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第3回:Speaking トレーニング法(Step-2) 「外部検定試験TEAPの対策書から例題に挑戦してみよう!」

  • 大岩ヒデキ先生の「英語4技能」はこうして磨く・鍛える!

 気がつけば,すでに6月! 今年も半年が過ぎ去ろうとしているし,夏ももう目前!つまり,どういうこと?…そう!『英語のトレーニングにもってこい』の季節が到来したということでしょ! やっぱり,英語って南国に似合う気がするし,常夏(とこなつ)言語な雰囲気な言語と言えば,やっぱり英語な気がするもんね! よし,ここで一気に英語をやっちゃって南国気分に浸(ひた)りましょう!…ということで,instructorは今月もワタクシ,大岩ヒデキです,よろしく!

 そうそう! 今月は先月の続きで,Speakingの回になっているんですよ。なので,初めての方は,先月の「第2回」の内容を読んでからこちらを読んでね!…ということで,早速スタートです!


Speaking トレーニング法(未来へ向かってStep-2)

 まず,Speakingトレーニング法の話をする前に,前回同様,Speakingの心得 三カ条を,大きな声で読んでみよう。

《Speakingの心得 三カ条》
1:Enjoy making mistakes!(間違いを楽しめ!)
2:Speak clearly and slowly!(ハッキリ,ゆっくり!)
3:Speak in simple phrases!(簡潔な言い方で話せ!)

 次に,さらに重要な三カ条も大声で読んでみよう!どうぞ!

1:Be kind to Hideki!(ヒデキには優しく!)
2:Love Hideki!(ヒデキに愛を!)
3:Give Hideki your smile!(ヒデキには笑顔を!)

 …その通りだ。ヒデキの願望 三カ条だ。今回もこの三カ条を守るべく,大きな心で読み進めていって欲しい。(←その通りだ。これもヒデキの願望の1つだ。)

 では,そろそろ怒られそうなので,今回の内容へと入っていこう。今回は重要なSpeakingトレーニング法のポイントを3つも伝授しちゃいますよ!

1:可能な限りシンプルな表現に!
2:可能な限り能動態の肯定文に!
3:可能な限り理由と具体例を!

 え? どういうことかわからないって? ちゃんと説明するから落ち着いてくれ。

 まず,1はこんな感じ。
 例えば,「私はその本を買いたい」を英語にするとき,簡単すぎる表現だとちょっと恥ずかしいな…とか考えちゃって,「I would like to purchase the book.」とか話そうとする人,いません?…そうすると,purchaseあたりで噛(か)んで,心が折れるんだよね,マジで。そういう,難しい表現症候群の人は,「英語は言葉=意思疎通の道具」と割り切って,「伝えることが第一」という事実に目を向けよう。そうすれば,「I want to buy the book.」で十分だと思えるようになるはず。そして,英語話者の多くがノンネイティブであるという事実。さらに,ノンネイティブは難しい表現を知らないことも多く,可能な限り易しい表現を好むという事実を踏まえれば,「I want the book.」でも十分なんだよね,実際。だから,Speakingにおいては,難しい表現は忘却の彼方(かなた)へ消し去ってもらって,可能な限り表現をシンプルにしよう! そして,とにかく「口から英語を出す=伝える」ことを目的とするべし!

 次に,2はこんな感じ。
 ついついSpeakingで受動態とか使っちゃう人いるよね。例えば,「この箱はケンによって作られた」を英語にするとき,主語は「この箱は」だから…とか言って「This box was made by Ken.」と言おうとするも,うっかり「This box made Ken.」とか言っちゃって,「え? マジで?」みたいな衝撃の事実を告白されたときの顔を見ることになっちゃうんだよね。だから,Speakingのときは,とにかく受動態は使わない! 受動態禁止!「Ken made this box.」って言った方が,100倍シンプルだし,誤解も生じないからね。そして,Speakingで意外と厄介なのが否定文ね。don’tなのかdoesn’tなのか迷ったり,動詞にsをつけっぱなしにして「He don’t has time.」なんて言っちゃうのは日常茶飯事。だから,「He has no time.」のように否定文は可能な限り避けるのが得策。Speakingにおいては,可能な限り受動態と否定文は使わないというのを基本にするべし!

 最後の3はこんな感じ。
 よく話をしていると「I love this book.」「I enjoy playing tennis on Sundays.」のような事実だけを述べる人が多いけど,英会話学校などではそこで終わると必ず「Why?」や「beca~use」と言われて,理由を付け足すように促(うなが)されるんだよね。もちろん,理由を述べなければ内容によっては相手が納得しないということもあるのだろうけど,私が思うに,事実だけ突きつけられても会話が広がらないでしょ! ってこともあるんじゃないかなと。「私はこの本が大好きです」って告白されても,「そうなの? へぇ。」で終わりでしょ? でも「I love this book because characters are so cool!(キャラがかっこいいから)」って加えれば,「どんな風にcoolなの?」って話も広がるし,さらに具体例もつければ,「I love this book because characters are so cool! For example, My favorite character, Ken, has supernatural power, and .....(お気に入りのキャラのケンっていうのが,超能力が使えてね……)」と話を展開すれば,何故その本が好きかも伝わって,かつ,その内容で会話も弾むと思うんだよね(これは日本語での会話にも応用できる技術です! 何故か会話が続かないとお悩みの,ヒデキのようなあなた! これで今日からおしゃべりマスターだ!)。



Speakingの例題にチャレンジ!

 では,最後に,前回と今回の内容を踏まえて,旺文社さんから絶賛発売中の外部検定試験TEAPの対策書「TEAP 技能別問題集 Writing / Speaking」のSpeakingの例題に挑戦してもらいましょう!


(例題)1分間,以下の内容でSpeakingをしてください。
”It is good to teach English in Japanese elementary schools.”
Do you agree with this statement? Why or why not?

(解答例)I agree with the statement: “it is good to teach English in Japanese elementary schools.”(←前回の内容。質問を反復して使え!)In English lessons at elementary schools, they can learn English enjoying English books or English songs.(←可能な限りシンプルに!肯定文で!)Many children like such activities.(←前の文に対する理由です!Becauseがなくてもいいんです!)In this way they can prepare for English class at junior high school.(←具体的な話で広がりを持たせて!)So I think it is good to teach English in Japanese elementary schools.(結論を述べつつ,ちゃっかり質問を反復して使っちゃえばいいのよ!)


 …いかがでしたでしょうか? 前回・今回と,役に立つとはとうてい思えない内容だと感じていた人もいたかもしれないけど,実はこのようにキッチリ役立ちます! ですから,しっかりヒデキの願望 三カ条…じゃない方の三カ条を守りつつ,前回と今回の内容を頭に入れておいてね!

 では,今月もお時間のようなので,また来月,今度はReading トレーニング法にてお会いいたしましょう! お疲れ様でした!

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この写真を英語で説明してくださいPart-2

《解答例》
解答例1:One of the nicest guys in the world is giving some information to a large audience.
解答例2:I can see two desks on the stage.



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【パスナビ編集部より】
大岩先生から原稿が届いたのと同じ日の朝に、都内の某駅前でもらったチラシ。
大岩先生の特別公開授業(対象:高2生)開催の案内だ!
なんて偶然! やはり先生とパスナビはご縁があるということですね!!

著者プロフィール
大岩ヒデキ先生

大岩秀樹先生

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。 主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)。2015年4月21日に『高校 とってもやさしい英文法 改訂版』が刊行。

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