質問
サブロー先生、こんにちは。高3生の男子です。自分に自信が持てません。例えば、今まで一緒に登校していた友達から、「朝早く学校で勉強するために、通学方法を変える」と言われたり、僕と同じ推薦で大学に行く予定の友達から、一般受験に変えると言われたり、それだけのことですぐに焦ってしまいます。(周りの人にはその焦りや自信の無さを悟られないような態度で対応しています) 。また、些細なことでは、学校の授業で数学の問題を解く時などに、見回りをしている先生に間違った解答を見られないか、自分だけ間違っていて他の生徒は余裕で解けているのではないか、などと不安になります。不安でたまらなくて心臓がドキドキしながらモタモタ解いていたら(数学は苦手な教科です)、後から見たら解答方法は正しかった、など、本当に自信が持てないんです。決して成績は悪い方ではないし、他人に翻弄されない自分のペースを保った方が何事も上手くいく自覚はあります。けれど周囲に影響されてばかりで、しかも焦るくせに自分は何もしようとしない、そんな自分に嫌気が差してきます。こんな情けない自分をどう変えるべきなのでしょうか? アドバイスをお願いします。
回答
こんにちは、サブローです。そろそろ高3生は「三者面談」が始まるころでしょう。その際には、間もなくやってくる夏休みの勉強計画をしっかり伝えよう。先生からのアドバイスがあったら修正することも忘れないように。また、志望校については、第一志望校を志望理由と共に伝えること。担任の先生は、明確な目標を持っているかどうかをとても心配しているんだぞ。それでは今日の質問に答えよう。
質問を何回か読み返したが、無理をして自分を変えることって必要なんだろうか? きっと、君の生活スタイルや、物事の見方、勉強に対する姿勢・方法に一工夫加えることで、自分に自信が持てるようになるはずだよ。それでは君の質問に沿ってその対処法をアドバイスしてみよう。
君の友人の言う「朝早く学校で勉強するから一緒に登校しない」については、君が朝学校で勉強する必要がなければ、それが君の勉強スタイルなのだから全く問題ない。勉強の拠点をどこに置くかは人ぞれぞれだよ。もし必要になったら、朝から学校に行けばいいじゃないか。
「僕と同じ推薦で大学に行く予定の友達から一般受験に変える」と言われたことは、推薦で受験するということは第一志望だね。友達がそこを受験しないことにしたのは、もしかすると第一志望ではなくなったとか、家庭の都合とか、理由は様々あると思うよ。一般受験が凄くて、推薦がダメということはないし、逆に君が推薦で受験するということは、それなりの理由があるんでしょ。また言い方は悪いが、ライバルが一人減って良かったじゃないか。
「自分が焦っている姿を他人に悟られないようにしている」とあるが、これは間違いなくストレスがたまっているはずなので、絶対にやめた方がいい。周囲の人は、君が思っているほど君を見てはいないよ。「ヤバイ、焦りそう」。と思ったときは、周りを見てごらん? 高3のこの時期になれば、他人のことよりみんな自分のことで精一杯だよ。
「数学の件」だが、苦手意識がある上に、他人の目が気になるのでしょう。でも正解なんだから、ちゃんと力はあるんだよ。
さて、質問の後半では、君自身どうすればいいかは分かっているようじゃないか。でもそれを邪魔しているのは、「ミスをしたらどうしよう…」「他人は私をどう見ているんだろう?」という「他人からの目」だね。ミスって誰にでもある。できる限りそれを少なくする必要はあるが、ミスゼロはあり得ないよね。例えば100点満点が合格最低点なんて入試はない。だいたい60~65点程度でしょ。入試は70%が基本問題、30%が応用問題、なのは知っているよね。基本問題をできる限り得点して、あと少し応用問題ができれば合格なんだよ。また、40点が悪い点数で、90点が良い点数ではない。それぞれ55点にするには、100点満点取るには、自分に何が足りないのかを追究するようにしよう。この気持ちを忘れずに勉強をすることで、徐々にミスが少なくなっていくのだ。あとさっきも書いたが、みんな他人のことを気にかけている余裕なんてないよ。自分のことで必死だよ。
最後に、君はまず推薦入試を受けるのであれば、これからの夏に向けての計画があるよね。これは君独自のものだ。人それぞれの入試に向けての計画は同じはずがない。自分のペースを守り、苦手箇所を一つ一つ克服することで、必ず自分の生活スタイルが確立されていくはずだ。そして、落ち着いた生活ができているなと感じたときには、間違いなく合格がやってくるはずだ。それではまたね。
サブロー