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オープンキャンパスへの参加と意義 <高校2年生のみんなへ>

  • サブロー先生の進路指導室

 こんにちは、サブローです。
 現在の高2生諸君はどんな学校生活を送っているかな。部活に燃えている人、部活と勉強の両立がうまくできている人、うまくできずに悩んでいる人、生徒会活動で忙しい人、帰宅部で時間をうまく使えない人など…、そんな中で学校の授業は、みんなに対して共通に行われているはずだが、その授業に対する姿勢はどうだろうか? 将来の進路については、「まだまだ先のこと」「高3になって頑張るよ」「部活引退まではそんなこと考えていられない」など… こんなことを言っているようでは、満足した進路を勝ち取れなかった先輩たちと同じ道を歩むことになるぞ。もちろん今から「気合い入れて勉強しろー!!」と言うつもりはないが(やれる人はどんどんやってね)、自分の進路について考え始めることで、授業に対する意識も変わってくるはずだ。

 そこで、進路への意識を少しでも高めてもらおうと思い、そのきっかけ作りとして「オープンキャンパス」への参加を勧めたい。
 それでは、本題に入ろう。

「オープンキャンパスとは何のためにあるの?」

 いきなり余談で申し訳ないが、私が高校生の頃、○○年前の話をするが、オープンキャンパス(生徒たちはオーキャンと略している。以下OC)なんてものは存在しなかったし、名称もなかった。大学のパンフレットだって貧相なものだった…と思うのだが、見た記憶がない、と言ったほうが正しいかもしれない。もしあの時OCがあったら、今とは違う道に進んでいたかも…(笑)

 今は昔と違って、学部・学科名を見ても何を学ぶのか分かりにくいものもある。だから大学入学後に「こんなはずじゃなかった!!」なんてことにならないように、事前にOCに参加して、学問の内容をチェックしたり、体験授業に出席したり、大学の雰囲気などを確認したりすることが当たり前になっているんだ。

 また、ここ数年でOCの中心的な存在になっているのが、現役大学生のOCスタッフだ。大学を決めるときって、やはりどんな大学生がいるのかを知りたくなるよね。それを入試課の職員の方や教授に聞いても、悪い話はしないことも考えられる(入試課の皆様スイマセン)。やはり「現役大学生の生の声」が一番だよ。大学では今、このボランティアのメンバーに入るのが大変な競争率らしいぞ。大学生になったらやってみよう!

「どこに行っていいかさっぱりわかんないよ???」

 いきなり「OCへ行け!!」と言われて、「OK!!」とすぐに行動できる人は、ある程度学びたい学問や将来の職業が決まっている人でしょう。逆に決まっていなかったら、「どうしていいかわからない?」が本音だろう。

◎前者へのアドバイス……パスナビのHPを利用し「大学を探すトップ」からエリア別に、また、分野別に検索をかければ、具体的な大学名が出てくる。また、資格が決まっている人は、資格別に検索がかけられるので活用しよう。
◎後者へのアドバイス……自己分析アンケートなどを利用する方法がある。リクルートの「リクナビ進学」のHPに行ってみよう。わずか数分で終わる簡単なアンケート形式の適職診断と適学診断を受けることができ、それぞれ君に向いているベスト5を瞬時に示してくれる。これらを参考にして、パスナビHPに戻り、上記で書いたとおりに様々検索してみると、具体的な大学名が出てくる。


【パスナビ編集部より補足】
パスナビの「学びたい学問で探す」がオススメです。“何を学びたいか”“どんな職業に就きたいか”をある程度把握できたら、こちらから『系統』を選んで「学びの概要」「学部・学科選択のポイント」をチェックして、当該の系統の学部を持つ大学を調べることができます。進路に悩んでいる方は、ぜひご利用ください!
学びたい学問で探す


 もう一つアドバイスしよう。君の友達が行く大学(専門学校)のOCに一緒に行くのはどうだろう。全く系統・分野が違っていてもいいじゃないか。その系統・分野には興味がなくても、キャンパスがものすごく素敵だったとか、学生さんの印象が良かったとか… そういったことがきっかけとなって、真剣に進路について考えたり、系統・分野をもう一度考え直したり、大学選びをしたりすれば、自然と志望校が定まってくるよ。

「いよいよOCへ… でも、オープンキャンパスに行って何をしたらいいの?」

 それでは、OCでチェックする項目は以下の通りだ。「エーこんなにあるの?」という声が聞こえてきそうだが、4~6年間で約500万円以上(理系・医療系では1000万円を越える学費もある)払わなければならない大学を、何も調べずに受験するなんて、今の時代では考えられません。だって、どの大学でも、理由は様々あるかもしれないが、退学者はいるのです。また、就職に関しても、昨年の夏の新聞発表によると「H28年3月大学新卒ニート約4.8万人(昨年約5.8万人)」とか「同年新卒非正規労働者(派遣社員・アルバイト)約2万人」という文部科学省発表の記事だ。もちろん就職できるかどうかは本人の努力だが、大学側のサポート体制がしっかりしているかどうか確かめることはとても大事だ。つまり下記のような項目を自分の目で確かめ、肌で感じ、自分に一番合っている大学を見つけて欲しいのだ。

 具体的には、まずは入試課の職員や先生方にいろいろ聞くのだが、前述したようにOCボランティアの学生さんにも聞ける質問があるよね。ぜひ聞いてごらんなさい。もしもAOや推薦で合格した人に会えたら、事前の準備をどのようにやってきたか、そして実際の面接やプレゼンなどについても聞いておくように。思わぬ秘策が聞けるかも。また一般入試での合格者に会えたら、やはり勉強方法だよね。受験勉強で成功したこと失敗したこと、過去問をどのようにやったかなどを積極的に聞いてみたら。今後の勉強方法の参考になること間違いなしだ。

1. 大学の特色
2. 学部・学科の内容(自分の勉強したいことがあるか?・シラバスや講義の詳細を聞く…)
3. 入試の確認(AO、推薦、一般、センター利用、それぞれの定員・日程・試験内容・どんな人が不合格になったかを必ず聞くこと…)
4. 学内の施設(清潔で明るいか?)・設備(最新の機材か?)・雰囲気・学食の味(これはメッチャ大事です)
5. 学生生活の確認(学生の様子・サークル活動・自分に合っているか?…)
6. 資格取得(そのための特別講座の開講はあるか? その費用は? 合格率は?…)
7. 就職状況の確認(就職ガイダンスの内容、就職サポートは充実しているか? インターンシップはどこへ?就職先、就職率、…)
8. 留学制度
9. 交通アクセスの確認(最も安い&早い交通経路・往復の交通費・定期代の確認…)
10. 奨学金・特待生制度があるか? 利用条件は?
11. 学費はいくらか? 教材費は?
12. 大学院への進学状況・編入学は可能か? 実績は?
13. キャンパスライフは? サークル活動は? 学食の味は?
14. 通学の便は? 交通費は? 周辺の環境は?
15. その他(退学率・自分に合っているか?…)

 OCへ行く意味が分かってもらえたかな? 実際に大学を見たり、話を聞いたりすれば、君の進路決定に何かしらのヒントを与えてくれるはずだ。それぞれの大学では、それぞれの個性を持ってカリキュラムを組んでいるので、その微妙な違いを比較していくことはとても大切だ。OCとは、パンフレットやHP、受験雑誌だけではわかりにくい部分を発見する素晴らしい機会なのだ。積極的に参加しよう。
 最後に…、パスナビHPでもOCの検索ができるので、日程などをチェックしてね。

 それではまたね。
 サブロー


【パスナビ編集部より補足】
上記「OCの検索ができる」ページでは、2017年6月1日以降に開催されるオープンキャンパスを展開しています。画面の上で『大学名』を入力するか、『都道府県』で希望のエリアを選択して絞り込んでください。『都道府県』と『学部系統』などの複合検索もオススメです。


【パスナビ編集部より】
サブロー先生が回答者を務める『サブロー先生のお悩み相談』では、受験生・高校生の皆さんからの「お悩み」を募集しています。
先生宛てに「受験」「勉強法」「オープンキャンパスの活かし方」などに関する『お悩み(質問)』をお寄せください。(毎週、お寄せいただいた「お悩み」の中から、一つに対して先生が当サイトにて回答・掲載してまいります)なお、すべてのご質問には回答できませんので、あらかじめご了承ください。
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著者プロフィール
サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2017年4月からは3年生の学年主任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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