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第1回 : 君はきっと成功する。そう言ってくれた人を一生忘れない。/Think different.

  • 木村達哉のPower of Words 人生に効くコトバ
  • [2015/4/1]

Volume 1 : 君はきっと成功する。 そう言ってくれた人を一生忘れない。

 今回は、僕が本を書き始めた頃に出会った中谷彰宏さんの言葉を紹介します。僕は当時、教師業の傍ら、いつかは本を出してみたいと思いながら、コラムの執筆や模試の作成に追われていました。日々の仕事に忙殺され、いつになったら本が書けるんやろうと不安を感じながら過ごしていたものです。

 そんなときに出会ったのが、中谷さんの言葉でした。「君はきっと成功する。そう言ってくれた人を一生忘れない」。言葉はさらに、こう続きます。「そう言ってくれる人に出会えた者が、成功できるのだ。成功する人は、若い頃に“君はきっと成功する”と予言された人です。予言が当たっていたのではなく、予言を信じて頑張ったから成功できるのです」。これを読んだとき、僕は体中に電気が走るのを感じました。

 僕は心配ばかりして、最も重要な「行動」ができていなかったのです。本を出したいと口では言っているくせに、実際には一文字も書いていない。本気で本を出版したいのであれば、どんどん書き進め、出版社に持ち込んで熱意を伝えればいいのに。幸いにも僕には、「うまくいくよ」と言ってくれる編集者の方々がいました。中谷さんの言葉を読んだ僕は、彼らを信じて頑張ってみようと思い、寝る間も惜しんで原稿を書き上げました。約10 年前のことです。そして現在では、45 冊の本を出すまでになりました。

 皆さんも、自分の進路や未来が見えなくて不安になることがあると思います。でも、きっと親御さんや先生方が応援してくださっているはずです。その人たちは、皆さんのことを「この子はやればできる。きっと成功する」と本気で思っているのですよ。あとは皆さん自身が自分を信じて頑張れるかどうかだけです。楽な道なんてありません。本当に成長したいのであれば、自分の力で切り拓いていくことです。自分の人生ですからね。サボりたい人はサボってもいい。それも人生です。でも、成功したいのであれば、自分を信じて頑張り続けることです。そうすれば、あなたはきっと成功します。

自分を信じ、自力で道を切り拓くしか、
成功する術はない。


Volume 2 : Think different.

 スティーブ・ジョブズは、CEO たちと決裂した結果、自分が創ったアップル社を追われました。彼は約10 年後にアップル社に復帰するのですが、アップル社らしさを取り戻すには初心に帰る必要があると考えます。そこから生まれたのが、Think differentキャンペーンでした。テレビのCM で使われた「自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えてきた」というコピーは、まさにジョブズの人生そのものだったと言えるでしょう。

 Think different.は「違う視点で考えろ」や「固定観念を打ち破れ」などと訳せると思うのですが、これは自分の力が停滞しているときや伸びないときに極めて有効な手段です。僕は壁にぶち当たるたびにこの言葉を思い出して、現状を打破しようと画策するようにしています。受験生にとっての壁の一つが、成績の伸び悩みでしょう。伸びない原因は二つしかありません。一つは「勉強していない」、もう一つは「勉強の仕方が間違っている」です。前者は、残念ながらとことんまで堕ちるしかありません。問題は、勉強しているのに伸びないという人です。これは間違いなく、勉強のやり方を間違えているか、自分に合わない勉強をしているかです。例えば、口コミで評判の問題集をやってみたが伸びなかった、というケース。その問題集が自分に合っているかどうか、吟味してから買わないとダメです。でも、大々的に紹介されている教材だと、つい魅かれてしまう気持ちもわかります。周囲にすでに過去問などを始めている友だちがいたりすると、焦ってしまいますしね。

 でも、そこで冷静にThink different.なのです。なぜ伸びないのかを分析し、今までやってきた方法が間違っているのではないかと疑ってみる。周囲に流されず、自分の弱点を補強する勉強ができているかどうかが重要なのです。ピンチのときこそThink different.とつぶやき、自分の”いま”を冷静に分析することです。固定観念を打ち砕くことから始めることが重要なのです。

ピンチのときこそ
“いま”を疑い、固定観念を打ち砕け!

編集 笹原風花
撮影 荒川潤
スタイリング 眞藤伸子
ヘアメイク 泉雅人


この記事は「蛍雪時代2015年4月号」より転載いたしました。

著者プロフィール
木村 達哉先生

木村 達哉先生

灘中学校・高等学校英語科教諭
教壇に立つ傍ら、英単語帳『ユメタン』(アルク)や参考書などを多数執筆。また、「英語教師塾」を立ち上げ、全国的な活動を展開している。近著に『キムタツ式 英語長文速読特訓ゼミ』シリーズ(旺文社)がある。

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