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《Checkpoint 3:入試科目・難易度》自分にピッタリな入試の条件は?

  • プランニングで差をつける!「成功する併願」の5つのチェックポイント

そろそろ併願校を決める時期。受験勉強で忙しくても、安易に併願校を選ぶのは絶対NG!
なぜなら、どのように併願するかで、受験結果の良し悪しに大きな違いが生じるからだ。
そこで、「成功する併願」をプランニングするための5つの注目ポイントを解説する。

戦略的なプランニングで
攻めの併願を成功させよう!

 受験の最大の目標は、第一志望校に合格すること。だが、一発勝負の試験で100%合格できる保証はないのも事実。そこで、第一志望校以外の大学の“併願”を考えることになる。
 では、併願とは、浪人を回避するために、やむをえず行う“守り”の手段にすぎないのか。いや、けっしてそうではない。併願は、やり方次第では、例えば「第一志望校合格の可能性をより高める」など、より良い受験結果を引き出すための“攻め”の手段にもなるのだ。
 しかし、攻めの併願には、戦略的なプランニングが不可欠。そこでこのあと、好結果を引き出すために必ず押さえたい、併願プランニングの5つのポイントを解説する。攻めの併願を成功させ、最高の結果をつかみとってほしい。



◆広い視野で多角的に検討して、合格の可能性を正しく見極める

入試条件の検討 併願プランニングの○と×

有利・不利や相性、受験対策など、幅広く検討して可能性を判断
検討する材料が多ければより正確な判断ができ、良好な受験結果が期待できる。

× 一覧表などをさっと見ただけで、「なんとかなるかも」と楽観視
たいした根拠もなく期待しても、最終的には現実の厳しさを思い知るだけ。

まず学力を分析してから、
弱気にならずに可能性を探る

 入試科目と難易度は、受験結果に直接関係する重要な条件だ。自分にとって適切な条件かどうかを慎重に検討し、合格の可能性を正しく判断する必要がある。とはいえ、ただ入試科目の一覧表や難易ランキング表を眺めるだけでは、正しい判断はできない。まずは、自分の学力を正しく把握する必要がある。それを各大学の条件と照らし合わせて判断することが大切だ。
 そこでまず、これまでに受けた模試の成績表など、客観的なデータも参考にして、全体および各科目の現時点の学力到達度、現在までの学習状況と学力の推移、各科目・分野の得意・不得意や自分との相性、今後期待できる伸びしろなど、自分の学力をさまざま視点から多角的に分析しよう。そのうえで、下に示したポイントを押さえて各大学の入試科目・難易度を検討すれば、ベストな判断を下せるはずだ。
 なお、学力を分析すると、いたらない面ばかりが目につくかもしれないが、弱気になってむやみに安全策に走らないこと。あくまで行きたい気持ちを優先させて可能性を探ろう。

入試科目&難易度はここに注目!

入試科目

第一志望校に合わせて
受験する科目を共通化


併願における入試科目の原則は、「受験する科目を共通化する」こと。各受験校の入試科目が異なると、全体の科目数が多くなり、受験対策に苦労する。併願校は、なるべく第一志望校の入試科目の範囲内に収まる大学から選択しよう。そうすれば、併願校の対策が第一志望校の対策にもなり合理的だ。併願校だけの科目を勉強するために、第一志望校の対策が手薄になるような状況は避けたい。

配点とその比率に注目!
得点戦略も考えてみる


入試科目を確認するときは、各科目の配点やその比率にも注目。得意科目の配点が高く、苦手科目の配点が低ければ、受験を有利に戦える。一般に、個別試験の合格最低点は6割前後。得意科目の配点が高い大学なら、苦手科目の得点が期待できなくても合格点突破を狙える。こうした具体的な得点戦略も考えてみよう。また、国公立大の志望者は、センター試験と2次試験の配点比率にも要注意。

選択科目とその条件、
出題範囲を慎重に確認


数学、理科、地歴・公民などは、まず自分の履修科目、受験したい科目が選択できるのかを確認すること。一部の選択科目について、条件つきで選択を認める場合もある。また、センター試験の理科は、センター出願時に登録した選択パターン(A~D)と各大学の科目指定との合致に注意しよう。そのほか、数学・理科の出題項目(個別試験)や、国語で古文・漢文を含むかなども見逃さないこと。

難易度

自分の偏差値±3~5
の範囲で受験校を選ぶ


合格圏の目安は、自分の偏差値±3~5程度。受験校は、難易度がこの範囲内の大学から選ぶのが基本だ。だが、特に現役生は、受験期にかけて実力が急上昇することもある。高望みと思える大学でも、今後の頑張りと学習戦略によっては手が届く可能はあるのだ。そこで、今後の学力の伸び幅に応じた、複数の併願プランを考えておく手もある。とはいえ、この時期から極端な大逆転は期待しないこと。

実際のレベルや相性を
過去問で確認する


合格難易度などのデータは併願校の検討に不可欠なものだが、あくまで基準にすぎない。実際の難易レベルは、過去問でより具体的に把握しよう。できれば実際に解いて、出題内容・レベルを確かめながら、ハードルの高さを体感したい。出題傾向との相性がよければ、データ的には厳しくても可能性が出てくる。なお、ウェブサイト「大学受験パスナビ」では、多くの大学の過去問を無料公開している。

入試条件の変更など
難易の変動要因に注意!


入試の難易は、さまざまな条件によって変動する。そうした変動をもたらす要因にも注目したい。特に、入試科目数の減少や募集人員の増加などの入試条件の変更、前年の入試における志願者数の大幅な減少などは、志願者数が増加(=倍率が上がり、難易度アップ/その逆もある)する要因になりうる。入試動向分析の難易変動の予測記事を読むなどして、こうした情報もできるだけ把握しておこう。

この記事は「螢雪時代(2016年11月号)」より転載いたしました。


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