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センター試験でミスった君へのアドバイス

  • サブロー先生の進路指導室
  • [2019/1/21]

 いよいよ2019年度入試が本格的に始まった。パスナビユーザーのみんな、センター試験はどうだったかな? そして今日(21日)は正しく自己採点を提出できたかな? 24日(木)のセンターリサ-チの結果を楽しみに待とう。エッ、そこの君、どうしたんだ。受験にネガティブは禁物だぞ。そんな君に出来る限りのアドバイスをしよう。

センターリサーチの結果が出る24日より前に出願締め切りがある人へ

 これに該当する人は、早稲田大(〆切:1/21)志望者だろう。それでは早稲田大の各学部の最新の志望動向をチェックしてみよう。

 早稲田大に限ったことではないが、2018年度入試で合格者数の大幅な減少に伴い倍率が軒並みアップしたのはすでに担任や進路の先生から聞いているとは思うが、現在の状況は、一般方式もセンター方式も昨年比90%を割り込んでいる。特に「文学部」と「文化構想学部」は一般もセンターも85%前後にまで落ち込んでいる状況だ。さらに落ち込みが激しいのが「スポーツ科学部」だ。一般は何とか80%前半だが、センター利用は75%前後まで落ち込んでいる。

 しかし喜んではいけない。減少している受験生層はボーダーラインよりも下の受験生ばかりなので、決して入り易くなることはないので昨年度とほぼ同じボーダーラインを超えないと合格は厳しいよ。つまり80%後半ではなく90%超えないと合格は厳しい。最後に一般方式で注意が必要なのが「教育学部」だ。定員を700名から560名に変更したので、間違いなく激戦になる。もう一つ注意が必要な学部が「基幹理工学部」だ。上記の文系学部とは違い学系ⅠⅡⅢ共に志望者がほぼ昨年並みなのだ。注意してね。

 さて話を戻すが、早稲田大を第一志望としているのであれば迷わず出願したいが、ボーダーに限りなく近い場合だけだよ。

 また、その他の大学で、センターリサーチの結果以降に出願する、つまり2月後半や3月入試の場合には、今回のセンターリサーチのデータは使えません。なぜならば後になればなるほど、それまでの入試での手続状況によっては、予定していた募集人数よりも減らす場合もあるからです。そうなると倍率・ボーダーラインも上がってしまうでしょ。昨年度の入試ではこれが多くの受験生を苦しめていました。困ったときは、担任の先生や進路の先生によく相談すること。

国公立大・私大全員に共通すること

 AOや推薦入試を受験していなければ、今回のセンター試験が初めての大学入試となったわけだが、やはり緊張した人も多かったことだろう。試験を受けて落ち込んで、自己採点してさらにガッカリ… 後悔するのもわかるが、もうセンター試験は終わったのだ。終わったことをとやかく言うのはやめよう。気持ちを切り替え、今の状態をポジティブへコントロールできるようにするのだ。あっ、大事なことを言い忘れたが、「同じミスを繰り返さない!!」これは受験生の常識だよな。24日にセンターリサーチの結果をもらうまでには、「ミスした箇所のやり直し→理解→演習→知識の定着」をしっかりとやるのだ。絶対に終わらせろ。これが国公立個別試験、私大受験の結果につながるんだ。

国公立大第一希望の人へ

 とにかく24日のセンターリサーチの結果を待つのだ。第一段階選抜(門前払い)にかかりそうならば、志望校変更を考えなければならない。しかしC・D判定ですぐに落ち込んだりするな。その判定の中での自分の位置を確認するんだ。Cの上・中位であるならば、個別試験での逆転も可能だ。特に個別が得意科目であるならばなおさらだ。C下位・D判定でも、確かに不合格になっている人も多いが、合格者が0(ゼロ)ではないんだ。逆転を信じて個別対策に力を注ごう。また、もしも全国の国公立大を考えているならば、大いに合格のチャンスは広がってくる。そのためにはセンターリサーチの資料(先生が持っているはずだが、なければ予備校のHPで調べられる)で、君の得点率でのA・B判定(C判定上位)が出る大学を調べるのだ。もちろん個別の試験科目とセンターと個別の比率のチェックも忘れるなよ。

私立大第一希望の人へ

 みんなも知っている通り「入学定員の厳格化」により、昨年度同様に2月初・中旬の入試で、レベルに関係なく各大学は大量の不合格者を出すことになるだろうから、2月下旬から3月にかけての中位以下の大学の入試に多くの受験生が集まることが予想される。厳しい話になるが、これが今の入試の現実だと理解をし、不安な場合には確実な滑り止めを決めておくのだ。

第一志望校変更を考えようとしている人へ

 上で書いたように、国立で第一段階選抜(門前払い)にかかったら諦めるしかないが、とにかく第一志望校を変更してはいけない。今まで頑張れたのは、そこが目標だったからだよな。その目標を変更するようなことになったら、他の志望校だって危うくなるぞ。だって一番恐ろしい「ヤル気」を失ってしまうことになるからだ。どんなに第一志望校が手の届かないところにあっても、自分の目標・夢なのだから合格する気持ちを持って受験することが大切だ。これからの頑張りで、気持ち次第で、不可能が可能になることもあるんだぞ。予備校などの入試結果資料を見てごらん。A・B判定だって不合格になっているでしょ(当日の体調不良や本人のケアレスミスかも…)。一方でC・D判定で、ロスタイム残り5秒で見事にシュートを決めるような、土壇場で合格を勝ち取っている人たちだっているんだ。

 それから国公立後期日程だが、ここ数年で廃止にする大学も増えてきたが、倍率が高くてもあまり気にしないことだ。例年欠席も出てくるので、大学によっては実質倍率は低くなる可能性もあるのだ。

来年にリベンジをかけている人へ

 まさか、浪人のことを考えている人はいないだろうな!! わずかであるが毎年この時期にそんな話を耳にするので、一言書いておこう。

 国立狙いの人で、センターリサーチの結果によって、間違いなく第一段階選抜(門前払い)になってしまうことがほぼ確定している人に多いんだ。ただ、門前払いだからといってすぐに浪人と考えるのはちょっと待って欲しい。今のまま浪人しても、一浪で合格できる保証はどこにもないぞ。一例を挙げる。

 センターを受験していて手ごたえがあったにもかかわらず、自己採点をして「こんなはずじゃ…」となった場合、おそらく苦手分野が多くあり、知識の整理整頓も出来ていないのだろう。特に数学や英語という教科は、途中の苦手分野を克服していかないと、そこから先の分野には進めるものではない。基礎力の重要性に気付いていない人・自分の勉強方法が確立できていない人ほどこの傾向が強い。私大希望者も同じことが言えるよ。

 もう一度言うが、まずは基礎力強化・苦手分野克服をやらなければ、一浪しても結果は今年と同じになってしまうぞ。しかしどうしても来年にリベンジをかけたいならば、3月末までにこの基礎固めを完璧に終わらせ、4月から本格的な受験勉強、つまり実力養成に取り掛かることができ、さらに自分の勉強方法というものを確立できれば、来年晴れて第一志望合格になれる可能性は高くなる。よく考えてくれ。

 いよいよ本格的な受験となるわけだが、できる限りのことをやり、体調を整え、平常心で望めるように祈っているぞ。
 サブロー

著者プロフィール
サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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