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「医学部」に進もうと思っている高1生。大学選びで迷っています…。

  • 2016.10.10
  • 関連キーワード:大学選び、高1生、医学部、偏差値

質問

 サブロー先生、こんにちは。今現在「医学部」に進もうと思っているのですが、大学選びで迷っています。どのような基準で選べばいいでしょうか? 偏差値からある程度絞ってはいますが、高1の段階でそれをするのはやめたほうがいいのでしょうか?

回答

 こんにちは、サブローです。修学旅行から帰ってきました。長崎の出島で『侍』になったのですが、小中学生の修学旅行生や外国人旅行者から、出島のスタッフと間違われ「一緒に写真を撮ってください」と言われるぐらい本物に近い『侍』になっていました。生徒たちからも大爆笑され、もうクセになりそうです! それでは今日の質問に答えるが、国公立大と私立大のメリットやデメリットを挙げてみるので大学選びの参考にしてくれ。

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 <学費について>
 国公立大は、6年間で約350万円程度なので学費が安いことがメリットだ。私立大は6年間で、安い大学では3000万円、高いところでは5000万近い大学もある。しかし奨学金制度が充実しているので上の金額にビックリせずに各大学のHPで調べてみよう。

 <受験科目>
 国公立大は、まずセンター試験を受験しなければならない。その受験科目は基本的には5教科7科目(後期日程では違う大学もある)である。この数え方は、外国語が1科目・数学ⅠA、ⅡBで2科目・国語が1科目・地歴公民から1科目・理科から2科目、これで5教科7科目になるでしょ。医学部に合格するための第一関門として、このセンター試験では、85%から90%以上は得点できる正確さと総合力が要求される。この関門を突破したら、次は個別試験がある。いわゆる2次試験だ。この受験科目は、基本は「数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ」「理科から2科目」「外国語」の3教科4科目と「面接」、となっている大学が基本だが、国語・小論文が必要だったり、理科や面接が不要だったりする大学もある。
 私立大は、次の2種類の受験方法がある大学が多い。①大学独自試験で基本的に3教科4科目である。内訳は、数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ(1科目)、理科(2科目)、外国語(1科目)が基本で、この合格者に対して、2次試験として面接や小論文がある。②センター試験利用で、まず大学で指定された科目(これは大学によって様々)を受験し、2次試験では、面接や小論文が多いが、それに加えて科目の試験を受験しなければならない大学も若干ある。

 <倍率>
 国公立大の前期日程は、例年二桁になる大学はそれほど多くなく、大半は一桁台の倍率であるが、後期日程はほぼ20倍前後の倍率である。
 私立大は、国公立大よりも倍率が高いというデメリットがある。大学独自入試もセンター利用入試も二桁台、20倍程度は当たり前と考えておこう。この倍率が高い理由は…今は全国的に医師不足であるのは知っているかな? これを解消するために、約8年前に政府は各大学の入学定員を増やすことを許可した。そのため各大学が定員を増やした影響で一気に受験生が増加したのだ。またこの定員増に合わせて高すぎる私立大の学費を値下げした大学もあったことも倍率アップの要因になっている。

 <受験対策>
 国公立大の場合は、前述の通りで、すべての科目の基礎を疎かにしない(センター試験)のは言うまでもなく、完璧な記述力(個別試験)も求められる。
 私立大の場合には、倍率が高い、学費が高いというデメリットはあるが、メリットもあるぞ。まず受験科目が少ない。また各大学によって出題傾向に特徴があるので対策はし易い。さらに各科目の配点に差をつけている大学もあり、たとえば得意科目の配点が高い場合にはとても有利になる。
 最後に、医学部を目指すとなると十分な『基礎力』が必要となる。今習っている箇所をしっかりと理解し、演習を繰り返す習慣を身に付けてくれ。さらに「国公立大1本に絞る」のか「私立大との併願をするのか」…については、保護者ともよ~く話し合う必要があるぞ。

 なお、君の質問の「高1の段階で『偏差値』で受験校を絞るのは、やめた方がいいですか?」については、当然今の時点では、やめなさい。まずは憧れの大学(第一志望)を決めること。そして高2の11月頃の模試では英数国に加えて、理科・地歴公民が入ってくるので、この模試結果から今後の勉強計画を軌道修正するのだが、あくまでも憧れの大学は変更をしないことを勧めるぞ。だって『現役生は受験日当日まで伸びる!』からだ。最終決定は高3の秋頃になるだろう。それではまたね。
 サブロー

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サブロー先生

サブロー先生

都内・某私立高校で長年にわたり進路指導部長を務める。2017年4月からは3年生の学年主任に。英語科の教員としても、その指導には定評がある。また、音楽は趣味の領域を超え、おやじバンドコンテストで全国優勝するほどの腕前。学校でもフォークソング部の顧問として、生徒たちのバンドを熱血指導中。「大学受験パスナビ」では『お悩み相談』と『サブロー先生の進路指導室』を担当。

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