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第21回:『アクセントルール』を楽習しよう!

  • 大岩ヒデキ先生のちょっと役立つ“英語楽習”

 迎春!!! ということで,もうすぐ春ですねぇ! …暦の上では。立春を迎えれば春ですから,今年は2月4日から春ですね! …暦の上では。2月って,一番寒いイメージがあるし,実際に大雪が降ることが多いのも2月。真冬って感じだけど,春ですから! …暦の上では。(立春は春の1日目なので,言いかえれば一番寒い日の次の日。ここから暖かくなっていきますよ! という日なので,極寒なのは当たり前なのですが。)…というわけで,このコーナーを担当させていただきますのは,夏ほど嫌いじゃないけど,乾燥肌が困るので,冬は苦手な大岩ヒデキでございます! 今年もよろしくお願いいたします!

 さて,今年の1回目となる英語楽習ですが,受験直前スペシャル(?)ということで,この時期を迎えて,「何を優先してやるべきなのか」が不明になっている受験生に一言アドバイス。そんなあなたが優先してやるべきはズバリ,「暗記物」である!(…思った以上に当たり前のアドバイスだな…。昨夜は「これぞ盲点!」って思ったんだけど。)なぜ「暗記物」なのかには明確な理由がある。しかも,理由は1つではない! 1つ目は,「ここまでやって理解できなかった理解物が,これから数日間で理解できるとは思えない」ということである。ならば,これからでも十分に点数の伸びが期待できる暗記物を中心にやるべきである(そして,理解物は大学生になったら必ずやろう)。2つ目の理由は,「初期に暗記した内容の記憶が薄れている可能性が高い」ことである。実は,試験会場で一番怖いのがこれなんですよ。「知ってるんだけど,思い出せない」という問題に出くわすと,平気で「1問のために数分間」使います(しかも,思い出せない事が多い)。試験会場での敵は「知らない知識」ではなく,「忘れてしまった知識」の方だということを,絶対に忘れてはいけません。ですから,そういった観点からも,「暗記物」を見直しておくべきなのですよ。他にも,暗記物を優先すべき理由はいくつか挙げられますが(暗記を鮮明にし,スピードアップするなど),とにかく暗記物を見直してから試験会場へ行ってくださいね!

…ということで,今回の英語楽習は暗記物の代表選手,「アクセントルール」を見ていきましょう。ただし,その前に1つだけ言わせてくださいね。アクセントは,ルールなんかで覚えても意味ないからね(←実際,私は予備校で直前期以外はルールを教えません)。実際に「話す」という場面に遭遇したとき,ルールを覚えていても全く意味が無いからね。入試が終わったら,必ず音読をして,言語として正しく音を習得してくださいね。…というお約束をしていただいて,今年最初の楽習を楽しんでみましょう!

アクセントルールの代表選手を楽習しよう!

センター試験では,発音・アクセント問題は第1問ですからね! 配点は低くても,ここで失敗すると心が折れかねないので,しっかり準備していってね(センターが終わってからこの記事を読んだ人は,私大の一般入試に向けて!)。

 では,では,代表的なルールを3セットほど確認。

1:「-ic, -ics, -eous, -ious, -ity」は1つ前の母音[アイウエオ]にアクセント

□ economic
□ electronics
□ advantageous
□ delicious
□ ability

 のような感じだね。ちなみに覚え方は「-ic(行く?),-ics(行くっす!),やっぱりテレビ見たいから-eous,-ious(嫌っす,嫌っす!),いいから行くわよ! ゴツン! -ity(痛ぃ)」という感じでいかがでしょう!?

2:「-meter, -sive, -ion」も1つ前の母音にアクセント

□ diameter
□ expensive
□ question

 これらも,1つ前の母音にアクセント。覚え方は「-meter,-sive, -ion(メーター,シブイおん!=メーターシブイよん)」ではどうでしょう?

3:「-my, -phy, -thy, -sis, -graph」は2つ前の母音にアクセント

□ economy
□ philosophy
□ sympathy
emphasis
□ photograph

 これらは,2つ前の母音にアクセント。「-my(ミー),-phy(フィー),-thy(スィー),-sis(スィス),-graph(グラフ)は2つ前」と覚えよう! 意味わかんないけど,そう覚えよう! そうしよう!


というわけで,最後にチェッククイズを5問ほどやってみよう!
□1:politics
□2:arithmetic
□3:centimeter
□4:television
□5:diagnosis

さあ,できたでしょうか!? 答えはこちら!!!

□1:politics
□2:arithmetic
□3:centimeter
□4:television
□5:diagnosis

 そうです! これらは“例外”ですね。ですから,ルールは適応されません!…怒らないで~。伝えたいことは,例外のない規則はないので,規則で覚えるのには限界があるよってことなのよ。だからこそ,「音を聴きながら,音読をして身につける」という楽習を,受験が終わったら本当によろしくね!(ちなみに,今回のルールは現在の試験では役に立つと思うので覚えておこう。もちろん,例外はあるからね。)

そんなわけで,時間となりましたのでこの辺で。今年もよろしくお願いいたします!

 …さて,次回はどんな雑…ちょっと役立つ話にしようかな!?

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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