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難関大合格者の[暗記力強化法]徹底調査!②【科目別 暗記事項&オススメ暗記法】

  • 先輩たちの[暗記力強化法]徹底調査!

難関大入試の合格ラインを超える得点力を身につけるためには、単語・文法・公式・解法・用語など、暗記しなければならないことが山ほどある。
志望校に合格を決めた先輩たちは、こうした暗記事項をどのようなツールを用いて、どのように工夫をこらしながら暗記していたのか。
また、暗記力を高めるために、どのような生活習慣を心がけていたのか、そうした実態について調査した。
先輩たちのノウハウやアドバイスを参考にして、暗記力を強化していこう。

【科目別】暗記したものは?※多い順に3つを回答

英語

英語の暗記事項といえば、単・熟語、構文、英文法・語法など。単・熟語集や暗記カードを使ったオーソドックスなスタイルのほか、実践的な英語力をつけるために先輩たちはどんな工夫をしていたのか、聞いてみた。

オススメ暗記法

●英文法や構文は、学校の参考書を声に出しながら何度も読み、わからない単語の意味はその都度覚えるようにした。(名古屋大 法学部 Nさん)
●英単語は単語の意味と一緒に載っている例文を覚えることで単語の意味と用法の両方を覚えていた。(奈良女子大 生活環境学部 Hさん)
●英単語や熟語は声に出して覚えるようにするとアクセントや発音の勉強にもなるのでオススメです。(九州大 薬学部 Sさん)
●単語帳や文法書で覚えきれていなかった部分に付せんを貼っていき、覚えたらその付せんをはがしていった。(長崎大 医学部保健学科 Iさん)
●単語帳を手頃なサイズに分割して(10ページごとなど)ポケットに入れ、暇なときに眺めて暗記していた。(熊本大 医学部医学科 Tさん)
●例文を暗写できるようになると、単語だけでなく文法的なことも身につく。(鹿児島大 医学部医学科 Tさん)
接頭語や接尾語の意味から英単語を覚えた。例えば、「in-」「im-」(内側へ)の意味から、include(含める)・import(輸入する)などの意味と理解した。(早稲田大 教育学部 Iさん)


数学

数学の「公式」「解法」「定理」は問題を解いて覚えていくの が効率的。数学は解法パターンを知れば知るほど高得点 がねらえる。問題を解く際には「なぜそうなるのか」を常 に意識しながら、解法のプロセスを理解していこう。

オススメ暗記法

●数学は解法ごと覚える。センター試験の問題は基礎のチェックにちょうど良いので、解けなかった問題の基礎となる知識と一緒にノートにまとめる。(東京工業大 工学部 Hさん)
●公式は問題を解いていく中で覚え、忘れやすい公式はノートにまとめた。(新潟大 医学部保健学科 Sさん)
●公式や解き方のパターンを、問題を実際に解きながら覚えていくほうが、ただ覚えるより覚えやすくなる。(大阪大 経済学部 Mさん)
●公式と定理はセンター試験の過去問を利用して覚えていた。(奈良女子大 生活環境学部 Hさん)
●問題を解きながら、わからなかったときには教科書をそばにおいて確認できるようにした。それを繰り返すことで公式や解法は暗記できた。(長崎大 医学部保健学科 Iさん)
●数学は解くことで「感覚」として覚えた。教科書の基本問題を見たら鉛筆が動くというくらいやり続けた。(大阪市立大 生活科学部 Kさん)
●問題をたくさん解いて解法パターンを網羅するのが効果的です。解法が身につくまで繰り返し解いた。(大阪府立大 生命環境科学域 Hさん)


国語

古文・漢文の読解力を高めるには、「単語」「文法」「句法」といった基礎知識をしっかり覚えて、数多くの文章にふれることが大切。その際に音読してリズムをつかむと頭に入りやすい。現代文の「漢字」も暗記しておきたい。

オススメ暗記法

●古文単語も英単語同様、声に出すと覚えやすい。暗記した単語は実際に問題を解くことによって、さらに定着する。(東北大 法学部 Yさん)
●古文文法や単語は、徒然草や大鏡などの短編集で物語の流れとともに覚えた。単語だけで覚えるよりも効率が良い。(山形大 農学部 Tさん)
●古文単語はゴロ合わせがオススメです。ゴロ合わせのCD付きの教材を購入して、電車などで聞くのがよいと思う。(一橋大 商学部 Mさん)
●漢文は教科書や問題集で出てきた文章を音読することで、単語や句法の使い方がしみついてくるように感じた。(大阪大 医学部保健学科 Sさん)
●漢字はセンター試験の過去問で出てきてわからなかったものを、使い方も含めメモして持ち歩いて覚えた。(奈良女子大 生活環境学部 Iさん)
●古文単語は、原義や中心となる意味を関連づけて覚えた。例えば、「やつす」は、「地味な格好に変えて、みすぼらしく目立たないようにする」が原義なので、そこから、「僧は目立たない服装をする」⇒「出家する」の意味も生まれたと覚えた。(早稲田大 教育学部 Iさん)


理科

回答率は、理科の各科目を合わせて算出

科目別に見ると、物理は「公式」「法則」「解法」を理解して覚えた人が多く、化学はこれら3つに加えて「教科書の基本事項」を暗記した人が目立つ。生物・地学では「教科書の基本事項」「用語」を覚えた人が多い。

オススメ暗記法

●化学や生物は授業のものとは別にノートを作って、模試の解説などから得た知識をちょこちょこまとめるとよい。(北海道大 獣医学部 Oさん)
●有機化学は反応経路図を書いて覚えるようにすると、化学反応式も覚えられるし、反応の流れもわかる。(筑波大 理工学群 Oさん)
●化学基礎・生物基礎の暗記事項は、正誤問題集を解きながら覚える。「教科書で暗記→問題集で確認」を繰り返す。(一橋大 商学部 Mさん)
●化学の計算問題は、その解法を軽く暗記することで複雑な問題や新しい問題が出てきても対処できた。(奈良女子大 生活環境学部 Hさん)
●生物の教科書の用語は絵を描いて覚えていた。動植物などは色をつけて描くと、イメージで思い出しやすくなる。(京都府立大 文学部 Yさん)
●物理は問題演習を通して公式を覚えた。公式だけを覚えるより問題に当てはめて使うほうが身につく。(大阪府立大 生命環境科学域 Hさん)
●化学の無機化合物や有機化合物の物質の色などの特性は、図説の写真で覚えると頭に残りやすくなる。(東京理科大 理工学部 Sさん)


地歴・公民

回答率は、地歴・公民の各科目を合わせて算出

地歴・公民の各科目とも、「用語」「教科書の内容」を理解して覚えた先輩が多い。また、日本史や世界史は「図録」を用いて、出来事が起こった因果関係や前後関係などについて理解を深めた人もいたようだ。

オススメ暗記法

●世界史は宗教的な面、国ごとの面、戦争という面など、1つの事件をさまざまな観点からまとめると理解が深まる。(東北大 法学部 Yさん)
●日本史はその出来事の背景や原因を理解してから暗記することで、歴史の流れや周辺知識も網羅することができた。(一橋大 法学部 Yさん)
●倫理は問題を解いてわからなかった人物や単語などを用語集で調べつつ覚えていった。(新潟大 医学部保健学科 Sさん)
●日本史の政権を握った人物の流れは、先生が作った親父ギャグのようなゴロ合わせを活用して覚えた。(名古屋大 法学部 Nさん)
●地理の授業で使う地図帳に、世界史で習った重要な出来事が起きたところを書き足して、両方覚えられるようにした。(都留文科大 文学部 Oさん)
●世界史は教科書と資料集をセットで読んで暗記。用語や年号だけでなく、同じ時代のほかの国の動きも比較できる。(関西学院大 国際学部 Hさん)


単語・文法は例文と一緒に、解法は問題を解いて覚える

 英語は「英単語・熟語」「英語構文」「英文法・語法」、国語は「古文の単語・文法」「漢文の句法」を暗記した先輩が多かった。これらは英文や古文、漢文を読むために必要な知識であり、例文とセットで暗記すると覚えやすい。数学の「公式」「解法」「定理」は問題を解いて覚えるのが効果的。理科は「教科書の基本事項」「用語」を覚えた人が多かったが、計算問題については数学と同様に問題を解いて、公式や解法を覚えると効率がよい。地歴・公民は「用語」「教科書の内容」を覚えた先輩が多い。日本史や世界史はタテ(時系列)とヨコ(関連性)を押さえて流れで覚えていた人が目立った。公民はニュースや新聞から情報を得ることも大切。

この記事は「螢雪時代(2017年6月号)」より転載いたしました。


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