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第37回:『「have Vpp(過去分詞)」と「have been Ving(動詞のing)」』を楽習しよう!

  • 大岩ヒデキ先生のちょっと役立つ“英語楽習”
  • [2016/6/17]

▲出たんですってよ。。。ほら,ウシロ!!! ではなく,この中に

 「夏を制する者は受験を制す」「夏は受験の天王山」…つまり,勉強は夏休みからでよくない? と思っている(人はいないと思うけど,いるというテイで)そこのキミ! 完全に思い違いをしているぞ!? その違いたるや,カレーとハヤシライスくらい違うぞ!!!

 …さて,確実にスベッたのは置いておいて,その辺の話をちょっとしちゃってから今月の楽習をしちゃおうかなと思っているのは,やっぱりワタクシ,大岩ヒデキでございます! 今月もよろしくです!

 さて,話を戻そう。「夏=夏休み」はもちろん大切だ。夏休みの過ごし方次第で,志望校が母校になるかどうかの結果が変わると言っても過言ではない! ただ,「夏休み=朝から晩まで計画通りに勉強のみに没頭できる期間」という誰でも想像できる等式があるわけだが,ここに誤解の種があるように思えるのだ。この等式を見ると,「よし,この夏休みは頑張るぞ!!!」と誰もがなって,実際に頑張るわけだが,夏が終わる頃になると「夏の結果が出せる人」と「夏の結果が出せない人」が現れる。確実に現れる。断言しよう。現れる。ほら,あなたのウシロにも…。

 さて,では質問! 前者と後者の違いは何でしょうか?…前者は頭がいい人で,後者は前者になれなかった人?…前者はより頑張った人で,後者は前者ほどは頑張れなかった人?…前者は英語楽習を読んでいる人で,後者は読んでいない人?…はい,全員不正解(いや,最後は正解か? だって,これからここでその差の原因を伝えるわけだし)。というわけで,この差の正体を知って,「夏の結果が出せる人」になろう!

 ずばり,夏休みの学習の「質」を決めるのは「今」なんだよね。当たり前のことだけど,「自分の課題を明確にしてから夏休みをスタートできる人」と「自分の課題を明確にせずに夏休みをスタートしてしまう人」では,学習効率が全く違ってくる。同じ長文の授業を受講したとしても,「単語・文法などの下準備がある程度終わっている人=長文の学習内容に集中できる人」と「単語・文法などの下準備ができていない人=単語・文法・長文を並行してやる人=全てが中途半端になる人」のように復習で差が出てしまうんだよね。結果として,復習に時間がかかるし,時間がかかっても結果が出せない人が出てきてしまう。

 だから,「夏の結果が出せる人」になるためには,「この夏休みは,何をやらなければいけないか」を明確にし,「では,夏休みまでのこの1か月は何をやるべきなのか」を見いだし,行動する。これが必要なんだよね。これは人生においても言えることだけど,やはり成功する人は準備が上手なんだよね。ここぞというときに,大切なことだけに集中できるような準備を,逆算してやってるんだよね,成功している人って。だから,もうこの行動が習慣になっている人はいいんだけど,まだという人は,今なら間に合う! ぜひ,すぐに行動しよう!

 …ということで,長くなっちゃったけど,今月の英語楽習を始めましょうか!!!では,気持ちを切り替えて,今月のテーマはこちら!


「have Vpp(過去分詞)」と「have been Ving(動詞のing)」の違いって?

 受験生を悩ます…いや,ネイティブさえも悩ます「have Vpp」と「have been Ving」の使い分けってできるタイプ? もちろん,「状態の継続=have Vpp」「動作の継続=have been Ving」というのは知っている人も多いかもしれないね。こんな感じね。

例)I have lived in Tokyo for two weeks.
 (私は2週間東京に住んでいる
≒オレも都会にそまっちまったっぺした[染まってしまったよ])

例)I have been playing tennis since this morning.
 (私は今朝からずっとテニスをしている
  ≒もう,さすがのオレもつかっちゃした[疲れたよ])

 でも,こんなの見たことない?

例)I have lived in Tokyo for five years.
 (私は5年間東京に住んでいる
  ≒もう,オレ,あかぬけててまぶしいべした[都会人だよ])

例)I have been living in Tokyo for five years.
 (私は5年間東京に住んでいる
  ≒何でもオレさ聞けばいいべした[生きる東京マップだよ])

 そうなのよ。状態なのに「have been Ving」を使っている文もあるんだよね。…ミスプリ?…実は違うんだなぁ。実はこれ,「動詞」の部分が情報の中心になる場合,状態の継続でも「have been Ving」になることがあるという,怪奇現象なんだよね。…あれ? ほら! ウシロ!!!(←本日2回目←夏だからなんとなく)

 つまりね,最初の文は「How long have you lived in Tokyo?(どのくらいの期間東京に住んでるの)」のような質問に対する答え,つまり「for five years」のところが情報の中心(他の部分がなくても話が伝わる)になるときに使う形。2つ目の文は,友だち同士で歩いていて,東京のマニアックな場所を知っている友人に対して「Why do you know the place?(何故その場所を知ってるの)」と質問したとする。それに対して「Because I have been living in Tokyo for five years.(なぜなら,5年間東京に住んでいるからさ)」のように,「(長期間)住んでいる」ことが知っている理由となるので,情報の中心は動詞の部分だよね。こんなとき,この形を使うことがあるみたいよ。

 ネイティブさんも言ってたけど,感覚的に使い分けているので絶対的じゃないけど,見かけたら上記のような感覚で使うことがあるということみたい。というわけで,頭の片隅にでも入れておくと,何かいいことあるかもね!

 …というわけで,今回もお別れのお時間がやってきたようです。来月は夏休み! じゃあ,「今は何やるの?」ということを問いつつ,また来月お会いいたしましょう!!! お疲れさまでした!

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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