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第40回:「文の構造を把握しよう!」英文がわかるかなクイズ

  • 大岩ヒデキ先生のちょっと役立つ“英語楽習”

▲逆光に負けても逆境に負けるな!

 夏休みが終わったと思ったら,暑さもグッと和らいできて…っていうか,夜はちょっぴり肌寒くさえなってきたね!

 …つまり,勉強しやすい気候になってきた今日この頃,いかがお過ごしでしょうか?…私? 私は夏でいい感じになった身体が原因で整骨院通いな日々を楽しんでます!!! あっ,あと,毎日音源を使いながら最低30分の音読もエンジョイしてます(←本当)!!!

 …というわけで,この記事がアップされる頃から年末まで猛ダッシュな雰囲気を醸し出しつつ,今月も担当させていただきますのは私,大岩ヒデキでございます!


 さあ,今月の楽習に入る前に,夏休みが終わった受験生がそろそろ考え始めることを,ズバリ言うわよ!「夏,あんなに勉強したのに,成績が…。本当に受験に間に合うのかしら…。」

 …どう? ズバリだったかしら? ズバリだったら,またズバリ言うわよ!「そんなことを考えていたら間に合わない!!! けど,そんなことを考える暇がないくらい勉強に集中し,効率よく学習を進めれば間に合う可能性が高い!!!」はい,コレが真実。これからの季節は,文字通り1分1秒が大切になる時期。余計なことを考えていては,間に合うものも間に合わなくなるからね。やるべき事は1つ。自分の力を信じて,合格を疑わず,正しく知識を積み上げる。これ以外に合格の道はないんだから(不正の香りがするやつは除く),とにかくやろう!…そして,どうせやるなら楽しくやらなくっちゃね!…ということで,今月も英語楽習スタート!!!

 さて,じゃあ,今月は,誰もが1度はみたことがある(かもしれない)英文がわかるかなクイズ的な学習をしてみよう!


「I never saw a saw saw…」どんな意味かわかるかな?

 じゃあ,2問出すので,何秒で解けるか計ってみてね! よ~~い,すた~~~とぅ!!!

1)[上 級]I never saw a saw saw a saw.

2)[超上級]I think that that that that that boy wrote is wrong.

 「うらにわにはにわにわにはにわにわとりがいる」とか「ここではきものをぬいでください」は区切る場所によって意味が変わる例として有名だけど(「裏にはには二羽,庭には二羽,ニワトリがいる/裏庭にハニワ,庭には二羽,ニワトリがいる」など,「ここで履き物をぬいでください」「ここでは着物をぬいでください」など),この英文はちゃんと意味が決まってるからね。あきらめのはまだ早い! 関係代名詞とか,色々考えちゃえばいいよ! コレが解けたら,文構造把握はもう完璧すぎるほどに完璧だね!…ということで,まずは意味の確認からいってみよう!

1)ノコギリがノコギリを切るのを私は一度も見たことがなかった。

2)あの少年が書いた,あのthatは間違いだと私は思う。


 では,文の構造とか見ちゃおう!

1)[上 級]I never saw a saw saw a saw.

 まず,sawにはseeの過去形の他に,saw(名詞:ノコギリ 動詞:ノコギリで切る)があって,ノコギリで切るの過去形はsawedになるのを知っているかどうかがカギかな。「I never saw=主語+動詞=私は一度も見たことがなかった」だよね。次の a sawと,最後の a sawはaがついているから名詞,つまり「ノコギリ」だとわかるよね。あとは,受験生なら知っているはずの「see+名詞+動詞の原形(名詞が~するのを見る)」に気がつけば,「saw+ノコギリ+saw(「~をノコギリで切る」の原形)+「ノコギリ」だとわかる。つまり,「ノコギリがノコギリを切るのを見た」の意味になるわけだね。じゃあ,2つ目を見てみよう!


2)[超上級]I think that that that that that boy wrote is wrong.

 まず,thatには,接続詞・関係代名詞・形容詞・指示代名詞の働きがあることを確認しておきたいかな。すると,「I think that S V=最初のthatは接続詞」で,その後ろは「that that=2番目と3番目のthatは形容詞と指示代名詞=あのthat」,その後ろは「that that boy wrote=4番目と5番目のthatは関係代名詞と形容詞=あの少年が書いた」になる。わかりやすくするために,カッコや下線を使ってみるとこんな感じ。

I think[that 【that that】〈that that boy wrote〉is wrong].

[〈あの少年が書いた〉【あのthatは】間違いだ]と私は思う。


 どうだった? 2問とも当たった? 有名な文なので,見たことある人も多かったかもね。本当はもう1題用意したんだけど,思ったより長くなったので,それはまたいつかね。

 …というわけで,今月もお時間となりました。とにかく,悩んで手を止めてしまう時間が一番もったいないので,悩むより前に進んで合格を勝ち取ろうね! では,また来月会いましょう! お疲れ様でした!!!

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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