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第16回: 『接頭辞・接尾辞』を楽習しよう!

  • 大岩ヒデキ先生のちょっと役立つ“英語楽習”

 夏本番ということで,毎日暑いですね~。海行きました?…行ったのか~,いいなぁ~。海に行ってさ。カメとか助けてさ。ウニやヒトデの微妙な舞い踊りとか見たいなぁ~。いいなぁ~,海,行ったのか~。…というわけで,今月もこのコーナーを担当させていただきますのは,みんながお休みになると忙しくなるタイプの仕事をしているので,海とか時々無性に行きたくなってしまうわたくし,大岩ヒデキでございます!よろしくお願いいたします!(忙しいのはありがたいことですけどね,本当に!)

 突然ですが,“単語が覚えられないんですけどどうしたらいいですか?”っていう質問,本当に多いよね。私も単語は覚えられなくてさ,本当に苦労したって言うか,今も苦労しているって言うか。文法とか英文の読み方にはある程度限りがあるけど,単語だけは次々と生まれてくるから,正直単語との格闘だよね,語学の学習って。


 おっと,暑いので話がそれちゃったよ(←いつものことなのはナイショ)。単語がなかなか覚えられないのは,人間は忘れる生き物だから。5回や10回じゃ覚えられないと思った方がいいね。本気で忘れないようにするには,50回,100回くり返す必要があると思うよ。しかも,「見る,読む,聞く,書く」などをランダムに,または「聞きながら,読みながら,書く」のように同時に取り入れ,同じ単語を違った角度から学習することも大切。同じ覚え方だと,刺激が足りなくて,なかなか覚えられないからね。また,接頭辞(せっとうじ)・接尾辞(せつびじ)と呼ばれているものを覚えるというのも1つの方法かな。

□ 接頭辞:単語の頭に付けて,ある意味を追加するパーツ
□ 接尾辞:単語のおしりに付けて,ある意味を追加するパーツ


 ただ,接頭辞や接尾辞に頼りすぎるとまた話がややこしくなるので(分析的な単語学習になるので,言葉としての瞬発力が鍛えられない),あくまでもよく見かけるものを,刺激代わりに覚えるといった楽習が効果的だよ。…というわけで,今月の楽習は「接頭辞・接尾辞」にしてみよう!

クイズ:接頭辞・接尾辞を見て,どんな感じの単語か想像してみよう!

〔接頭辞〕
1:co-(共同)
  coworker/coauthor
2:fore-(前方の,昔の)
  forehead/forefathers
3:in-/im-(否定)
  inability/impossible
4:mid-(中間の)
  midsummer/midterm
5:uni-(1つの)
  uniform/unicycle

〔接尾辞〕
1:-able(-できる)
  agreeable/believable
2:-ism(-主義)
  realism/socialism
3:-en(-製の)
  golden/wooden
4:-ward(-の方向へ)
  backward/westward
5:-ology(-学)
  biology/zoology


さて,いかがでしたでしたか!?
では,一緒にチェックしていきましょう!

〔接頭辞〕
1:coworker(共同+労働者=同僚)
  coauthor(共同+著者=共著者)
2:forehead(前方の+頭=ひたい)
  forefathers(昔の+お父さんたち=祖先[男性])
3:inability(否定+能力=無能)
  impossible(否定+可能な=不可能な)
4:midsummer(中間の+夏=真夏)
  midterm(中間の+期間=中間)←midterm exam(中間試験)
5:uniform(1つの+形=制服)
  unicycle(1つの+自転車=一輪車)

〔接尾辞〕
1:agreeable(同意する+できる=合意できる)
  believable(信じる+できる=信じられる)
2:realism(現実の+主義=現実主義)
  socialism(社会の+主義=社会主義)
3:golden(金+製の=金製の)
  wooden(木材+製の=木製の)
4:backward(後ろ+の方向へ=後方へ)
  westward(西+の方向へ=西へ)
5:biology(生物+学=生物学)
  zoology(動物園+学=動物学)

 いかがでしたでしたか!? こんな覚え方もたまにはいいかもね。でも,単語はやっぱり1つ1つ瞬発力を鍛えながら覚えるのが一番! 何度もくり返して覚えていくという,言語としての正しい楽習で使える単語力を身に付けてくださいね! どうやら今月も終了のお時間のようです。それではまた来月,お会いいたしましょう。それでは,今月はここまで。お疲れ様でした!

 …さて,来月はどんな雑…ちょっと役立つ話にしようかな!?

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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