きく前進したいものだが、その前提となるのが適切な目標設定だ。そこで、大学合格者の夏休み時点での学習段階に注目してみると、4割弱の人は基礎力養成のみ、6割弱が基礎力養成に加えて応用・実戦力養成の学習にも取り組んでいる。最終到達点である志望校の入試レベルを見すえつつも、まず基礎力を養い、学力の土台を築くことが、夏休みに優先すべき最重要の目標だと言えるだろう。
 また、目標を達成するには、計画的な学習でノルマを着実に消化していく必要がある。今回の回答者も、ほとんどの人が夏休み中の計画を立て、進捗を管理しながら勉強を進めている。とはいえ、彼らの計画も進捗管理の方法も、大多数は「おおまか」なもの。詳細まで細かくプランニングし、厳密に進捗を管理するという人もいるが、背伸びをしすぎると結果はついてこない。自分にとって譲れないポイントは確実に押さえつつ、無理のない現実的なやり方で目標を追いかけることが成功の秘訣と言えそうだ。



夏休みの目標&計画
大学合格者の体験談&アドバイス

Q 夏休みの受験勉強の目標成果は?(現役合格者のみ)

●夏休みは、英語・数学・国語の主要3教科の基礎固めを最重要の目標とし、英単語の暗記や数学の基本問題の理解などを徹底。秋以降、スムーズに応用力養成の学習にシフトできた。(明治大・男)

●夏まで部活動が忙しかったので、夏休みは毎日の勉強を習慣づけ、基礎をしっかり固めること意識。受験に向けた態勢が整い、それが合格につながった。(大阪大・女)

●夏休みは、それまで学んだ学習内容を総復習して基礎を固めた。これが後々役立った。(早稲田大・男)

●未習範囲の残る世界史の先取り学習と数学の苦手克服に重点を置いた。世界史は2学期の授業内容が定着しやすくなり、数学は受験期までに苦手を克服できた。(大阪大・女)

●英語の問題演習と日本史のインプット&アウトプットを軸に学習し、模試の高得点獲得を目標にした。成績アップを実現し、秋から過去問演習に取り組めた。(慶應義塾大・男)

●志望校の過去問を解いてみて不足を痛感した基礎力の強化を徹底。夏の終わりには、過去問をかなり解けるようになった。(青山学院大・女)

志望校の入試を見すえて勉強することで、2学期の勉強も勢いがつき、意欲もアップ。(津田塾大・女)

Q 夏休みの学習の成果は?

Q 夏休みの成果が受験結果に影響した?

Q 夏休みにどんな学習計画を立てた?

●過去問や模試で見つけた弱点の優先順位を決め、それぞれ克服に必要な時間を割り出し、スケジュールに落とし込んだ。(早稲田大・男)

●夏休み中、1日にどれくらいの時間勉強できるかを細かく検討したうえで、期間中に終わらせたい学習項目を割り振った。(東北大・男)

●夏休み全体の勉強時間を500時間に設定し、各教科に時間を割り振り、次に夏休みを4つの期間に分けて期間ごとの各教科の学習時間を決めた。(東京理科大・男)

●8月25日時点で何をどこまで達成していたいかの最低ラインを設定。そのために必要な学習を検討し、週単位に落とし込んだ。(明治大・男)

●1週間分でB5用紙1枚を使い、横線を引いて7等分し、日付とその日の学習内容を書き込んだ。計画を立てるときは、情報を可視化することが大切。(兵庫県立大・女)

●古文単語や英単語は「1日50語」、英文法書は「10ページ」など、1日のノルマを学習項目ごとに細かく決めた。(東京大・女)

●細かく計画せず、「基礎を完了させる」という大きな目標を立て、毎日、前日までの進度によって学習メニューを決めた。(慶應義塾大・女)

Q 自分は計画性があるほう?

Q スケジュールの管理調整は得意?


Q 計画実行・管理&目標達成の秘訣は?

●自分が「できる」と思う量の8割程度をノルマとして設定するのが、完全実行の秘訣。(慶應義塾大・女)

●一定期間ごとのノルマを定め、達成なかった場合は、原因を探して次の期間に生かす。(明治大・男)
●予定はずれるものと割り切って、予定通りにいかなかったことを放置せず、やり遂げてから次に進むようにする。(慶應義塾大・女)

●計画を確実に実行するには、遅れを調整する予備日を設けて計画すること。(岐阜医療科学大・男)

●夏休みの目標を達成するには、自分の最重要科目や苦手科目から勉強を始めて、先に片づけてしまうことがポイント。(明治大・男)

●計画通りにやってみて不具合があれば、全体の予定を見直し、再調整することも大事。(京都府立大・女)

●ルーズリーフに毎日の学習内容を書き、終わったら消していくと、実行状況を管理やすい。(筑波大・男)

●スマホのアプリに学習時間を入力し、科目ごとの学習時間を“見える化”した。(慶應義塾大・男)

●ただ計画したノルマをこなすだけではダメ。勉強した内容がきちんと理解できているか、数日ごとにテストするとよい。(大阪大・女)


夏休み「目標・計画」の禁則!

●詰め込みすぎの計画を立てても、まず実行できない。自分を過信してはダメ。(一橋大・女)

●独りよがりの目標・計画を立て、間違った方向に進んでしまっては意味がない。優先事項などは学校の先生などに相談するべき。(兵庫県立大・女)

●苦手科目にこだわりすぎない。自分は苦手な数学に時間を費やしすぎ、夏の学習が手薄になった理科が後々足を引っ張ることになった。(東京理科大・男)

●夏多期講習の受講数がすぎるのはNG。各講習の予習・復習にかける時間も計算して計画しないと、受講してもムダにする可能性がある。(名古屋大・男)

●学習状況を毎日記録しないのはNG。勉強量の変動がわからず、さぼりがちになる。(新潟大・女)

●計画した通りに進むものと思ってはいけない。また、ノルマが終わっていないからと就寝時間を遅らせるのは、もっといけない。(三重大・男)

この記事は「螢雪時代(2017年8月号)」より転載いたしました。


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