page_top

【30日前→試験前日】センター本番まではこう過ごす!

  • センター本番で結果を出す!【吉田式】ベストコンディショニング術
[監修]医学博士・本郷赤門前クリニック院長
吉田たかよし先生

センター試験まで「あと30日」のカウントダウンが始まった。
これからは本番を見すえたコンディションづくりが重要な時期だ。
その成否が試験当日のパフォーマンスを大きく左右する。
そこで、受験指導のプロで心療内科医でもある吉田たかよし先生に、
センター本番で最高のパフォーマンスを発揮し、結果を出すための
コンディションづくりの秘策を伝授していただいた。

コンディション調整の成否で
本番の結果は大きく変わる

 本番のパフォーマンスを決める要因は、実力が7割、当日の心身のコンディションが3割と言われている。いくら実力があっても、当日のコンディション次第で結果がまったく変わってくるのは、スポーツも受験も同じ。そして、センター試験直前の30日間で、学力を劇的に伸ばすことは現実的には難しいが、心身のコンディションは30日間の過ごし方で大きく変わってくる。したがって、センター本番で結果を出すために今後やるべきことは、勉強面でも心身の面でも、“最終調整”に尽きると言える。

 その前提として、まず残り日数を正しく認識することが重要だと吉田先生は言う。脳には、本番までの残り時間を認知すると、本番のときに力を発揮できるよう調整する機能がある。しかし、脳が残り時間を正しく認知していないと、その調整がうまくいかないのだ。そこで吉田先生が勧めるのが、月ごとのカレンダーの12月分と1月分を並べて目につくところに貼り付け、残りの日数を可視化すること。そして、センター試験までの行動予定を1週間単位で考えることだ。さらに、毎朝起きてすぐにカレンダーを確認し、「本番まで、あと○日!」(カレンダーにも書き込んでおく)と声に出すと、残り時間に対する脳の認知度はよりアップするという。


センター本番までの4週間はこう過ごす!

あと4週間!

実力アップ期⇒調整期間に切り替える!
・時間のかかる苦手分野は捨て、小さな穴の補強に努める。
・過去問演習では、できなかった問題の復習に力を入れる。
・毎日22時就寝・6時起床に固定し、十分な睡眠を確保する。

あと3週間!

できるを伸ばして、得点&メンタルを向上!
・「得意なこと・できること」を固めて、より確実な得点源にする。
・確信をもてない問題・あいまいな知識に重点的に取り組む。
・「自分はできる!」を確認して、ポジティブ思考をキープ。

あと2週間!

年末・年始もいつもと同じリズムをキープ!
・大晦日~元旦も22時就寝・6時起床のリズムを崩さない。
・「お正月くらいは」の気の緩みは禁物!深夜の初詣もダメ。
・引き続き、過去問演習を軸に「できること」を固めていく。

あと1週間!

疲れをとって、脳と体をベストな状態に!
・勉強量は通常の5~7割程度に抑え、脳の疲労を回復させる。
・過去問をセンター時間割と同じ時間帯に解き、本番を体感する。
・最後まで生活リズムをキープし、起床時間は絶対に変えない。

1月14日・15日[センター 試験当日]

ベストコンディションで受験
⇒最善の結果に!


“できる”を固め、よく眠り、
ポジティブ体質になる!

 これからは心身の状態にも気を配りつつ、過去問演習を軸に1週間単位の計画でセンター対策の仕上げを行っていくが、吉田先生が指摘する残り4週間のポイントは次の通り。まず、残り4週間目の時点では、「少し努力すれば埋めることのできる小さな穴」を洗い出し、埋めていくことだ。例えば、いつも間違ってしまう問題や、ややこしい単語・熟語などがこれにあたる。過去問演習では、できなかった問題の復習には特に力を入れ、できる問題を1問でも多くしたい。一方、全体的に苦手な分野など大きな穴については、思い切って捨ててしまおう。また、生活リズムは22時就寝・6時起床に固定し、睡眠時間をしっかりと確保すること。直前期は「(勉強)<(体調・メンタル管理)」を常に意識し、夜も早めに勉強を切り上げよう。

 残り3週間目ともなると、不安やストレスもより大きくなってくる。ネガティブな気持ちを吹き飛ばすためにも、得意なことやできることを固める勉強に徹しよう。模試も振り返り、正解できてはいるが今ひとつ自信のもてない分野や、正解した問題に含まれるあいまいな知識などを、より確実なものにしたい。続く年末・年始を含む残り2週間目は、生活リズムの乱れに要注意。大晦日~元旦にかけても22時就寝・6時起床のリズムを崩さず、平常通り淡々と過ごそう。お正月気分は合格までお預けだ。

 最後の1週間は、勉強量は通常の5~7割程度に抑え、脳の疲労を回復させること。過去問演習は、センター試験の時間割と同じ時間帯に各科目を解答し、試験当日の緊張感や疲労感を体感しておこう。22時就寝・6時起床のリズムは最後までキープし、なかなか寝つけず遅く寝た日も起きる時間は絶対に変えないこと。起床時間を変えると時差ボケの状態になり、脳の機能が低下してしまうのだ。8時間睡眠が基本だが、疲れを感じたら増やしてもOK。その場合には“早く寝て6時には起きる”ようにしよう。

 これから紹介する具体的な学習法心身の調整法も役立て、ベストコンディションでセンター試験当日を迎えてほしい。

編集協力 笹原風花

この記事は「螢雪時代(2017年1月号)」より転載いたしました。


監修
吉田たかよし先生

吉田たかよし先生

医学博士・本郷赤門前クリニック院長。東京大学工学部卒。NHKのアナウンサーとして活躍後、医学部に再入学し、東京大学大学院医学博士課程修了。現在、受験生専門の医療機関・本郷赤門前クリニック院長、受験医学研究所所長、学習カウンセリング協会理事長。最新刊『「受験うつ」からわが子を守る本』(洋泉社)ほか、多数の著書を執筆している。

蛍雪時代

螢雪時代・10月号

国公立大&難関私立大合格!のために読む雑誌

先輩合格者の「合格体験記」、ベテラン予備校講師の「科目別アドバイス」をはじめ、センター試験関連情報 や大学入試の分析&予想など、お役立ち情報満載の月刊誌。志望校・合格へあなたをサポートします。

「螢雪時代」のご案内は、こちら

センター本番で結果を出す!【吉田式】ベストコンディショニング術 記事一覧

記事一覧に戻る

勉強法&本番攻略法 記事一覧

勉強法&本番攻略法 記事一覧に戻る

今月の入試対策

supported by螢雪時代

大学を比べる・決める

My クリップリスト

0大学 0学部 クリップ中