page_top

【試験開始編】センター試験“困った”対策「マークする時はココに注意!」

  • [先輩たちに聞く] センター試験“困った”対策 ―Trouble shooting―

いよいよ目前に迫ったセンター試験。
これが本番の皮切りになる人も多いだけに
想定されるマイナス要素は徹底的に排除しておきたいもの。
そこで先輩たちにセンター試験で困ったことやその対処法、
さらに意外な落とし穴などを聞いてみた。
万全の準備を整えるヒントがいっぱいだ。

マークを塗るのは
どのタイミング?

時間不足に備え1問ずつ。
ただしズレ確認はまめに
学習院女子大学 国際文化交流学部 Y.Sさん

 どの科目も1問ずつマーク。時間が足りなくなった時に塗れないと困るし、後で戻る手間もかかりません。その代わり、こまめにずれていないか確認をしました。

テンポが大事な数学は
大問ごとがおすすめ
千葉大学 教育学部 H.Fさん

 途中でずれると思い、すべての教科で大問ごとに塗った。特に数学は、解いているテンポを大事にしたかったし、選択肢も多いので、1問ごとに塗るのは時間のムダだと思う。国語は、問題を終わらせることに集中したかったことが理由です。

効率重視で大問ごとに。
臨機応変な対応も大切
大阪府立大学 生命環境科学域 M.Hさん

 問題数が多い英語や数学は、「解く」と「塗る」を別の作業にした方が、1問ずつ塗るより断然効率がよいので大問ごとにマーク。時間が少なくなってきたら、全問解き切れていなくても1問ごとに塗り、点を稼げるよう努めた。地歴の穴埋めは、まとめ塗りが速いが、地図やグラフで問いの間が離れている時は1問ずつ塗った。臨機応変に対応するのが一番だと思います。

ページが多い国語は
1問ごとで手間を減らした
鹿児島大学 教育学部 S.Tさん

 国語は、特に小説など、大問あたりのページ数が多いので、何度もめくるとタイムロスのような気がして、1問ごとに塗った。英語の長文は、内容を忘れないよう、問題冊子に解答しておき、後からまとめてマークするのがおすすめ。

英語は集中力重視。
数学は区切りを見て
慶應義塾大学 医学部 I.Kさん

 英語は、1問ずつだと集中力が切れてしまうので、大問ごとにマーク。長文を読む時も問題から目を離さない方がいいと思います。数学は、左右のページで少し違う内容だったりするので、ある程度区切りがいいと思えるタイミングで塗りました。問題数がそれほど多くない国語や理科は、マークミスはしにくいので、大問ごとで大丈夫だと思います。

自分で決めたルールで
時短と見落としを回避
東京外国語大学 国際社会学部 A.Tさん

 1問ごとでは時間がかかり、最後にまとめてでは見落とす恐れがあるので、3つや5つなど自分で決めた数でマークしました。全問まとめて塗ったのは地歴。1回目に選択肢をまず2度読みし、明らかにありえないものを消す。2回目にじっくり考え、自信がない問題には△を付けます。3回目に△の部分をもう一度考え、他をさっとチェックしてすべて塗りつぶしました。

同じ英語でも発音と長文で
タイミングを変える
千葉大学 園芸学部 M.Mさん

 英語の発音アクセントや文法は、まとめて塗った方が早いけれど、長文は読んでいるうちに答えを思い直すことがあるので、大問を解き終わってから塗りました。マーク数が多い数学は、大問ごとではなく、大問の中の小問のページが終わるたびに塗るのがベターだと思います。

one point

科目ごとの出題傾向を考え
ベストなタイミングを選択

 英・国では「1問ずつ」と「大問ごと」で拮抗。数学は「大問ごと」が多い結果に。いずれにしても、科目ごとの出題傾向を加味しつつ、自分がもっともしっくりくるタイミングを模試などで把握しておくことが大切です。


マークする時は
ココに注意!

ズレ防止にはまとめ塗り。
残り5分は見直しを
東京大学 理科一類 M.Hさん

 マークずれを防ぐには、大問ごとのまとめ塗りがおすすめ。すべて解いてから最後に塗ろうとすると、時間が足りなかった時に最悪です。また、最後の5分は、たとえもうすぐ解けそうな設問であっても解くのをやめ、マークの見直しにあてるべきです。見直しは、この時だけでもいいと思います。あまり過度に見直しても、神経質になるだけなので。

まとめ塗りに適した数を
練習で見つけておく
福井大学 医学部 M.Mさん

 まとめ塗りの時、1回で塗る数を多くしすぎるとズレが生じた時に困ります。しかし、こまめに塗りすぎると時間のロスに。まとめ塗りにちょうどよい数を、練習で見つけておくことが大切です。解答を飛ばすときは、その問題のマーク欄に薄く横線を引いておくとベター。飛ばしたはずの問題にマークして、ズレてしまうのを防げます。

大問ごとの仕切り線で
手間なし確認
早稲田大学 文化構想学部 K.Kさん

 解答用紙にあらかじめ、大問ごとに薄く仕切り線を入れました。大問が終わるごとにズレがないかを確認しやく、手間が省けてよかったです。

数学では科目間違いの
凡ミスに注意
鹿児島大学 教育学部 S.Tさん

 数ⅠAと数Ⅰ、数ⅡBと数Ⅱを間違うなど、数学のミスは大きい。自分はそんなミスはしない「だろう」ではなく、する「かもしれない」と気を引き締め、慎重に臨みましょう。

英語のリスニングは
2回目にマークがおすすめ
東京薬科大学 生命科学部 K.Nさん

 英語のリスニングは、1回目の音声で問題用紙の正しい答えに印を付け、2回目の音声が流れた後にマークするのがおすすめ。答えを訂正する時も、マークを消す手間が省け余裕が出ます。

わからない問題が
出題されたら?

他の問題を片づけて
冷静になってから取り組む
九州大学 医学部 K.Mさん

 わからないと思ったら、すぐに飛ばしていました。手も足も出ない問題の可能性もあるので、そこに時間をかけてはムダだからです。まず先に進み、他の問題を片づけて、冷静になって落ち着いて取り組みましょう。解ける問題なら解けるはずです。

自信を取り戻してから
科目ごとのヒントを探す
大阪市立大学 法学部 S.Tさん

 とりあえず飛ばして、次の問題で解けるという自信を取り戻し、余った時間にできるだけのことをする。数学なら公式、理科なら記憶、英語なら文脈というように、手がかりをしぼって答えを探しましょう。

適当にマークして進み
前向きに幸運を呼び込む
福井大学 国際地域学部 S.Rさん

 解けそうにないと思ったら、割り切って、適当に選んでマークして次に進むことです。そして、その「“適当マーク”が当たるかもしれない」と前向きに考えることが、逆にラッキーを呼び込むと思います。

しつこく粘らず
解けるところだけ解く
東京大学 理科一類 M.Hさん

 センターはテンポよく進むことが何より重要。わからない時は、しつこく粘らず、潔くあきらめて素早く次に取りかかりましょう。頭が真っ白になるのは、点を取らなきゃと思っているから。東大の足切り得点ですら7~8割程度です。解けるところだけ解き、それ以外は捨てようくらいの気持ちで挑むことも大切かも。

そっと横の人を見て
ポジティブ思考で乗り切る
明治大学 法学部 H.Mさん

 「自分がわからなければ横の人もわからない」という気持ちをもつ。焦りそうになったら、カンニングと疑われない程度に隣の人を見てください。手が止まっていたら同じ箇所で詰まっている、進んでいたら飛ばして先に進めていると考え、ポジティブにその局面を乗り切りましょう。

解答時間が
足りなくなったら?

大まかに時間配分し
最悪の事態を防ぐ
東京理科大学 理学部 Y.Tさん

 大問ごとに、ある程度かける時間を決めておく。例えば5問構成で半分の時間が経過して、まだ1問目では遅すぎ。そう把握することで、解けるはずの大問を丸々やっていない、ということは防げます。英語なら、空欄補充など、すべて読まなくてもよい問題を先に解くといいです。

満点に固執せず
意地でも得点する根性を
京都大学 経済学部 T.Kさん

 満点を狙うことは諦め、できるところから埋めていく。時間がなくても、絶対に白紙で出してはいけません。すべて「3」などでマークしておけば、運が良ければ10点くらいは稼げます。例えば数学で、ルートの中身が穴埋めになった問題の解答は、2か3か7しかないので、どれかを選べば3分の1の確率で当たります。意地でも点数を稼いでやろうという根性をもつことは大事でしょう。

配点の高い問題を優先し
ダメージを小さく
福井大学 医学部 M.Mさん

 時間が足りないと感じ始めると、焦ってますます解けなくなり、時間がなくなる、という負のスパイラルに陥ります。そこは焦らず、落ち着いて最後まで解くよう努めましょう。英語なら長文など配点の高いものを先に、単語の発音やアクセントなど配点の低いものを後回しにすると、ダメージが小さくてすむと思います。

決めた数字をひたすら。
数学は易しい問題優先
京都府立大学 公共政策学部 N.Tさん

 数学以外の問題は、制限時間の5分ほど前にあきらめ、困った時にマークする数字を1つ決めておいて、その数字をひたすら埋めていく。ただし、数学は適当にマークすることが難しいので、簡単な問題だけ解いて、他はあきらめるのもありです。

得意、配点率、苦手の順で
解くべき問題を解く
首都大学 東京都市教養学部 H.Mさん

 得意な問題→配点の高い問題→苦手な問題、という順番で解くことで、時間が足りないと思った時も、「確実に解いておきたい問題は解いた!」と、自分を落ち着かせることができました。問題の順番にとらわれず、上記の順に解くのはおすすめです。

解けない問題は気にせず
確実に取れる問題を見直す
新潟大学 医学部 H.Sさん

 残り時間が10分になったら、必ずマークの見直しをしていました。わからない問題は気にせず飛ばし、確実に取れる問題で点を稼ぎましょう。残った問いを解ける保障はないので、解いた問題をしっかり見直すことを優先すべき。


取材・原稿/角田実香、エディキューブ

この記事は「螢雪時代(2017年1月号)」より転載いたしました。

蛍雪時代

螢雪時代・7月号

国公立大&難関私立大合格!のために読む雑誌

先輩合格者の「合格体験記」、ベテラン予備校講師の「科目別アドバイス」をはじめ、センター試験関連情報 や大学入試の分析&予想など、お役立ち情報満載の月刊誌。志望校・合格へあなたをサポートします。

「螢雪時代」のご案内は、こちら

[先輩たちに聞く] センター試験“困った”対策 ―Trouble shooting― 記事一覧

入試・勉強法 記事一覧