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夏休みに伸び悩んだ君に…第一志望を諦めるな!!

  • サブロー先生の進路指導室
  • [2018/9/3]

 こんにちは、サブローです。毎年夏が終わると、お悩み相談に「夏休みはしっかりと計画を立てたのに、結局失敗してしまった。」とか「頑張ってきたつもりだが、模試の結果がひどいんです。」といった相談が何通もやってくるのだ。まさに今そんな悩みを持った受験生が日本全国にたくさんいるはずだ(うちの高校には山ほどいる・・・)。そんな君たちを励ます・・・ と言っても、すぐに成績が上がるような特効薬があるはずはないのはわかっているよね。しかし私がこれから話すアドバイスに、君たちの集中力や努力がプラスされれば、第一志望合格が現実となるはずだ。君たちの底力を見せてくれ!! それではアドバイスに入ろう。

まずは励まそう!!

 君は夏の勉強に失敗し、何か救いの手はないものかと、パスナビのHPにやって来た。たまたま私の進路指導室の中の“これ”を読んでいるが、ここまでの行動は良いぞ。何とかしなければ・・・という意識があるということは、素晴らしいことだ。君のヤル気はまだ残っているようだな。間違いなく不死鳥のごとく蘇ることができるはずだ。ガンバロー!!

勉強は中途半端でこのまま低空飛行の人・コツコツ勉強を続けている人

 それでは、受験生を2パターンに分けて話していくぞ。君がどちらのタイプかを選んで読み進めてくれ。
 前者タイプの人は、ここは読まずに次の項目を読むこと。
 後者タイプの人は、夏に必死に頑張った人だ。夏の成果というのは、すぐに表れて来るものではないのは知っているよね。ただ常に勉強の仕方に不安を抱えていて、勉強をしている実感というのをなかなか感じ取れないタイプの人だ。もしかすると今はまだ知識の整理整頓が出来ていないだけで、君の基礎力は確実に良い土台を形成しているはずだ。恐らく最後の模試(11月から12月にかけて)の頃には、「試験を受験しているぞ」という手ごたえを感じ始め、結果もある程度納得できるものになっているはずだ。

反省点を挙げて、自分を戒めよう。

 それでは、上記を読めなかった人たちへ・・・ もちろんこのままの成績では上昇気流に乗れないままだなあ、という予感がする人たちでしょ。でも、本気で何とかしたいと思っているなら、なぜ受験生にとって大切な夏の勉強を失敗したのか? その理由を正直に挙げてみよう。
 * 根本的に基礎力がなく、予備校の授業に付いて行けなかった。
 * 勉強の仕方が分かっていない。
 * 外部からの誘惑に負けた。
 * 集中力がなく自分に対して甘い。
 など・・・
 こんな感じかな? これらに共通することは、小・中の頃からの反省点だよね。自分を変えなければと思ってもなかなか変えられなかったわけだ。しかし、今まさに君の人生に関わる大きな分岐点に立っているわけで、その自覚をしっかり持つことが大切だ。大学受験を目の前にして、変わるなら“今”しかない。



第一志望は諦めるな!! E判定は合格可能性0%ではない!!

 それでは、今回のタイトルにした“第一志望を諦めるな!!”について話そう。もちろん上記の前者・後者の両方に共通する話だからね。
 最近受けた模試で、またはこれから受ける模試で、君の第一志望が、もしもE判定であっても、絶対に第一志望を諦めてはいけない。だってその第一志望の大学は、君の将来の夢を実現するために決めた大学じゃないの? 今諦めたら、目標がなくなってしまうし、これまでの緊張感はどこかへ行ってしまい、君のすべてのヤル気が消滅してしまうよ。君の人生変わっちゃうかもよ。E判定は合格可能性0%ではなく、19%未満ってよく書かれてあるよね。それって「10人受験したら1.9人は合格する可能性があるんだ。」と理解しなさい。可能性が1%でも残っているのであれば、諦めずに絶対に受験しなさい。「受験というのは、受けてみなけりゃ結果は出ないんだ。」わかった?

志望校判定に神経質になるな!!

 上記で判定について書いたので、もう少し付け加えておくぞ。確かにD・E判定が出ると落ち込む気持ちもわかるが、これから話すことをよく理解しヤル気につなげてくれ。
 学校の進路指導室へ行って、昨年度の入試結果(いろいろな予備校や業者からの資料)を見せてもらいなさい。大学のレベル・学部系統によっては、確かにA・B判定でないと合格が厳しいところもあるが、D・E判定でも合格者は出ているんだ。なぜか?上位の私立大学を除いて、多くの私立大学は、合格者数のうち入学手続き者数が何人いるか予想することは大変難しいのだ。そのため、他の大学に入学手続きをする人数などを予想して合格者数を多めに出すのが普通で、募集人数ピッタリの合格者数というのは、まず有り得ないのは理解できるでしょ。だから過去の入試結果をしっかり読み取る必要があるのは分かったかな。特にチェックして欲しいのが、センター試験利用では合格者を少なめにし、一般入試では合格者を多めに出すような大学も多いことだ。もちろんこの逆もあるよ。もう一度言うが、判定の%は次のように理解しよう。
「D判定は10人受験して8人不合格ではなく、2人も合格できるぞ!」
「E判定は10人受験して9人不合格ではなく、合格者は少なくとも1人はいるぜ!」

第一志望を諦めないのは危険では?と思っている君に。

 第一志望を諦めるなというのは、受験勉強のモチベーションを維持するために必要だということは理解してくれたかな。ただ不安はどうしてもあるが、それを解消するには“確実な安全校”を決めることが一番だ。もちろん必ずパンフレットを熟読し、学校見学をしてから決めることを忘れずに。この安全校、いわゆる滑り止めを決めておけば、これから年末年始にかけて、第一志望校突破のための対策や弱点克服に取り組めるよね。と同時に、その安全校の安全度も高まるというものだ。

これからの勉強方法

 まずは、年末年始で急上昇する人へ。上記で書いたとおりだが、模試や過去問をやり直すときに、どうして正解になれなかったかを今まで以上に追及し、確実に理解して自分のものにしていくことで、ケアレスミス0を目指せるぞ。焦らず確実にこれをこなしていこう。
 次に、上昇気流に乗れない人へ。とにかく全ての誘惑を断ち切り、第一志望しか見えない生活を送ること。そして次に挙げる勉強計画を参考にしてくれ。
 (1)これから11月末までを1期とし、基礎力養成期間とする。
 基礎とは「高校3年間では何をどういう順番に習ったか?(勉強は横の繋がりが大切)」「苦手箇所はどこか?」をチェックすることだ。しかし教科書や分厚い参考書をもう一度最初からなんて無理だから、短期間でそれが出来るのは、これまで受験した模試を使うのだ(何?ない?もう知らん!!)。もう一度時間内にやり、不正解は君の苦手箇所だ。そこを教科書や参考書を使ってやり直すのだ。でも自力でどうしてもダメならば、先生に頼るしかない。ここが重要なところで、解答を出すまでの過程(プロセス)を常に意識すること。勉強のやり方の分かっている人と、分かっていない人の差はココだ。これを繰り返せば完璧ではないがある程度の力は付いていくはず。
 (2)12月からセンター直前まで2期とし、私大&センター過去問に力を注ぐ。
 第一志望私大の過去問を平日の2日間に、センター試験の過去問を土日に、その他の日に出来なかった箇所のやり直しを、上記と同じ方法でやるのだ。何年分ぐらい出来るかは、君のやり直しの問題数によるが、1つでも多くやれれば言うことなしだが、もう時間がないから、やった問題に関しては完璧に理解できる事が大切だ。数だけこなして全く身に付いていないんじゃ、元も子もないぞ。

 最後に、時間を有効に使う事を常に心掛けるんだ。ただし、目を開けている時は全て勉強では、息が詰まるから息抜きの時間もうまく取り入れるんだよ。それでは、絶対に第一志望を諦めるなよ。頑張れ!!
 サブロー


著者プロフィール
サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2018年4月からは2年生(特進クラス・理系)の担任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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