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第27回:『英作文対策』を楽習しよう!

  • 大岩ヒデキ先生のちょっと役立つ“英語楽習”
  • [2015/7/1]

 あづい! 猛暑! 例年以上に雨が多い梅雨が終わったのかな? …と思った直後のこの猛暑(←わたし的に)!もうね、力が半減以下です。記憶力も注意力もおぞましいほどに低下し、携帯電話を忘れて出張に行ってみたり、腕時計を忘れて出張に行ってみたり…まあ、同時に忘れたわけですが、そのくらい今年は「がおって(弱って)」ます(←方言?)。  そんな本調子ではない私、大岩ヒデキが今月もお伝えしたいと思います!よろしくお願いいたします!

 さて、夏といえば「夏は受験の天王山」と言われるわけですが、そもそも“天王山”って何って感じですよね(←そこから!?)? 天王山とは、もちろんMt. Tennoのことでありません! 言わずもがなですが、「crucial stage(正念場)」のことですyo! この夏をどう過ごすのか!? それで全員の一生が変わるとまでは言いません。しかし、一生が変わる人も少なからずいるのも事実。あなたが、時代の流れに逆らわずに生きるタイプならそれはそれでよし。しかし、あなたが自分の意思で時代の流れを決めたいタイプなら、まずはこの夏の流れを自分の意思で決めてみませんか? どんな大河でも、出発点は弱々しい流水でしかありません。まずは、流れをつくる。どんなに弱々しい流れでもいい。その流れが、いつかきっと大河となり、自分で人生を動かす力になる。私はそう思うんです。まずは、その弱々しい流れ、受験勉強を制してみましょう! きっと何かが変わる、そんな気がしませんか?  …というわけで、そんな人生を変えるかもしれない英語楽習! 今月もスタートです!


速攻!英作文対策

 さて、夏ということで、そろそろセンター試験対策も大詰め! …という人も多いのではないでしょうか(もちろん、本格的な対策はこれから!…という人も少なくないでしょうけど)!? いずれにしても、センター対策と英作文対策が「同時進行」できたらいいと思いませんか? …思わない!? じゃあ、今回は楽しくて美しい『元素』の話でもして終わりにしようかな。…と思うんだけど、英語楽習のコーナーなので、同時進行の方でいいでしょうか(私は元素の方を話したいんですけどね)?

 英作文(特に「自由」英作文)というと、自分で全てを創り上げる、つまり、0から文を創造する小説家みたいにならなくちゃいけないって思っている人もいるかもしれないけど、プロの小説家だって話を創るのには莫大な時間がかかるのに、素人の私たちが、試験会場という特殊な空間で、20分程度で話を「創造」することなんて不可能に近いわけですよ、真面目な話。昔から、英作文は英借文(えいしゃくぶん)と言われていて、ある程度、型にはめながら進めていくのが基本となるわけですね(だから、自由英作文は、ある意味、全然自由じゃないんですね)。  要は、「型マスター」になることが重要となるわけですが、長さといい、展開といい、センター試験は本当にいい試験だなぁと思うわけです。例えば、こちらをみてくださいな。

 第3問B 次の問いのパラグラフ(段落)には,まとまりをよくするために取り除いた方がよい文が一つある。取り除く文として最も適当なものを,それぞれ下線部①~④のうちから一つずつ選べ。(2015年 本試験 第3問 問1)

 Stamp collecting is an educational hobby that can be inexpensive and enjoyed whenever you want.  ①It provides a nice and practical way of learning about history, geography, famous people, and customs of various countries worldwide.  ②This hobby began soon after the world saw the first postage stamp issued in Great Britain in 1840.  ③You can also get started without spending money by saving the stamps on envelopes you receive.  ④In addition, you are able to work on your collection any time, rain or shine. If you are looking for a new hobby, stamp collecting might be right for you!

 今回は解いた後のお話をしたいので、問題解説はカットしますね。そして、以下が余分な文を取り除いた後の文章です。

 (1) Stamp collecting is an educational hobby that can be inexpensive and enjoyed whenever you want.(2)It provides a nice and practical way of learning about history, geography, famous people, and customs of various countries worldwide.(3)You can also get started without spending money by saving the stamps on envelopes you receive.(4)In addition, you are able to work on your collection any time, rain or shine.(5)If you are looking for a new hobby, stamp collecting might be right for you!

 (1)切手収集は費用がかからずいつでも好きなときに楽しむことができる教育的な趣味だ。(2)それは,世界中の様々な国々の歴史,地理,有名人,そして慣習について学ぶ,すばらしく実践的な方法を提供してくれるのだ。(3)また,受け取った封筒の切手を取っておくことで、お金を使わずに始めることもできる。(4)さらに,天気の良し悪しにかかわらず,いつでも収集に取り組むことができる。(5)もし,新しい趣味を探しているなら,切手収集はあなたにぴったりかもしれない。

 さあ、どうですか? 何がって、文の展開パターンの1つを教えてくれてますよね、この問題が!!!  まずは、(1)で抽象的な表現を使いながらも伝えたいことを主張。次に、(2)〜(4)で、(1)で述べた抽象的な部分を実際の例を提示することで具体化し、説得力を持たせる。最後に、(5)でまとめていますよね。これって、英作文の典型的な型の1つなんです。ですから、「解いておしまいっ」なんてもったいない!!! 解いた後こそ、本当の学習はスタートします。文の展開パターンに気を配り、何度も見たり隠したりしながら音読し、この型を頭に刷り込んじゃいましょうね! 骨の髄まで味わってこそのセンター試験! この夏、真のセンター対策で成績UP!!!

 というわけで、今回もお時間になってしまいました! また次回、お会いしましょう! 暑いけど、体調崩さないようにね。

 さて、次回はどんな雑…役立つ話にしようかな?

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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