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新高2生。大学で「心理学」か「色彩」を学びたいと思っているのですが、数学が大の苦手です…。

  • 2017.4.3
  • 関連キーワード:入試、新高2生、数学、入試科目

質問

 サブロー先生、はじめまして。質問失礼します。私は4月から高校2年生になります。将来は、大学に行き「心理学」または「色彩」を学びたいと思っています。しかし、私は数学が大の苦手です。そして私の高校は、1年のうちに数Iさえ取ってしまえば数Ⅱ・数Ⅲは取らなくてもいいという高校です。私としては数学はもうやりたくないのですが、大学に行くのに数Ⅱは必要でしょうか?お返事いただけますと幸いです。

回答

 パスナビユーザー諸君、初めまして、私がパスナビ進路指導室長のサブローです。新学年へ進級おめでとう! この『サブロー先生のお悩み相談』では、勉強の悩み、進路先の決め方や受験に関する全てのことについて、みんながそれぞれの第一志望校に合格できるようにアドバイスをしていくつもりだ。高3生ばかりでなく、高1・2生、浪人生もどんどんメールをくれよな。質問するのがチョット苦手…と言う人は、毎週月曜日(祭日の場合は火曜日)にこのコーナーをクリックして質問・回答を読んでくれるだけでも、君の勉強方法や進路選択の参考になること間違いなしだ。1年間よろしく! それでは今日は新高2生からの質問に答えよう。

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 受験科目についての悩みだね。それでは「心理学」の受験科目について説明しよう。文学部や法学部などと同じ文系学部(学科)に属するので、「英語」「国語」が必修で「日本史・世界史・政治経済・数学ⅠAⅡB」から1科目選択という3科目受験が普通だ。しかし中にはこんなのもある。同志社大学の心理学部の入試科目は、一般入試の学部個別日程では上に書いたのと同じ文系受験のパターンなのだが、この大学の全学部入試では理系受験「英語」「理科(1科目選択)」「数学ⅠAⅡBⅢ」と文系受験(上記の学部個別日程と同じ受験科目)が用意されているのだ。つまりこの大学の心理学部では、理系の知識(具体的には数学の知識)を持った学生にも入学してもらいたいという意思が見えるよね。

 このような理系受験ができるのは一部の大学だけなのだが、大半が文系受験でオッケーなのになぜ心理学を学ぶのに数学の知識が必要なのか? その理由は、心理学を研究するためには、実験やアンケート調査などが必要で、その集計をするために「統計学」という学問が必要になる。高校では数Bの中に「統計」があるので、もちろん学んでおく方がベターだ。

 ここで高校のカリキュラムについても言わなければならないことがある。君の高校では、「数Ⅰ」のみ学べばそれ以外は不要となっているので単位制の高校かな? その他、文系で数学を学ぶパターンは、①「数Ⅰ」「数A」 ②「数Ⅰ」「数A」「数Ⅱ」 ③「数Ⅰ」「数A」「数Ⅱ」「数B」の3パターンある。③だと「数B」を学べるので心理系に進むには全く問題なく、文系でもオッケーだということが分かるね。

 ちょっと余談を。心理学の教授をしている私の友人の話だと、「数Ⅲまでは必要ないが、数ⅡBまで学んだ学生に入学してもらいたい(上の③)」というのが建て前であるようだが、実際には文系の学生が中心で、数Bを学んでいない、つまり上の①②の学生も結構いるようだ。乱暴な言葉で申し訳ないが、「ぶっちゃけた話、四則演算(+・-・×・÷)や分数の計算がちゃんとできて、Σの意味がわかって、二乗とかルートを理解してさえくれれば良い」というのが本音のようだ。数学で困っている学生に対しては、今ではどの大学でも、数学の補習も用意されているそうだ。

 話を戻すが、結論を言うと(質問から判断すると)数学はかなり苦手のようで、「数字を見るだけで鳥肌が立つ」のであれば心理学は考え直したほうがよい。しかし心理をどうしても学びたいというのであれば「心理学」とはそういう学問であるということをしっかり理解して入学して欲しい。

 最後に「色彩」の件だが、美大に進学したいのであれば受験科目を心配する必要はまったくない。ちなみに色彩に関する資格は「カラーコーディネート検定」があるが、これは誰でも受験できます。(例えば、心理学部に進学しても、独学で「色彩」を勉強して資格を取ることは十分に可能ということだよ)
 それでは、またね。
 サブロー

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サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2017年4月からは3年生の学年主任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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