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《Checkpoint 4:入試方式・受験方法》何を選んで、どう組み合わせる?

  • プランニングで差をつける!「成功する併願」の5つのチェックポイント

そろそろ併願校を決める時期。受験勉強で忙しくても、安易に併願校を選ぶのは絶対NG!
なぜなら、どのように併願するかで、受験結果の良し悪しに大きな違いが生じるからだ。
そこで、「成功する併願」をプランニングするための5つの注目ポイントを解説する。

戦略的なプランニングで
攻めの併願を成功させよう!

 受験の最大の目標は、第一志望校に合格すること。だが、一発勝負の試験で100%合格できる保証はないのも事実。そこで、第一志望校以外の大学の“併願”を考えることになる。
 では、併願とは、浪人を回避するために、やむをえず行う“守り”の手段にすぎないのか。いや、けっしてそうではない。併願は、やり方次第では、例えば「第一志望校合格の可能性をより高める」など、より良い受験結果を引き出すための“攻め”の手段にもなるのだ。
 しかし、攻めの併願には、戦略的なプランニングが不可欠。そこでこのあと、好結果を引き出すために必ず押さえたい、併願プランニングの5つのポイントを解説する。攻めの併願を成功させ、最高の結果をつかみとってほしい。



◆目的に応じて適切に選択し、より効果的な併願を実現する!

戦略的なプランニングで
攻めの併願を成功させよう!

 受験の最大の目標は、第一志望校に合格すること。だが、一発勝負の試験で100%合格できる保証はないのも事実。そこで、第一志望校以外の大学の“併願”を考えることになる。
 では、併願とは、浪人を回避するために、やむをえず行う“守り”の手段にすぎないのか。いや、けっしてそうではない。併願は、やり方次第では、例えば「第一志望校合格の可能性をより高める」など、より良い受験結果を引き出すための“攻め”の手段にもなるのだ。
 しかし、攻めの併願には、戦略的なプランニングが不可欠。そこでこのあと、好結果を引き出すために必ず押さえたい、併願プランニングの5つのポイントを解説する。攻めの併願を成功させ、最高の結果をつかみとってほしい。



入試方式の選択 併願プランニングの○と×

併願の目的達成を第一に考えて、各大学の入試方式を吟味する
併願全体の目的を意識することで、各入試方式のメリットを生かせる。

× 本来の目的を忘れ、目先の損得であれもこれもと入試方式を選ぶ
謳い文句に踊らされて安易に選んでも、けっして結果にはつながらない。

各方式のメリットを活かし、
最適な組み合わせで併願する

 併願で成功をつかむには、入試科目や難易度の判断だけでなく、どの入試方式でどう受験するかも重要だ。それが決め手になることもある。
 特に私立大の入試方式は多様化・複線化していて、同じ大学・学部で何種類もの入試方式を選択できる場合も多い。大学の入試案内などを見て、「いろいろとありすぎて、何を選べばいいのか…」と混乱した経験のある人もいるだろう。そこで、やみくもに選ぶのは失敗のもと。選ぶ前にまず、それぞれの入試方式の特徴・メリットを理解し、併願の目的を達成するために、メリットをどう活かせるのかを考えよう。そのうえで、最適なものを選択することが大切だ。
 以下では、併願での利用を検討したい主な入試方式と受験方法を取り上げ、その特徴とメリットを解説するので、まずはそれぞれの基本的なイメージをつかんでほしい。そして、各大学が実施している入試方式とその諸条件を調べ、自分にとって最良の結果を引き出すために、それらをどう組み合わせて受験するとよいかシミュレーションしてみよう。

主な入試方式&受験方法とその活用ポイント

“早慶上智・MARCH”各入試方式の実施状況 (2017年入試)

*センター試験利用入試について、早稲田大は教育・基幹理工・創造理工・先進理工の4学部を除く。
*全学部日程入試について、上智大(TEAP利用型)は英語の検定試験「TEAP」の事前受験が出願条件、中央大(統一入試)は理工学部を除く。
*それぞれの入試方式の実施状況は学部等により異なるので、詳細は募集要項などで確認のこと。

“入試方式”選択のポイントはここ!

それぞれの入試方式のメリットを正しく理解する
自分の併願の目的に合うかどうかを慎重に検討する
併願全体での最適な組み合わせをシミュレートする


併願作戦に取り入れたい
入試方式&受験方法はこれだ!

センター試験利用入試

大多数の私立大が実施する
併願に欠かせない入試方式

 センター試験の得点を私立大が合否判定に用いる「センター試験利用入試」は、大多数の私立大が実施。地元でセンター試験を受けるだけで複数大学に出願でき、各大学の受験対策も不要、受験料も割安とメリットは多い。3教科型が主流だが、国公立大に近い4~6教科型、個別試験+センター得点で合否を判定するタイプもある。出願はセンター試験の前が一般的だが、センター後に出願できるタイプもある。

メリットはここ!
●センター試験一回の受験で複数の私立大に出願できる
●個別試験の対策の手間が省け、受験対策の効率が上がる
●大学所在地の試験会場まで受験しに 行く必要がない
*個別試験を併用しない方式の場合

学外試験会場

地元から遠い大学を
近くの会場で気楽に受験

 大学内の試験会場のほかに、全国の主要都市などに複数の「学外試験会場」を設ける大学も多い。近場で受験することができれば、長距離移動の時間や体力面・費用面(交通費・宿泊費)の負担を軽減でき、受験日程にも余裕が生まれる。また、試験会場が地元にあれば、よりリラックスして受験に臨める。学外試験会場を設けている大学は私立大に多いが、一部の国公立大(地方の公立大など)でも設置している。

メリットはここ!
●長距離移動にかかる時間や体力・費用面の負担を軽減
●移動日がなくなるなど、受験日程に余裕 が生まれる
●地元に試験会場があれば、リラックス して受験できる

全学部日程入試

全学部・学科が同じ日に
共通の問題で試験を実施

 学部別の日程で、別々の問題を使って行う一般的な入試とは別に、全学部が同日に共通の問題を使って一斉に試験を行う私立大の入試方式が「全学部日程入試」だ。学部別日程と全学部日程で同じ学部・学科を併願することもできるし、どちらかを受験することで他大学との試験日の重複を回避するといった利用の仕方もある。また、大学によっては、一度の試験で複数の学部・学科を併願できる場合もある。

メリットはここ!
●学部別日程+全学部日程で同じ学部を2回受験できる
●他大学との試験日の 重複を回避する目的で利用できる
●大学によっては一度の試験で複数の学部・学科 を併願可能

試験日自由選択制

連続する試験日の中から
都合のよい日を選んで受験

 同じ条件の入試が何日かあり、その中から都合のよい試験日を自由に選んで受験できる私立大の入試方式が「試験日自由選択制」だ。本格的な受験シーズンの期間には、多くの大学の試験日が集中するが、この方式を利用すれば、併願校どうしの試験日の重複を回避することができる。また、本命校が実施していれば、すべての試験日に受験する手もある。一般的には、2~3日の連続する試験日が設けられる。

メリットはここ!
●受験する日を 複数の試験日 から都合に合わせて選択できる
●他大学との試験日の 重複を回避する目的で利用できる
●すべての試験日に出願して確実に合格を拾う作戦も可能

学内併願

同じ大学に何度も挑戦して
合格率アップを狙う受験方法

 「学内併願」とは、同じ大学の異なる学部・学科を併願したり、同じ大学の同一学部・学科を異なる入試方式で併願する受験方法だ。学内併願をすることで、合格率が上がる傾向がある。要因としては、①試験に慣れ、不要な緊張感を軽減できる、②学部が違っても出題傾向が似ている場合が多く、受験対策を共用化できる、③学部や入試方式によって難易度に差がある、などが挙げられる。本命校には有効な作戦だ。

メリットはここ!
●同じ大学を複数回受けると、合格率が上がる傾向がある
●試験や会場の雰囲気に慣れ、余計な 緊張感が軽減 される
●各学部の出題傾向が似ていれば、受験対策を共用化 できる

その他の入試方式

得意科目を活かせる方式や
3月実施の入試なども

 前に紹介したもの以外にも、私立大ではさまざまな入試方式がみられる。例えば、試験の日にち・時期をA日程・B日程などと分割して入試を行う方式、同一学部・学科の入試科目のパターンが複数ある方式などは、多くの大学が実施している一般的なものだ。

 また、例えば、3科目受験して最高得点の1科目で合否判定する方式、または、高得点科目の配点比率が高くなる方式など(=得意科目重視型入試)を実施したり、一般的な私立大の入試科目数より少ない1~2科目の方式(=少数科目型入試)を実施する大学もある。受験したい大学がこうした方式を実施していれば、苦手科目のハンデを解消または軽減し、自分の得意科目で勝負するという作戦も考えることができる。

 ただし、科目数の少ない入試方式には注意すべき点もある。特定の科目が得意な受験生が集中し、募集人員もたいてい一般的な入試方式と比べて少ないので、高倍率の激戦になる場合が多いのだ。「なんとなく自分に有利そうだ」と、安易に選択するべきではない。前に紹介したセンター試験利用入試や全学部日程なども、一般的な学部別の入試方式に比べて、かなり募集人員が少ない“狭き門”で、難易度も高めという場合もあるので注意したい。

 そのほか、浪人は絶対に許されないという人は、一部の私立大が2月後半から3月に実施する後期日程入試(3月入試)なども視野に入れておこう。

この記事は「螢雪時代(2016年11月号)」より転載いたしました。


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螢雪時代・3月号

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