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第11回:英語入試の4技能化には欠かせない「Listening」!すぐに対策を始めよう!

  • 大岩ヒデキ先生の「英語4技能」はこうして磨く・鍛える!
  • [2018/2/16]

 英語入試の4技能化…周りの意識が高くなってきましたね~。なんか,身構えちゃって,こんがらがって,「恐怖の大王」がやってくるみたいな雰囲気になっちゃってますけど,情報不足って怖いですね~(今月からは,これからの受験生へ向けての内容だぞ)。

 もちろん「試験」ですから,「簡単に」というわけにはいきませんぞ。数学や理科に費やす時間と同等の時間を費やし,努力が必要なのは大前提。でも,時間をかけて正しい努力をすれば必ずできるようになるのが英語のいいところ。だって,お忘れになってません? 世界中の人たちが使っている世界言語の1つですよ? 誰でも使えるようになることが約束されているものなのに,なぜそんなに不安がるのでしょうか?

 でも,その気持ちもわかるんですよ。例えば,ほんの50mしか続いていない林でも,地図もなく前情報もなければ,目の前の木々は50mで終わるのか,はたまた富士の樹海やアマゾンの熱帯林ほどに続いているのかは当然わからない。「さあ進もうぜ!」って言われても,そりゃあ無理な話ってもんですよ。

 だから,相手の正体を知っちゃえばいいのよ。もしかしたら,正体は富士の樹海やアマゾンの熱帯林かもしれない。でも,正体がわかれば「対処の仕方がわかる」ってもんでしょ。不安を感じる暇があったら情報収集と,それをもとにした的確なトレーニングでしょ!…ということで,そんな情報を伝えさせていただきますのはワタクシ,大岩ヒデキでございます。今月もよろしくね。

 ところで,4技能化には欠かせないのが「音」だよね。聞いて話すという,ある意味一番大切な技能で求められるのが音だからね。ということで,今年のセンター試験リスニング解いてみた!? 難しかったよね〜。もう,知人のネイティブでさえ4問も間違う難しさだったからね。来年は簡単になると思うので気楽に練習しようね!…とは言えないのが現状ということを知って,すぐに対策を始めよう(知れば対応できる!)。

 現在,4技能化へ向けた入試改革の真っ最中で,一般入試ではSpeakingこそ,基本的にはまだ導入されていないけど,導入済みのListeningは難化傾向にあることは知っておこう(Writingは文字数増加傾向でReadingは据え置き価格)。

 特に,センター試験では,難しかった次の年は比較的易しくなり,易しかった次の年は比較的難しくなり…のような傾向が見られるため,「昨年難しかったListening」は,今年は簡単になるんじゃないかと思っていた受験生も多かったみたいだね。でも,これを読んでいるキミにはわかるよね。4技能化へ向けた改革中なのだから,簡単になるはずがないんだよね。来年のListeningは今年並みか,もしかしたらもう少しレベルが上がるかもしれない。国立など,Writingを課す大学は,求められる文字数がさらに増えるかもしれない。実際に変わるかどうかは問題じゃない。変わることを想定しないのはおかしいでしょってことなんだよね。

 それらを想定して学習していくボクらは,そう,勝ち確組だ! 時間はかかるけど,今すぐに始めれば大丈夫。安心して勉強していこう。では,今年のセンター試験から,どんな勉強が必要なのか,情報を奪ってみよう!

■ 最新のセンター試験(リスニング)から情報を奪え!

では,次のAとBの2人の会話を「読んで」答えてみてください。

問:How much of their own money will each person pay?

① 10 dollars ② 15 dollars ③ 30 dollars ④ 35 dollars

A1:Our bill is 85 dollars.
B1:I have a fifteen-dollar discount coupon.
A2:Remember, Mom gave us ten dollars. Let’s use that as well.
B2:OK, and then we can split the rest.

 解けたでしょうか!? では,今一度,今度は和訳で解いてみましょう。

問:各自が支払う自分のお金はいくらでござろうか?

① 10ドル ② 15ドル ③ 30ドル ④ 35ドル

A1:勘定は85ドルでござる。
B1:せっしゃ,15ドル割引券を所持しているでござる。
A2:母上様から頂戴した10ドルを忘るるなかれ。それもありがたく使わせていただくのでござる。
B2:御意(ぎょい)。それでは残りを折半とするでござる。

 和訳…「和」すぎたな…。まあ,それはいいとして,支払額の計算なので数字を含む表現に注目して計算式を立てるよね。A1から支払い総額は「85ドル」なのがわかり,B1から「85-15=70」となって,さらにA2から「70-10=60」となり,最後にB2から「60÷2=30」となることがわかる。よって,③が正解でござる。

 どうだった? 個人的に,2018年のリスニングで一番難しく感じた問題の1つなんだよね。リスニングっていうか,小学校4〜5年生の算数の文章題を聞いて解くみたいな。この問題を50m程度の林と感じるのか,アマゾンレベルの熱帯林と感じるかはアナタ次第です。。。なんだけど,どう感じようが,我々は解かないといけない。そこで,今日から実践すべき方法を伝授いたしましょう。…「メモを取る習慣をつける」のだ!!!

 残念ながら,メモのやり方だけは,口で伝えられるものじゃないんだよね。いくらやり方を伝授しても,「慣れないと絶対にできない」から。「数字や増減をメモる」「位置関係はメモる」「年号を聞いたら年号と出来事をメモる」など,問題の性質や,よく問われるものをメモるわけだけど,たくさん聞いて,何をメモるべきなのかということが,「自分の感覚」になってないとリスニングはだめなんだよ。

 でも,メモができればそれほど難しくないし,リスニングしながらのメモは慣れれば誰でも絶対できる!…なので,今日から,今から,毎日英語を聞いて,何でもメモる習慣をつけてみよう! さあ今日が,この瞬間からが4技能能力改革の夜明けぜよ! ということで,毎日リスニングをする時間を導入しよう!(今月はここまで! お疲れさまでした!)

記事画像
パンドラの箱を見つけました(To be continued.)

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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