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【新高校1年生】今春、高校に入学するキミに

  • サブロー先生の進路指導室

 はじめまして、パスナビ進路指導室長のサブローです。
 高校入学おめでとう!! これから始まる高校生活で、勉強に部活動に大いに励み、次の進路の目標に向けて、有意義な3年間にしてもらいたい。やはりスタートが大事というのは言うまでもない。そのためのヒントを話してみよう。

母校を愛するのだ!!

 まずは、少々厳しい話から始めてしまうが… この話が、良いスタートを切れない原因となっている場合が少なからずあるのだ。それは何か・・・? 納得できる高校に入学できていれば、全く問題はないのだが、残念ながらそうでない場合には、なかなか気持ちの整理がつかずに、マイナスのことばかりを考えてしまうのだ。もちろん、一言では語れないほどの悔しさがあるとは思うが、過去のことにクヨクヨしていたら、大学入試のときにまた同じことを繰り返してしまう恐れがあるぞ。具体的に言うと、納得できる高校に合格できなかった理由は、勉強方法や生活習慣などに何か原因があったはずだ。そこを真摯に受け止め、修正、改善していかなければ、当然高校でも同じことを繰り返してしまうよ(ハッキリ言ってゴメンナサイ)。勉強に関しての修正や改善については後で話そう。

 これから入学する高校はキミにとって母校となるのだ。「母校を愛すること」って大切だぞ。そうすれば、学校に眼が向き、遅刻せずに通い、学校に来れば勉強し、部活に燃えるのだ。そして、仲間、先輩、後輩、先生方との出会いがあり、夢を語り合い、その夢の実現のために何をするべきかを模索する。これぞ真の青春じゃないか!! 夕日に向かって走ろう!! ダダダダ・・・!!

アッという間の3年間

 憧れの高校生活、そりゃー毎日が楽しくってたまらないよね。楽しい時間というのはアッという間に過ぎてしまうものだ。気がついたら高3の夏。これじゃあ第一志望大学は、君のために校門を開けてはくれないな。夢の実現は…どうなっちゃうの? よく聞く話を一つ…


後輩「先輩!! 卒業ですね。高校3年間はどうでしたか?」
卒業生「もう、メッチャ楽しい3年間だったよ。」
後輩「あの… 大学受験はどうでしたか?」
卒業生「エッ… 私みたいになりたくなりたくなかったら、一日も早く勉強しなさい!!」
…ここで問題です。この卒業生は第一志望に合格しましたか? Yes or No

当然Noだよね。こうならないために一番大切なことは、時間の有効な使い方を学ぶことだ。つまり、ケジメある生活を心掛けることだ。

勉強方法とは? 高校での授業の受け方とは?

 それでは、自分の中学時代の勉強方法などを以下の質問を読んで当てはまるものに○を付けよう。○がいくつあるかな?

1.予習・復習は忘れずにやった。
2.宿題は必ずやり、提出も守った。
3.授業中にノートには板書だけでなく先生の言葉も書いた。
4.授業でわからないところは即先生に質問した。
5.定期テストや模擬試験で間違えた箇所は必ず復習した。
6.「なぜだろう?どうしてだろう?」っていう意識で問題・授業に取り組んだ。
7.規則正しい生活リズムを保っていた。
8.目標を持って中学生活を送った。

 ○が6個以下だったら、間違いなく定期テスト前の一夜漬け、つまり、暗記に頼った勉強が中心だったのではないかな? これでは、仮に得点は取れたとしても、知識として積み重ねることはできない。もちろん暗記しなければならないことは山ほどあるが、勉強の基本とは、疑問点を解決するために、解答を導き出すプロセス(過程)を理解することにあるのだ。つまり、筋道立てて物事を考える力(論理的思考能力)をつける必要がある。そしてある事柄を知識として身に付ける方法は、


受験生の勉強方法とは?


 である。詳しく説明するよ。勉強しているときに疑問点が出たら、まずは自分で頑張ってみる(自力で解決できる能力を養えるぞ)。どうしてもダメだったら、先生に質問に行く。いろいろ説明してもらったあと、理解できたところで、まだ終わりじゃないよ。その理解できた箇所を演習(問題集などで問題練習)するのだ。それを繰り返せばその知識は絶対に定着するようになる。

 生徒からの相談でよくあるのは、「基礎力あるつもりなのですが、模試になると得点できないんです。」これは、理解できたところで「あっ分かった!! じゃあ次の問題にいくぞ。」って、一番重要な演習(問題練習)を繰り返していないことが原因なのだ。これでは理解はできても、知識として定着しないから、同じ問題でも形を変えられたときには対応できないし、応用力なんて身に付くはずがない。だから模試で得点できないのだ。さあ、高校時代は是非このプロセスを重視する勉強習慣を身につけよう。

部活動

 もちろん入ってよ。中学から続けていることでも良いし、新たな分野に挑戦するのも良い。部活動で得るものっていっぱいあるけど、まずは「集中力」だと思う。これは運動部でも文化部でも言えることだよ。ある事を極めようと努力する時には、絶対に集中力は必要だよね。それが勉強に通じるものだと思っている。

 次に、「時間の使い方」だ。部活に入っているということは帰宅時間が遅くなる。夕飯を食べて、風呂に入って、もし運動部に入っていたら、そのままベッドにバタンキュー(死語かな?) だよね。しかし予習や復習の時間も作らなければと思ったら、朝チョッとだけ早起きして勉強したり、学校での空き時間を有効に使ったりするよね。そのわずかな時間の中でも、さっき話した集中力を養えると思わない?ぜひ文武両道で頑張ってほしいな。そんな君に、受験の神様は絶対に微笑んでくれるぞ。

 そして最後に「出会い」だ。顧問の先生との出会い、先輩との出会い、同級生との出会い、そして1年後の後輩との出会いなど、そんな出会いを通してものすごく多くのことが学べるはずだ。同じ目標を持っているもの同士が、共に汗を流し、時には意見をぶつけ合い、成長していくことは、10代の今しかできない貴重な経験となるはずだ。

進路に対する意識

 もうすでに、幼稚園の先生になりたい、医者になりたい、建築家になりたい、などと進路がハッキリ決まっている人もいることだろう。一方で、なかなか決められないという人もいると思うが、もちろん焦ることは全くない。こんなに情報が入り乱れている世の中だから一つに決めるのが難しい時代でもある。ゆっくり決めていこうよ。

 進路を決めるためにまずやってみることは、自分はどんな職業に向いているかを考えてごらん。身近にある職業や、家族・親せきの人が就いている職業などを自分がやったらどうだろうと仮定して、自分に向いているかどうかを考えてみるのも良いね。また、君の高校でどんな職業に向いているかを判定する「職業適性テスト」のようなものをやるだろうから、それも参考にしたらどうだろう。気になる職業があったら、そのつど、その職業に就くために適している進路は、大学か・短大か・専門学校か…を調べ、その学校が開催するオープンキャンパス(「オーキャン」と略して使おう。「学校説明会」と同意語)や体験授業(実際に大学や専門学校の授業に参加できるイベント)に参加してみよう。これを繰り返すことで、徐々に職業や進路(学校)を絞ることができるはずだ。そして、2年生または3年生に進級する前に(一般的に公立高校は3年生、私立高校では2年生が多い)、『文理選択』(進学先を文系に決めるか、理系に決めるか)が行なわれるが、その決断のときに悩むことなく決められれば理想的だね。

予備校・塾は必要?

 以前私が担任をしていたクラスの女子生徒からこんな相談を受けたことがあるんだ。

 生徒「先生、予備校に通いたいんですけど、お父さんが許してくれないんです。」
 私 「お父さんはなぜダメだって言っているの?」
 生徒「それが…、学校に通っているのに何で予備校に行く必要があるんだ、って言うんです。」

 さて、パスナビユーザーの皆さん、このお父さんの言っていることは正しいですか?間違っていますか? 正解は… 「正しい」よね。ぜんぜん間違っていないよね。

 高3に近づくと、さあ、予備校どこにしようかな?って、行くのが当たり前のような時代になっているが、ちょっと待ってよ、君は基礎力がちゃんとついているのかな? 勉強方法は確立されているのかな?基礎がなく、暗記に頼るような勉強方法で予備校や塾に行ったら、何も身に付かず、ただのお客さんになっちゃうよ。基本は学校の授業、教科書の完全理解ということを忘れないように。学校の勉強がきちんとできない人が、つまり自学自習の習慣がない人は、予備校に行って成績が伸びるわけがない。その予備校に払った金はドブに捨てるようなものだ。学校を、先生を大いに活用し、夢を実現させるのだ。それが実現したらホントに親孝行だぞ。

高校の先生たちと信頼関係を築こう!

 上にも書いたが、「基本は学校」ということをもう少し詳しく書こう。

 4月から高校生活が始まれば、勉強方法のこと、授業内容のこと…、さらに高2の後半頃からは、進路のこと、受験勉強のこと、過去問の対策のこと、または生活面全般のこと… いろいろな悩みが出てくるものである。でも、そんな時に頼りになるのは、家族の人たちや友人ももちろんだが、やはり担任、教科担当や部活の顧問の先生たちだ。
 「ここが理解できないんですが……」と授業の質問や、「この分野が苦手なので、何かプリントをくださいますか」と自学自習を助けてもらったり、「時間の使い方が上手くできないんです」と生活習慣のアドバイスをもらったり、「将来やりたいことが決まらなくって…」「勉強はしているんですが、模試で結果が出ないんです」「志望理由書(小論文)の添削をしていただけませんか」「過去問をやればやるほど不安になっています」「志望校がなかなか決められません」など進路全般に関する悩みを相談する際に、先生たちを積極的に“利用”しまくっちゃいましょう。
 日頃から常に先生たちと関わることで、キミと先生との間で堅固な信頼関係を築くことができれば、進路目標にもどんどん近づいていけるし、何より本当に充実した3年間を過ごすことができるはずだ。

最後に・・・

 ここまで読んでくれてありがとう。夢と希望に満ち溢れて入学する「高校」をぜひ愛してね。そして、このパスナビを見に来ている人たちは間違いなく、上位の大学への進学も考えていることだろう。学力を伸ばすことはもちろん大切であるが、人間的に成長することももっと大切だ。将来社会人として社会に出る時に、まさにこれからの3年間の過ごし方が土台となるはず。充実した3年間が過ごせることを祈っています。

著者プロフィール
サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2017年4月からは3年生の学年主任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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