質問
高1生の女子です。私はお茶の水女子大学に行きたいのですが、センターでは理科で地学を選ぼうと思っています。そのため、学校の授業も来年は地学基礎を選択します。お茶の水女子大学の人文科学では、センターの理科では基礎科目でないならば一科目で良いそうなので、「地学」の参考書を買いにいったのですが、地学の参考書が本屋にほとんどなく絶望しました。「地学」と「地学基礎」の違いってなんですか? あと、良ければおすすめの参考書も教えてください!
回答
こんにちは、サブローです。いよいよ、2014年度の終わりが近づいてきた。パスナビユーザーのみんなは、4月から次のステージへ旅立っていくと思うが、今まで以上に多くの人に出会うことになるだろう。中には、その人との出会いが、君の人生を大きく変えるかもしれない。そんな出会いを楽しみに、君の夢に向かって飛び出していくのだ。“顔晴(がんば)れ!”1年間どうもありがとう。それでは今日の質問に答えよう。
それでは、なぜ「地学」の参考書や問題集が少ないのかを検証してみよう。2015年のセンター試験では、「地学基礎」の受験者は41,617人であったのに対し、「地学」は僅か1,992人しかいなかった。ということは、地学の参考書を刊行しても、買ってくれる人が少ないから利益にならないわけで、君の言っているように書店に並ぶことは少ない。また、2015年の新課程入試においては「出題内容が事前に予測できなかった」ため、出版社にとっても『どういった問題を取り上げてよいか分からない』状態であったことも、「地学」の参考書を刊行しない理由の一つだろう。実際にネットで検索しても、「地学」の参考書は「地学基礎」に比べて極端に少ない。
しかし、2015年度入試が終わったことから、各出版社では、新課程の「地学」の出題傾向をつかむことができているので、今後5月以降くらいから「地学」の参考書を刊行してくるところもあるだろう。もちろん保証はできないが…。5月以降に書店に行って、「地学の参考書の刊行予定はありますか?」と聞いてみてはどうだろう。
とりあえず、まず君がやることは、「教科書の完全理解」だ。これは全ての科目に言えることだ。だから、高校の地学の先生に、『先生のお手元に「地学」の教科書があれば、1冊いただけませんか?』と聞いてみてごらん。この春休みに先生たちは、1年間でいろいろな出版社から届いた教科書や参考書、問題集の見本を整理整頓しているはずだから、早く学校に行って、もらいなさい。既に破棄していなければいいのだが。そして、先生からいただけたら、その教科書で独学してみることをオススメする。もちろん、先生に「地学の勉強法は?」と聞いてみることも忘れずに。
それではまたね。
サブロー