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活躍の舞台を広げよう!
グローバル系大学で世界へ

「グローバル系学部では何を学ぶの?」「具体的にどのような授業が受けられるの?」「留学事情は?」など、気になるポイントを紹介する。国際人としての資質を養い、世界で活躍するために、自分が何を選択したらいいのかを、参考にしよう。

グローバル系学部といっても内容はさまざま

 グローバル系学部と言っても、その内容は大学によって異なり、大きく、外国語学部と国際系学部に分けられる。
 外国語学部は、外国語を専門的に学び、より高いレベルで習得を目指す学部だ。異なる言葉や文化を持った人たちが、正確に意思の疎通を図るためには、言語を習得するだけではなく、その背景となる文化をきちんと学ぶ必要がある。外国語学部での学びは、“言語の習得”と“異文化理解”の両輪。英語以外のさまざまな言語を学べるのも、この学部の特長であると言える。
 一方、グローバル化の進展に応じてこの20年ほどの間に大きく増えた分野が、国際系学部だ。大学や学部・学科によって学問系統は、「人文科学系」と「社会科学系」に位置づけられる。
 人文科学系の分野は、「国際文化学」分野とも呼ばれ、比較文化論や異文化コミュニケーションなどの文化研究、特定の国・地域に焦点を当てた地域研究などが主な学びと研究の内容だ。自国とは異なる文化を理解し、意思疎通を図ることができる人材の育成を目的としていることが多い。「国際教養」「グローバル・コミュニケーション」といったキーワードが学部・学科名によく使われる。
 対して、社会科学系の分野は国際情勢を法学、政治学、経済学、経営学といった社会科学の視点で読み解くことを研究の軸としている。国際的なビジネスや政治の世界で活躍したい人にとっては魅力的な分野だ。どちらも座学と同様に海外での実地研修を重視していることが多く、語学力とともに現場での課題解決能力の育成が期待できる。

世界を視野に入れて特色ある授業を展開

 国際社会では、コミュニケーション能力に加え、主体的に行動する力や他者と協働する力が求められる。そのためグローバル人材の育成を目指し、大学独自のノウハウを活かしたさまざまな授業やプログラムが用意されている。
 例えば、国際教養大学では全ての授業を英語で行うなど、「英語で英語を学ぶ」取り組みが実施されている。大学を会場に開講しているイングリッシュビレッジは、そのノウハウを小・中・高等学校の教育現場に還元するため、学生が講師となり、小・中・高生向けに授業を行うなど、実際に経験を積みながら英語教育の実践的方法論を学ぶことができる場だ。
 同じく早稲田大学国際教養学部の授業も英語で行われている。“学部での共通言語を英語”とし、日本語を母語とする学生には1年間の海外留学を必修とするなど、日常の学生生活から高い国際感覚を身につけられる環境が整っている。
 また、亜細亜大学の「フレッシュマン・イングリッシュ」は1年次の必修科目だ。ネイティブ教員による英会話の授業が少人数制で週5日受けられる。習熟度別にクラスが編成され、ゲームや音楽を取り入れるなど「生きた英語」を効果的に学ぶ。
 東洋大学では、大学独自のプログラムを展開している。Toyo Global Leader(TGL)プログラムは、「異文化環境における英語運用表現能力」「文化的な価値創造能力」「異文化環境における課題解決能力」の3要素を強化していく。これらの目的に沿って、「Gold」「Silver」「Bronze」のランクごとに定められた認定要件を満たした学生をToyo Global Leader として認定。国内外で活躍できる「グローバル人財」の育成に力を注いでいる。

グローバル系学部の留学

 海外留学(短期・長期)や海外語学研修、国際交流などを制度化する大学が増えている。
 留学の種類は、大きく分けると次の3つ。
(1)大学独自の留学制度
 各大学とも海外の大学と協定を結び、学生の交換留学制度を整えている。
(2)留学斡旋企業・団体のプログラム
 短期語学留学やインターンシップをはじめ、目的に沿ってさまざまな海外体験プログラムがある。留学相談から手続き代行、現地サポートなどにも対応してもらえる。
(3)自己手配
 自分が学びたい分野と目的に応じて、世界各国から留学先を選び、自分で手配する。海外の大学とのやり取りや出願手続きなど、全て自分で行う。まずは自分の大学の留学窓口に相談してみよう。

 大学独自の留学制度の場合、在籍大学を休学せずに留学できる期間は、一般的に1年間とされる。留学先の大学で取得した単位は、帰国後に在籍する大学の単位として認められることが多い。これは、「海外の特定の大学との間で協定を結び、大学承認で留学する場合には、60単位までは日本の大学卒業単位(124単位)に加算できる」とする「単位互換制度」に基づくものだ。
 なお、各大学では学生の留学を促進し、経済的に支援するため、大学独自の奨学金制度を設けている。大学以外にも、国や金融機関をはじめとした民間企業・団体によって、留学支援のためのさまざまな奨学金制度がある。例えば、日本学生支援機構(JASSO)による「海外留学支援制度」では、大学の協定派遣型留学などを対象に、返済不要の給付型奨学金を支給している。必要に応じて奨学金制度を活用し、夢の実現に役立てよう。