質問
サブロー先生、こんにちは。私は文系クラスの受験生です。大学進学をする予定でいますが、学部で悩んでいます。もともと英語が好きなことがあり、また発展途上国の教育にも興味があって国際関係学部を志望していたのですが、大学で国際関係学を学んでも将来それを生かす仕事に就きたいと思えず、生かせたらいいなと思う程度です。そして母が看護師ということも影響して、最近看護師になることを考え始め、今どちらの学部に行くか悩んでいます。看護師は非常に大変な仕事であることは分かっていますが、一生働けて人の役に立て、自分も成長できる素晴らしい職だと思います。しかし悩んでいる点は「適しているのか」というところです。体力に自信がないなどです。これからどのように決めていけばいいですか。7月初旬に看護学科の説明会に行く予定ではありますが、なるべく早く決めたいのです。
回答
こんにちは、サブローです。まさに五月晴れの日が続いているが、パスナビユーザーの諸君、勉強の進み具合はどう? 3学期制の学校では、そろそろ中間試験でしょう。そのための勉強に力を入れすぎて、本来の自分の勉強のペースを崩さないように注意してね。それでは今日の質問に答えよう。

まず、国際関係を志望した「きっかけ」があるだろうから、それをもう一度思い出してみよう。もしかすると、テレビで発展途上国の教育事情のようなことを放送していて、そこで働く日本人が出ていたのかも? 今後も多くの人材が求められているので、夢を叶えられるチャンスはいくらでもある。語学が好きならなおさらだ。大学在学中に、そういった国々へ、フィールドワークを行っている大学は結構多いので調べてみてね。「国際…」とか「文化…」と名がついている学部で多いよ。
次に看護の件だが、やはり親が看護師というのは大きく影響しているだろう。私の多くの卒業生の中でも、そのケースが一番多い。「適しているか?」「体力に自信がない…」は、母から「大丈夫よ」と言われたならば、問題ない。もしも「絶対にやめなさい」と言われたならば、真摯に受け止めるよう。だって君のことを一番わかっているからだ。しかし、その理由をよく聞いて、君自身で何かを改善し、ヤル気に満ち溢れているならば、母の言葉から「絶対…」が消えるかも。よく話し合いをしなさい。
最後に、受験科目の件と、進路をいつまでに決断するかだ。一般受験をベースに考えると、数学と理科は大学によってざまざまで、文系の君にとっては、理科は基礎を付した科目であることが条件だね。数学もⅡBまで必要な場合もある。小論文・面接の有無もしっかり調べよう。「7月に説明会…」とあるので、それまでは、国語と英語の基礎はしっかり勉強しておいてね。その説明会後は、しっかり決断し、もし看護ならば数学、理科の基礎を夏休み中にやり終え、秋には全受験科目で過去問・応用問題対策に入れることが望ましい。
説明会までに、その大学のHPの内容を隅々まで読み込んで、疑問点や質問事項を用意して出席すること。
それでは、良い進路選択ができることを祈っているよ。
サブロー