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第8回:Listening トレーニング法「外部検定試験TEAPの対策書から例題に挑戦してみよう!」

  • 大岩ヒデキ先生の「英語4技能」はこうして磨く・鍛える!
  • [2017/11/15]

 ぬぬぬ? 2020年の国立大学英語4技能試験(Listening, Reading, Writing, Speaking)完全導入で,変な誤解が生じているぞ? 大丈夫ですかなmy students and their parents? そんなTeacherはワタクシ,大岩ヒデキです! それはさておき,これらは誤解だぞ!

誤解1)英検受験の場合はさらに上の級を受ける必要があると思っている。
 例えば,「受験学年で英検準1級を受けてください」という基準の場合,高1で準1級を持っていても,高2で準1級を持っていても,高3でもう一度準1級を受けることになるのだが,すでに準1級を持っている人は1級を受けなければいけないと思っている人もいるらしい。先に勉強するほど不利になる試験なんて実施されるはずがないので,ご安心ください!

誤解2)SpeakingとWritingの試験になると思っている。
 SpeakingとWriting「も」やるのであって,ListeningやReadingがなくなるわけではないし,特に国立二次試験に関しては今のところ何の発表もないので,このままいけば「現行のままの二次試験」はあると考えた方がいいし,仮に二次試験がなくなったとしても,そもそも4技能試験にもReadingとかはありますからね。そこは勘違いしたらいかん。特にSpeakingが強調されすぎて,他のものがなくなるとか,簡単になると誤解している人が多いので注意!

 他にも誤解を受けていることもあるかもしれないので,発覚次第,ここで触れていきたいと思います!…ということで,2020年を待たずして,ますます重要度が増しているListeningに関して,今月も話していこうと思うのだが準備はいいかな?…ん?…そうですか。あなたもそれに気がついてしまいましたか。「Listeningは文字情報であるここではトレーニングできない」という,今までヒデキがひた隠しにしてきた事実に気がつくとは,なかなかスルドイ観察眼(かんさつがん)をお持ちですな。しかし! 音声など使えずとも,いくらでも伝えることはあるのだよ!(ごめん,言いすぎた。「いくらでも」はない。Listeningはやること決まってるから。)

 では,実際はどんなレベルのものをListeningするのか。外部検定試験「TEAP 技能別問題集 Reading / Listening(旺文社)」のP.192 〜 193(TEAP 見本問題2より一部抜粋)から引用させていただき,ちょっくら見てみよう。



 《放送文》
Situation:You will hear a professor talking about a major construction project.

Next in our investigation of the world’s great engineering achievements is the Channel Tunnel. This tunnel stretches under the English Channel from England to France. The known plan for the tunnel was in 1802, with the aim of transporting horse-drawn carts. Then, in the 1880s, workers dug a three-kilometer section of tunnel. However, the project was abandoned due to British concerns about national security. Over a hundred years later, the governments of British and France finally agreed on an acceptable design proposal. Construction took five years and was completed in 1994.

What is one thing we learn about the Channel Tunnel?
1 The British public were not told about the project.
2 It only became possible because of modern technology.
3 It was first proposed over 200 years ago.
4 The French government suggested the idea.

Why was construction of the tunnel stopped in the 1880s?
1 There were concerns about Britain’s security.
2 French workers went on strike.
3 The cost was too high.
4 Technical problems occurred after 3 kilometers.

 どうでしょうか? ちなみに,これは難度を見てもらうためのもで,本当の長さはこの倍くらいあります! 今回,この英文を見てもらった目的は“難度”を知ることなので解答はどうでもいいんだけど,最初の問題の解答は3,二つ目の問題の解答は1になりますよ。

 さて,具体的な学習法は前回やったので,それを参照してもらうとして,今回はListeningに欠かせない2つの要素の話をしよう。Listening力をアップさせるためには,これらの能力を鍛える必要があるぞ!

1)音を聴き取る能力
 例えば,「ゲッタ」と聴いたときに「get a」の文字がイメージできる能力。

2)意味を理解する能力
 例えば,「melon」と聴いたときに,頭の中に「丸い,あの果物」が瞬時にイメージできる能力。「melon → メロン(日本語)→ 丸い,あの果物」のように,日本語が入ってたらダメ。

 これらの能力の向上無くして,Listening力の向上はありえない! 前回の内容をもう一度強く意識して,毎日のトレーニング役立ててね! では,最後に『リスニング力をアップさせる3大原則』を音読しておしまいにしましょう!

1:Listening!(聴くこと)
2:Reading With Sound!(音を用いて読むこと)
3:Reading Aloud!(音読すること)

 では,また来月お会いいたしましょう! 今月はここまで! お疲れさまでした。

記事画像
I met him in Okayama

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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