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第12回 : 『色を使った表現』を楽習しよう!

  • 大岩ヒデキ先生のちょっと役立つ“英語楽習”

待ってました!!! 季節は本格的に春を迎え,ついに新年度が始まりましたね。いやあ,本当に待ったなあ。364日くらい待った。…いや,これはおもしろくもない冗談ではなく,新年度になった日に,次の新年度を迎えるまでの目標を決めるんですよ,わたし。目標があれば,毎日にメリハリがつくし,今年度の目標を達成した自分は,次年度はどんな目標を立てるのかと思うと,本当に待ち遠しくなるんですよ(目標の内容はナ・イ・ショ)。そんなわけで,次年度を楽しみにしつつも,今年度もめいっぱい楽しみましょう! そんなこんなで,ちょっと役立つこのコーナーを担当させていただきますのは,わたくし,大岩ヒデキでございます! よろしくお願いいたします!


 冬の間は,草木の多くが枯れ,多くの生物が活動を停止します。時には雪で一面が真っ白になることも。つまり,冬とは自然界から多くの色が消えてしまう季節なわけですね。一方で,春は色があふれだす季節。様々な植物が芽を出し,花は咲き乱れ,鳥はさえずり,昆虫は踊り出し,自然界はまるで大地がキャンバスであるかのように多種多様な色で絵を描き始めます。自然に囲まれるということは,色に囲まれるということとほぼ同じなのかもしれませんね。

 一説によると,言葉は自分の周辺にある音をまねることから始まったと言われています。動物の鳴き声,風の音,水の音,雨音,雷鳴。様々な音をまねることで,様々な単語が作られてきたことでしょう。言葉は意思を伝え合う道具なので,「身の回りにあるもの=お互いに認識しやすいもの」は,言葉を発達させていく上で特に重要になるのでしょうね。ということは,音と同じように,自分の身の回りにあふれている色はどうでしょうか!? そうなんです! やはり,「色」というのは表現に組み込みやすいんですね。だからだと私は思うのですが,言葉には色を使った表現が多数存在します。日本語でも「腹が黒い=ずるがしこい」「ほほを赤らめる=恥ずかしがる」「尻が青い=未熟である」のように,色を使った表現を聞いたことはありますよね!? そこで今回は,「春スペシャル!~いろんな色が,色々出てくるこの季節なので,色を使った表現を楽習しちゃおう~」ということで楽習しちゃいましょう!

どんな意味でしょうか!? ~想像してみよう~

□1:feel blue
□2:in the black
□3:in the red
□4:a white lie
□5:green with envy


 さあ、どうですか!? 答え合わせしちゃいますか!? …って,知っていたなら別ですが,知らない表現をこれだけでわかるはずがないってね。じゃあ,ヒントです! このような状況で使いますよ(表現学習のため,あえて時制は無視します)。

□1:今日,オレ誕生日なんだけど4月生まれで新しいクラスにはまだ友達いないし,マジでfeel blueだわ。ヨシとかカズとか呼んじゃおっかなー。一緒にポテチパーティーで盛り上がっちゃおっかなー。
□2:来週,遊園地行かない? え? お金が足りないかもしれないって? オレ,先週アルバイトの給料をもらったんだよ。だから,十分お金あるし,オレはin the black。足りなかったら貸すけどどう?
□3:やっべぇ。調子にのって遊園地でお金使いすぎた。何で毎月毎月学習しないんだろうな,オレ。また親にお金借りないと。毎月in the redだなあ。本気で反省しよう。
□4:その日はなんか外出したくなくってさ。だから,a white lieをついちゃって,具合が悪かったとか言っちゃったわけ。そしたら,ケンも具合が悪いんじゃしかたないねって言ってくれたよ。
□5:トモがあの試合で優勝したって聞いたとき,オレはgreen with envyだったよ。足のケガさえなければ,自分も試合に出られたし,きっと優勝できたのになあ。


 さあ,今度はいかがでしょうか!?

□1:feel blue → 悲しみを感じる
□2:in the black → お金を持っている
□3:in the red → 借金をかかえている
□4:a white lie → 他者を傷つけない悪意のないウソ
□5:green with envy → 他の人に嫉妬している


 自分が想像した意味とだいたい同じような意味だったら,それでOKだからね! 同じイメージを持つことができれば,言葉として十分機能しているわけだから。…っと,そんな話をしているうちに,今月ももう終了のお時間なようですね…。英語には,他にも色を使った表現がもちろんあるので,目にしたらノートなんかに書き込んでドンドン覚えていってね! では,今年度もしっかり楽しんでいきましょう!!! それでは,今月はここまで。お疲れ様でした!


 …さて,来月はどんな雑…ちょっと役立つ話にしようかな!?

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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