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大学受験生必読!【清水章弘先生が伝授】苦手に勝つための4つのマインド

  • [2017/6/28]

いよいよ7月。受験生にとっての「勝負の夏」がやってくる。今こそ苦手を乗り越えるための「正しい努力」をして、成長の秋を迎えたい。東京大合格のために自分自身も苦手を乗り越えてきた清水章弘先生のアドバイスを、しっかり受け止めよう。


プラスティー教育研究所代表取締役:清水 章弘先生

苦手克服のときは今! すぐに取りかかろう!

 みなさんには苦手科目がありますか? 僕が受験生のころは世界史が苦手で、忘れもしないのが高校3年生の夏。とある全国模試で21点、偏差値も30くらいをとってしまい、死に物狂いで克服して、ギリギリで東大に滑り込んだのを覚えています。直前に焦って不安にならないためにも、苦手科目に気づいたら、逃げずに1日でも早く克服しておくこと。

 今回は、僕が実際にやっていた、苦手を克服するコツをお伝えします! 今日からすぐに取り組んでみてください!

1 「苦手はチャンス!」と思え!

敵は苦手そのものじゃない
メンタルにこそ原因がある

 苦手、苦手、苦手…。そう考えると、やる気がなくなりますよね。苦手克服の敵は、自分のメンタルブロックです。まず、苦手は「チャンス」だと自分に言い聞かせましょう。理由はかんたん。苦手を克服するほど、合格に近づくからです。しかも、意外と短時間で。得意教科を10点伸ばすより、苦手教科を20点伸ばす方が楽なことも多いですよね。成績の伸び方は、S字カーブのよう。最初は上がりませんが、ちょっとしたらグンと伸び始めて、しばらくしたら緩やかになります。避けてきた苦手科目こそ、逃げずに取り組んだ分だけ伸びていきます。でも、この事実を知らない人がほとんど。だから苦手科目がある人が多いんですね。



2 "好き"と"嫌い"をサンドイッチ

カラー付せんで気分よく!
勉強する順番を変えてみる

 ついつい苦手から逃げてしまう人は、勉強の順番を変えてみましょう。「得意 ⇒ 苦手 ⇒ 得意」の順番ですると、集中しやすくなりますよ。まずは得意教科から始めて、気持ちを乗せてから、いったん苦手教科へ。でも、それがずっと続くわけではありません。「あとで得意教科をやるから」と気持ちを保ちながら、頑張りましょう。そして最後は、ご褒美に得意教科を。

 この「得意 ⇒ 苦手 ⇒ 得意」の勉強法を支える強い味方が、正方形で少し大きめ(75×75ミリ)の付せんです。オレンジと青の2色を用意してください。そこに各教科1枚、やるべきことを書き出し、机や壁に貼っておくのです。オレンジ色は、気持ちを明るく盛り上げる効果があるので、好きな教科はオレンジの付せんにやることを書き出し、意気揚々とやりましょう。青色には、気持ちを落ち着かせて集中させる効果があるので、苦手教科は青の付せんに書いて、淡々と集中して取り組んでくださいね!


3 ゲームみたいに楽しもう!

自分を“監視”!?
タイムラプスで自撮り

 苦手をゲームのように攻略するのもおすすめ。「逆に楽しんじゃおう」という発想を持ってみましょう。たとえばスマホを苦手克服に使ってみること。“受験の敵”とされることが多いスマホですが、強い味方にもなるのです。たとえば、「タイムラプス」というカメラの機能がありますよね。低速で撮影した画像をつなぎ合わせて、たとえば30分かけて撮った動画を30秒くらいの高速で再生する機能のことです。これを利用して、苦手科目に取り組んでいるところを「自撮り」しながら勉強してみると、意外に集中力が続くのです。

 メリットはまず、撮影中はスマホを触れませんから、スマホを使わなくて済みます。そして、あとでかっこいい動画を観たいので、優等生のようにスマートに勉強するようにもなるでしょう。「自分で自分を監視している!」という不思議な感覚が、苦手分野の勉強にも強制的に取り組ませてくれるはずです。

「勉強垢」を作って友達と励まし合う

 タイムラプス撮影した動画は、TwitterやInstagramに作った「勉強垢」にアップすると周りからの目も気になって、頑張りやすくなります。また、LINEなどで「勉強専用グループ」を作ってもいいでしょう。勉強時間や、取り組んだことを報告し合っても刺激を与え合えるはず。グループの人数は4名くらいが適切。多すぎると、勉強以外の会話をしたりしがちなので要注意です。

 勉強は形から入る、というのは受験の鉄則。「勉強垢」や「勉強専用グループ」でまじめ風にふるまっているうちに、勉強が習慣化されます。僕は文系でしたが、理系の友人と、毎晩携帯メールで「今日は7時間やった!」「負けた! 俺は6時間半だ…」と送り、励ましあいました。そして彼は国立医学部に、僕は東大になんとか現役で合格できたのです。

4 くじけたら思い切って休もう!

苦しい時は「プチ逃げ」して寝る!

 とはいえ、どうしても心が折れそうなときってありますよね。「模試が全然できなかった!つらくて見直しすらしたくない!」そんなときは、寝てしまおう! 逃げたいときは、逃げればいいのです。でも、ただ逃げるだけではだめ。ポイントは「プチ逃げ」。「反省と対策を書いてから寝る」というやり方です。そうすれば「明日からこうすればいいのね」とすっきりして寝ることができます。対策はたとえば「(What)『確率』の基本問題を解けるようにする/(Why)センターで8割突破するため/(When)8月の模試までに/(Who)学校の先生に相談する/(Where)塾の自習室で/(How)毎週10題ずつ解いて、間違い直しまで必ずやる」のように、「5W1H」を意識して書き出すといいでしょう。


受験と思うな、人生と思え!

 この「プチ逃げ」は将来、仕事でも役に立ちます。社会に出ると、受験勉強の比じゃないくらい大きなプレッシャーがかかることもあります。いまのうちからストレスと上手に付き合えるようになってほしいのです。

 「受験勉強は役に立たない」なんて言う大人がいるけど、それは(ここだけの話)一生懸命やらなかった人。ちゃんと取り組めば、いくらでも役に立つ! 将来へのトレーニングと思って、受験に全力でぶつかっていこう!

この記事は「螢雪時代(2017年7月号)」より転載いたしました。

著者プロフィール
清水 章弘先生

清水 章弘先生

1987年、千葉県船橋市生まれ。東京大学教育学部を経て、同大学院(教育学研究科)修士課程修了。大学3年時、20歳で起業し、「勉強のやり方」を教える学習塾を2校(東京校・京都校)経営しながら、全国さまざまな学校・教育委員会・企業の教育アドバイザーを務める。駿台とも協業し、駿台高校部の立ち上げにも携わり、現在はそのコーチングをすべて監修。著書は『現役東大生がこっそりやっている、頭がよくなる勉強法』(PHP)、『東大生が知っている! 努力を結果に結びつける17のルール』(幻冬舎)など11冊、累計40万部を突破。監修・出演にNHK Eテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」など。

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