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2次試験は英語・数学で差がつく

  • 国公立大2次出願のポイントはこれだ!

センター試験(以下、セ試)を受けたら、自己採点の結果をもとに、国公立大志望の人は2月1日までに個別試験(以下、2次)へ出願する。
予想より得点できた人も、そうでなかった人も、結果を冷静に受け止め、最善の対策を立てよう。
ここでは、自己採点データや大学公表の合格者データなどをもとに、2次出願のポイントと“2次逆転”の条件を紹介する。

教科別の得点分布の特徴を、
標準的なケースからつかもう。
差がつきやすいのは英語と数学だ

英語
得点差がつきやすいキー科目

 英語は大半の大学で課されるが、A・B大学の例をみると、国語に比べて得点差がつきやすく、合否に大きな影響を与えている。
 A大学の場合、文系だけに英語が得意な人も多く、受験者の平均点は得点率65%前後、合格者は110点~160点の範囲に多く分布。配点ウエートが大きいこともあり、英語の高得点者の多くが合格している。一方、B大学では理系のためか、受験者には低得点者も多い。合格者も50~140点に幅広く分布しているが、やはり英語での高得点者の合格率は高い。文理ともに、英語は合否を決めるキー科目といえる。大学による難易差はあるが、最低でも文系で60%以上、理系でも50%以上は得点したい。

国語
比較的、差がつきにくい

 国語は平均点レベルに得点分布が集中し、差がつきにくい。C大学は文系学部だけにD大学の理系学部よりも平均点が高く、高得点者の合格率も高い。逆にD大学の理系学部では50~150点と合格者の分布は幅広い。理系の場合、国語を課すケースが少ない上、配点もたいてい数学・理科に比べて小さいので、得点率が低くても合格する反面、高得点者でも合格しないことがある。とはいえ、不得意な場合でも50%以上の得点を目指してほしい。なお、制限字数以内で理由を説明したり、主旨を要約したりする設問で意外に差がつくという。


数学
わかりやすい答案で
部分点を確保

 数学は文系・理系を問わず、得点差が大きい。できる人は満点に近くなるが、できない人は0点に近い得点になるからだ。
E大学の文系学部の場合、受験者・合格者ともに得点差が大きく、60%を超えるような高得点者の合格率は高い。文系では、数学が得意なら強力な武器となる。
 F大学の理系学部では、出題レベルがやや難しく、受験者の平均は80点前後、合格者は幅広く分布している。合格には最低限40%以上は必要で、60%以上では大半が合格した。
 メモを書き連ねたような答案でなく、論理展開、計算の過程、推論などを明確にし、採点者にわかりやすい答案作成を心がけ、きめ細かく得点しよう。2次試験の採点法は、減点主義ではなく加点主義。完答できなくても、部分点だけで合格している人は多いのだ。

理科
高得点が合格への必須条件

 理科の場合、受験者の平均点は、物理よりも化学の方がやや高い傾向がある。G大学・H大学の得点分布を見ると、理科の高得点者は大半が合格したことがわかる。全国的に理科の得点分布は安定しており、確実に合格するには60~80%の高得点が必要とされる。ただし、2次で理科2科目を課す大学で、なおかつ低倍率の場合は、不得意な方の1科目が30%程度の低得点率で合格したケースもみられる。

 以上、2次試験の教科別に標準的な事例を示した 図表3 で、得点分布の特徴を見てきた。得点差がつく教科でもつかない教科でも、わかりやすい答案作成で着実な得点を心がけたい。


この記事は「螢雪時代(2017年2月号)」より転載いたしました。


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