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女子大在学生

Interview

 女子大学では唯一の建築学科を擁する武庫川女子大学。しかも同学科の学舎は、昭和の名建築「甲子園会館」と日本でも指折りの設備を備えた「建築スタジオ」です。
 今回はこの恵まれた環境で実際に学ぶ学生に話を聞きました。

女子大学では唯一の建築学科を擁する武庫川女子大学。
しかも同学科の学舎は、昭和の名建築「甲子園会館」と
日本でも指折りの設備を備えた「建築スタジオ」です。
今回はこの恵まれた環境で実際に学ぶ学生に話を聞きました。

武庫川女子大学 生活環境学部 建築学科の魅力を教えてください。

 建築を学ぶための環境がとても整っています。建築学科の学舎(上甲子園キャンパス)は名建築家フランク・ロイド・ライトの愛弟子・遠藤新が設計した旧甲子園ホテルを改装したものです。入学当初は「素敵な建物だな」という思いだけでしたが、建築を学ぶにつれて建物に施されたディテールの素晴らしさにまで気が付けるようになりました。キャンパスそのものが自分の成長を実感できる教材です。また、1人1台専用の製図机があります。武庫川女子大学の建築学科は他大学に比べ演習が多く、製図や模型制作で手を動かすことを重視します。友人と一緒にそうした課題に打ち込める“自分の居場所”があることは、学ぶうえでも充実したキャンパス生活を送るうえでもとても恵まれていると感じます。

できる教材です。また、1人1台専用の製図机があります。武庫川女子大学の建築学科は他大学に比べ演習が多く、製図や模型制作で手を動かすことを重視します。友人と一緒にそうした課題に打ち込める“自分の居場所”があることは、学ぶうえでも充実したキャンパス生活を送るうえでもとても恵まれていると感じます。

現在、どんな勉強をしていますか?

 学科の専門科目以外に共通教育科目というものがあり、約250の科目から自分の興味・関心に応じて選んで履修します。私は家族の生活の場という観点からも建築を考えたかったので、障がい者・子育て・家庭に関する科目を選びました。専門科目では構造学や建築史など、建築に関係する様々なことを学ぶことができ、なかでも、私が好きなのは環境工学です。光の取り入れ方や温熱環境、通気性に関することなどを学びます。例えば、だんらんの場所は光を取り入れた環境の方が心地よいですよね。一方で美術館のように日光を遮断しなくてはならない建物もあります。つくりたい環境によって設計を変える、というのは空間づくりのためにとても重要なことだと思っています。

 また設計演習では、いろいろな課題に取り組みます。半期につき2課題の大学が多いそうですが、武庫川女子大学では3課題ありますね。今取り組んでいるのは「老人ホーム」の設計で、授業で学んだことや教授のアドバイスを取り入れながら、自分で図面、模型、手描きとCGのパースを作ります。ユニバーサルデザインやバリアフリーなどをどう考えたのかを設計趣旨にまとめて、最後は教授や外部講師の前で発表します。とても大変ですが、将来建築に携わっていくための大きな力になっていると思います。

女子大を選んで良かったと思うことは?

 正直言うと、女子大って“怖い”イメージがありました(笑)。実際は全くそんなことはなく、とても楽しくて充実したキャンパスライフを送っていますよ! 特に私のいる建築学科は1学年40人。少人数のクラス制だから入学した時点で友達が40人できた感じです。先程お話ししたように自分の製図机があるスタジオは“居場所”ですので、みんなで朝から晩まで一緒に課題をしたり、おしゃべりをしたりしています。フィールドワークに出るときも一緒、ハロウィンなどのイベントを企画して楽しむときも一緒です。とても雰囲気がよく、充実した学生生活を送れています。
 それから、とにかく自主的で積極的な性格になれます。例えば共学の建築学科の場合、力仕事は男子が率先してやってくれると思うのですが、私たちは女子しかいませんので何でも自分たちでやります。構造実験では力のかけかたによってどのように物が壊れるかを学ぶためにコンクリートを破壊するのですが、普通の女子は「破壊」という言葉自体を使わない一方で、私たちは「私が壊すっ!」という感じでみんな率先してやりたがります(笑)。このような積極性は社会に出てからとても役に立つものだと思います。

甲子園会館にある、1年生のスタジオ

今後の予定や目標を教えてください。

 大学院に進学してより具体的で実践的な建築を学ぶ予定です。通常、1級建築士試験の受験には大学卒業後に2年間の実務経験が必要なのですが、武庫川女子大学の大学院建築学専攻修士課程は実務経験2年間と見なされ、修了後すぐに1級建築士試験を受けることができます。それだけ大変な課題を与えられるということですが、どんどんこなして建築士として設計に携われるだけの力をつけられるよう頑張りたいと思っています。
 将来は、住宅や学校など人の生活と関わりの深い建物の設計に携わりたいです。建築が人の感性に与える影響は大きいと思いますし、小さいころに過ごした場所は人の考え方にも影響してきます。“命を守る器”とも言えるほど責任が大きい分野ですので、人に寄り添った設計ができるようになりたいです。

建築学科の学び舎「甲子園会館」の前で

最後に受験生にメッセージを。

 大学の名前や見た目にとらわれず、カリキュラムや施設を「自分で」調べて進学先を考えてほしいと思います。繰り返しになりますが、女子大というだけで怖がらないように(笑)。自分にあった進学先であれば、勉強にも仲間にも恵まれて充実した大学生活を送ることができると思います。私は武庫川女子大学で学ぶことができて、本当に楽しいです!

Profile

内藤 杏美さん

1995年、島根県生まれ。武庫川女子大学 生活環境学部 建築学科4年。5歳からピアノを習い、高校では合唱部に所属するなど音楽に親しみ育つ。建築士の経歴を持つ祖父、祖母、父、武庫川女子大学短期大学部OGである母の5人家族。現在は兵庫県内に一人暮らし中で、最近の趣味は料理と語る。

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