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2018年 私立大[一般入試]

  • [2018年]大学入試まるごとガイド

受験勉強を始めるにあたっては、まず大学入試のしくみを正確に知ることが大切だ。
早く知れば知るほど、志望校を決めたり、学習計画を立てたりする上で有利になる。
そこで、2018年の大学入試のしくみやポイントについてまとめたので、自分に合った入試のスタイルを探してみよう。そして、「難関大合格!」に向けて受験勉強をスタートさせよう!

近年、受験生数の減少などを背景に私立大の入試では多種多様な選抜方法が実施されている。名称だけではちょっと分かりにくい入試制度もあるので、ここではそれらの基本的な仕組みについて紹介しておこう。

合格のチャンスがひろがる
多種多様な入試方式!

私立大一般入試のスケジュール

 まず、4~5月ごろから入試概要、そして7月上旬からは募集要項(願書)の発表・配付が始まる。募集要項の配付時期は各大学によって異なり、だいたい9~11月がピークとなる。大学によっては、入試概要で発表した科目・配点などを一部変更して、募集要項やホームページで発表する場合もある。いずれにしても必ず募集要項やホームページで最終確認をしよう。
 入試は、センター試験後の1月下旬から、まず関西地区を中心に本格化し、2月中旬には首都圏を中心に最盛期を迎える。3月には後期入試、2期募集などが実施されるが、3月下旬には大半の私立大で入試は終了する。



私立大一般入試の出題科目

 センター試験利用入試を除く私立大一般入試の科目を見てみよう。英語は「コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ」を課す大学が多い。国語は「国語総合のみ」または「国語総合、現代文B、古典B」を課す大学が多いが、「国語総合(古文・漢文を除く)、現代文B」を課す大学も見られる。地理歴史は日本史・世界史・地理の各B科目が圧倒的。理科では、「基礎・発展」1科目が多く、難関大や医学科では「基礎・発展」2 科目を課すところが目立つ。数学は、文系では数学Ⅰ・Aや数学Ⅰ・Ⅱ・A、理系では数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bや数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bなどを課す大学が目立つ。
 なお、私立大一般入試で小論文を課すところを受験する場合は対策が必要となる。  科目数は、各大学のメインともいうべき一般入試は、難関大を中心に基本的には3 教科型。近年では 2 教科(選択)型も増加している。
 文系だと、英語・国語必須に地歴・公民・数学から1科目選択が主流。2 教科型は英語・国語型、あるいは英語必須+他1科目選択、または任意の2 教科選択など。
 理系は、英語・数学・理科の3 教科が基本で、2 教科の場合は英語・数学型、数学必須+英語・理科から選択、などがある。

複線入試の主流は「センター利用」

 私立大には「複線入試」といって、同じ大学の学部・学科に、A日程・B日程など複数の選抜方式があって、試験日が重ならなければ併願できるという入試方式がある。
 複線入試には、一般的な3教科入試の他に、センター試験利用入試や2~1教科入試、得意科目重視型など様々なタイプがある。
 複線入試の主流といえるのはセンター試験利用入試だ。この入試方式は、個別試験を行わずセンター試験の得点だけで判定するケースが多いが、個別試験を課してセンター試験の成績と総合して判定したり、センターと個別試験の両方を受験し、いずれか高得点の方で判定したりするケースもある。2017年入試では私立大全体の約9割にあたる526大学(2016年12月初旬現在)で実施された。
 私立大のセンター試験利用入試のメリットは、国公立大との併願がしやすく、センター試験の受験だけで複数の私立大を受験できることだ。国公立大志願者にとってはセンター試験対策がそのまま私立大対策になるので人気も高く、同じ大学・学部でもセンター試験利用入試は一般入試より難易度が高くなる。だが、センター試験利用入試の合格者は募集人員の10 倍程度出すのが普通なので(【2018年 知っておきたい・大学入試キーワード】の「2: 志願倍率と実質倍率ってどう違うの?」を参照)、戦略を立てて挑戦したい。


受験機会が増える「全学部日程」

 いわゆる一般入試は、学部・学科ごとに異なる問題を使って異なる日程で試験を行う。これに対して全学部日程入試では、全学部や複数の学部・学科が、共通の問題で、同じ日に一斉に試験を行うため、1回の受験で複数の学部に併願することが可能になる大学が多い。
 さらに、学部ごとの試験とは別の日に行われるので、同じ学部・学科を2度受験することが可能になるほか、併願校との日程重複も回避しやすくなるメリットがある。



 日本大や明治大、同志社大のように、大学所在地以外の試験会場を全国の主要都市に設けて「全学部日程」を実施するところもあり、受験生には好評のようだ。



併願に便利な「試験日自由選択制」

 試験日自由選択制とは、同一の学部・学科で複数の試験日が設定され、受験生がその中から試験日を自由に選んで受験できる入試制度のこと。2~3日の連続する試験日が設けられることが多い。たとえば2017年入試の立命館大の全学統一方式の文系の試験日は2月1日~4日まで4日連続、同じく理系(薬を除く)でも2月2日・3日両日の試験日を設けている。
 この入試制度のメリットは、すべての試験日で同じ学部・学科を受験できたり、併願校の試験日との重複を避けられたりして、併願の可能性を広げられることだ。



得意が活かせる「得意科目重視型」

 得意科目重視型というのは、事前に申請した得意科目の配点に一定の倍率が掛かって評価される方式のこと。たとえば得意科目として申請した国語で90点(100点満点)を取ったとする。仮に倍率が2倍なら国語の得点は180点として換算されることになる。
 また、3教科受験が必須だが、そのうちの高得点2教科で合否判定されるといったケースもある。いずれにしても自分の苦手科目をカバーできて、自分の得意科目を活かすことができるありがたい入試制度だ。



ネット出願(ネット割)が拡大

 最近はインターネットを利用した出願(ネット出願)を導入する大学が増えている。本誌編集部の調査によると、2017年私立大一般入試でネット出願ができるのは、全体の約50 %にあたる292大学。このうちの150大学(約51%)はネット出願に全面移行(紙の願書を廃止)し、残りの142大学(約49%)は紙の願書と併用してネット出願を行う。紙の願書と併用する142 大学のうち72 大学(約51%)で、ネット出願に伴い受験料を割り引く「ネット割」を実施している。2017年一般入試では、慶應義塾大・立教大・早稲田大など65大学がネット出願を新たに導入したが、今後ますます利便性の高い出願方法として、ネット出願は定着していくことだろう。



成績優秀者への経済的支援

 入試で優秀な成績を収めた者は「特待生」や「給費生」として、学費を免除(減免)されたり、返還不要な一定の金額を支給してもらえる大学もある。入学後も学業成績が良ければ、同様の特典が用意されることがある。志望校でこうした制度が導入されているかをチェックしてみよう。



近隣で受験可能な「学外試験会場」

 「学外試験会場」とは、大学のキャンパス以外の場所に設置される試験会場のこと。これを利用すれば遠隔地の志望校まで出向かずに、地元や近隣で受験ができる。移動に伴う体力的・経済的(宿泊費・交通費)負担が軽減され、精神的にもリラックスできる。
 学外試験会場の場合、大学本部で実施する試験日とは異なる日程で行われれば、ここでも併願が可能となる。
 以下に2017年の学外試験会場の例をいくつか挙げた。大学・学部や入試方式によって設置する会場が異なったり、会場の新設や廃止などの変更もあるので、「大学案内」や「募集要項」で必ず確認しよう。

この記事は「螢雪時代(2017年4月号)」より転載いたしました。


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