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第32回:『センター試験(リスニング)』について楽習しよう!

  • 大岩ヒデキ先生のちょっと役立つ“英語楽習”

 遅くなりましたけど,新年明けましておめでとうございます!!! 新年の書き初めとかしちゃったタイプですか!? 初日の出とか見ちゃったタイプですか!? もしかして,お年玉とかもらっちゃったタイプですか!? …私は,いずれもNoで~す! 書き初めセット持ってないし,元旦は特別授業だったので初日の出は毎年見に行けないし(行くと授業に間に合わない),お年玉は…誰かください。…と,正月を振り返ってみたけど,すでに世間は正月の雰囲気など皆無なので,私も前を見て行きたいと思います。そんな私,大岩ヒデキが今年も担当させていただきます! 今年もよろしくお願いします!!!

 さてさて,センター試験が終わって,受験学年の皆さんは超受験モードに突入。この時期は,雰囲気的に「ゆるい話」をしてる場合じゃないので,今年のセンター試験(リスニング)の問題を扱いながら,未来のために語っちゃうとしましょう。…ということで,受験学年の先輩に負けないくらい気合いを入れて,非受験学年の方も頑張っていきましょう(実際問題,受験学年の人は,ここを見てる暇がないくらいの生活をしてるはずなので,あえて非受験学年向けに)!


2016年のセンター試験(リスニング)に学ぶ

 筆記の方は,第5問の出題形式に変更はあったものの,読み解く分量や難度は変わらずだったので,個人的な感想として,筆記全体的の難度は平年並みかなぁと。…ですので,またいつか,必要があればここでやっちゃいましょう(自分で問題をみて,どんな感じか知っておいてね)。一方で,リスニングは大きな変化がありました! 第3問や第4問での「出題形式」の変化はもちろんのこと,他にも変化が感じられました(個人的に)。まず,第4問Bでは「3人」の会話という,センター初の傾向! 今まで,リスニングの会話というと,不自然なまでに「男性と女性」のペアしかなかったので,実際に使う場面を考えると,「男性と男性」「女性と女性」そして,今回のように「男性と女性と女性」のような問題があってもいいですよね(というか,無いとおかしい)。そして,他に感じた変化は…実際に見てもらった方がいいよね。この違いに気がつくことができれば,これからの学習でも,いろんなことで「気づき」が多くなるはずだよ。では,リスニングだけど,読んで解いてみよう!

2015年 第1問 問3
How long did it take the woman to get to work today?
① 12 minutes
② 20 minutes
③ 24 minutes
④ 40 minutes

【読み上げ文】
M: What happened? You’re late.
W: There was a traffic jam, and it took twice as long as usual to get here.
M: How long does it usually take?
W: Twenty minutes.

【和訳】
女性が今日通勤に要した時間はどれくらいか?
① 12分
② 20分
③ 24分
④ 40分

男性:どうしたんだい? 遅刻だよ。
女性:道路が渋滞していて,ここに来るのにいつもの2倍の時間がかかったの。
男性:いつもはどれくらいかかるんだい? 女性:20分よ。

 女性の最初の発言から「いつもの2倍の時間がかかった」ことがわかる。また,通常の通勤時間を問われた女性は「(いつもの通勤時間は)20分」であると答えている。よって,「20×2=40分」となるので,④が正解だね。じゃあ,次は2016年の問題ね!

2016年 第1問 問2
How many new students does the woman expect in total?
① 3
② 7
③ 10
④ 13

【読み上げ文】
M: How many new students have joined the club?
W: Seven the first day, and three since then.
M: How many more do you think will join?
W: I expect three more.

【和訳】
女性は新しい学生は全部で何人だと思っているか?
① 3人
② 7人
③ 10人
④ 13人

男性:何人の新しい学生がクラブに入ったんだい?
女性:初日に7人,その後で3人よ。
男性:あと何人,入ると思う?
女性:あと3人だと思う。

 女性の最初の発言から,今現在で10人であることがわかる。また,最後の発言であと3人加わると女性は思っているので,合計で13人になると考えていることがわかる。つまり,④が正解だね。・・・まあ,2015年の問題も2016年の問題も,「読んで解く」分には,そんなに違いがわからないかもね。じゃあ,2016年は何が違うかを言いましょう!ずばり,「思考問題が複雑化した」んです。2015年はかけ算なので,2016年より一見難しく見えるけど,やっていることは「20×2=40」という計算が「1回だけ」なんですよ。でも,2016年は,一見簡単に見えるけど,「7+3=10」「10+3=13」という「2回」の計算が必要になっていることがわかりますよね!これ,耳でやると,結構大変なんです。…慣れてないと。もちろん,今までも出ていたかもしれないですが,複雑化した問題が目に見えて増えたんです,2016年は。

 そこで,具体的な対策ですが,ズバリ「音」を使いましょう!逆に言えば,音のない教材は,もはや教材ではない!くらいの気持ちでやる必要があります(実際には,目的によって,例えば「理解」を目的とした教材には音がないものもあります)。とにかく音を使い,音読し,耳作りをしっかりしながら,覚えるまで反復して,さらに内容について思考するトレーニング。もう,これをやらずにどうにかなる試験ではなくなりました,センター試験のリスニングは。1年後,2年後,直前になって騒いでも,リスニングだけはどうにもできません。ですので,まだ始めていない人は「今」から準備を進めてくださいね!

…ながっ!!!! 今回は,いつもの長さを大幅に超えちゃいましたが,まあ,いいよね!? ということで,今年もよろしくお願いします! また次回,ここで会いましょう!!!

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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