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第33回:『読む』トレーニングをしよう!

  • 大岩ヒデキ先生のちょっと役立つ“英語楽習”

 はい、どうもこんにちは! 今年もいよいよ大学受験シーズンが本格化しましたね。今までの勉強の成果を、思う存分発揮して、第一志望校を母校にしちゃいましょう!…というわけで、早速ですけど、今月も担当させていただきますのは私、大岩ヒデキでございます! よろしくお願いします!

 さて、受験生はセンター試験も終わって、センター試験なんか、もう過去の出来事…になっている人もいると思うんだけど、ちょっと落ち着こう。(入試真っ只中で、今月も受験に直結しないふざけた内容は拒否反応を示すと思われるので、マジメなテイストでいいかしら???……では、ごほん。ご存知のように、最近の入試は2020年の入試改革に向けて少しずつ変更されているわけだけど、そんな中でやはり目立つのが「考えさせる問題=訳せるだけじゃ解かせないぜぃ問題」かなぁと思うんですよ。前にも登場したけど、センター試験の第3問B(不要文削除)とか、本当にそういう対策にはもってこいの問題だなぁと思うので、「まだ読解に自信が持てない人は,センター試験の第3問Bの復習に取り組むのも1つの戦略」だと思うよ、個人的に。では、こちらの問題に、もう一度取り組んで、私大や国公立二次に備えよう。


「読む=伝えようとしているメッセージを把握する」トレーニングをしよう!

では、次の問題を1分30秒で解いてね(非受験学年の人は2分)。では、どうぞ!!!

 次の問いのパラグラフ(段落)には,まとまりをよくするために取り除いた方がよい文が一つある。取り除く文として最も適当なものを,下線部①~④のうちから一つ選べ。

【問】Students in Japan are now engaging more in practical activities and less in memorization of facts in class. Students are learning scientific principles through actual experience. ①They do well in science in comparison with other students around the world.They build electric motors using everyday goods, such as wire, magnets, and paper clips.They make ice cream by hand with salt and ice.Students say that they like the new studying style because it is practical as well as enjoyable and educational. It is hoped that this new method will encourage students to become more interested in science.

【訳例】日本の学生は、授業では実践的な活動に従事することが現在では増え、事実の暗記は減っている。学生は実体験を通して科学的な法則を学んでいるのである。①彼らは、世界中の他の学生と比較して理科の成績が良い。彼らは針金、磁石、クリップのような日用品を使って電気モーターを組み立てる。塩と氷を使ってアイスクリームを手作りする。楽しくて勉強になるだけでなく実践的なので、新しい学習スタイルが好きだと学生は言っている。この新しい方法により、学生がもっと科学に興味を持つようになることが望まれている。

 …さあ、いかがかな? 答えは決まったかな? では、答え合わせといきましょう。答えは!……①ですよね、やっぱり。当たった人も気を抜いてはいけませんぞ! ちゃんと「わかって」解けたかどうかが重要なんですぞ。本文は、1文目「実践的な活動が増えている」→2文目「(実践的な活動が増えている理由=)実体験を通して科学的な法則を学んでいる」とつながっているので、本文は「実体験」と「科学的な法則の学習」の関連をみなさんにメッセージとしてお届けする文章だとわかるよね。ところが、①はそれと全く関連がない。だから、①を取り除かないといけないんだね。②は電気モーターを作るという実体験を通して科学的な法則を学んでいるのでOK。③もアイスクリームを手作りするという実体験を通して科学的な法則を学んでいるのでOK。④も「新しい学習スタイルが好きだ=実体験を通して科学的な法則を学ぶのが好きだ」という内容なのでOK…となるよね。

 さあ、こんなふうに、センター試験の問題で「読む」トレーニングができるので、単語力を活かした力技で読んでいる人は、ちょっと時間をとって、センター試験の復習に取り組んでみてね。できることはまだまだある! 最後の1秒まで自分を高めよう!…というわけで、今回はここまで! では、また次回会いましょう!!!

 …次回は、どんな話にしようかな〜!?

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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