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高2生。「数学教師」を目指してきたのですが、文理のクラス分け後、自信を失っています…。

  • 2017.5.22
  • 関連キーワード:大学選び、高2生、数学、教師、理系、文系

質問

 サブロー先生、こんにちは。私は高2の女子です。高2で文理のクラス分けが行われ、私は理系に行きました。私は高1の時に、人生初めて「数学の先生に…」という夢を持ちました。そこに向かいたいと強く思っていて、1年間『理系応用』に行けるよう、必死にがんばりました。しかし、今年そのクラスに入ってみて「自分は理系じゃない…」と気づいてしまいました。先生たちはみんなお前達は理系ができるといってきます。私は「できる」のではなく、「努力して点数をとって」ました。また「できる」のではなく、“好きだから”という安易な理由で「数学の先生」という夢を持ち、理系に行こうと決めてしまいました…。自分が悪いのは痛いほどわかってます。とても後悔しました。自分に自信がなくなり、やる気もなくなり、去年の活気はどこにいったんだろうという感じです。自分は文系に向いてると気づいたので、文系の大学を受けたいです。そうすると今やってない日本史か世界史がセンターで必要になってきます。独学で日本史とかやって受験していくのか、このまま理系を必死に点数取れるようにがんばるのか、どうしたらいいですか? でも今はやる気が出てきてくれないので、赤点取らない程度にやろうかなと思っています。上を目指し過ぎました。アドバイスお願いします。

回答

 こんにちは、サブローです。ちょっと待ってくれ! なぜ「文転」しようと思うんだ?そんなことをする必要はないと思うけど…。では具体的にアドバイスをしよう。

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 まず『人生初めての夢 数学の先生になりたい!』 生まれて初めて、将来の職業に関して夢を持ったことは素晴らしいことじゃないか。おそらく素敵な数学の先生に出会ったのではないかな。この夢は大切にしなければ。

 そして1年間の努力の成果で希望のクラスへ入れたわけじゃないか。2年生になってからのことが質問の内容だけではよく分からないのだが、なぜ先生からの一言(一言だけではないのかな…)で、理系を諦めてしまうの?

 ここで、私が思う理想的な先生とはどんな先生かを話そう。確かに君の言っている「できる人」が先生になるのは当然だが、その「できる先生」は「できない生徒」を教えることができるだろうか? できる先生なのだから当然教えられるだろうと思うかもしれないが、私は必ずしもそうは思わない。君は質問の中で『努力して点数を取って…』と書いていたが、まさに君のような人こそ先生になるべき人ではないだろうか。つまり苦しんでその数学を理解できるようになったということは、「できない生徒」の気持ちが分かるはずなんだ。君が先生になったら、その「できない生徒」の目線に立って教えることができて、どれだけの生徒を救うことができるかとっても楽しみだぞ。それから「数学が好き」という点も、これが原点ではないか。数学に苦しんでいた生徒、数学が大嫌いだった生徒から「先生、わかったよ! 数学楽しい!」「まだ嫌いだけど、ちょっと数学を解く楽しみが分かった気がするぜ」なんて言われたら、まさに教師冥利に尽きるってもんだ。

 この後は、もし文転した場合のアドバイスをしようとも思ったんだが、ここまで数学を努力して成果を出してきて、さらに質問の中に「文系に向いている…」とも書かれているので、文転に関するアドバイスではなく、理系クラスのままでの大学受験のアドバイスをしよう。それは、5教科7科目(具体的な受験科目はそれぞれの大学の受験科目を調べてね)勉強して国公立受験を考えたらどうだろう、ということ。理科は問題ないね。国語についても、『文系向き』と言っているならば大丈夫だろう。理系クラスでは古典は授業がないかもしれないが独学で頑張ろう。さらに社会は独学するなら日本史より政経の方がいいかもしれないね。私立でも4教科や5教科で受験できる大学は多いので調べてごらん。意外と倍率が低く合格しやすいよ。そして、学部は教育学部でもちろん数学教師を目指す夢を持ち続けなさい。

 最後に、私のアドバイスを読んで、やる気が復活してくれると良いのだが、一度気持ちをリセットして、もっともっと数学と格闘し、絶対に教師になる夢を捨てないでくれよ。君に数学を教わるのを子供たちは心待ちにしているよ! それではまたね。
 サブロー

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サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2017年4月からは3年生の学年主任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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