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どうなる? 英語4技能 英語外部検定利用入試

11月1日に、現在の高校2年生から対象となる予定だった「大学入試英語成績提供システム」の導入見送りが発表された。英語4技能、そして大学入試での英語外部検定利用はどうなるのか?冷静に正確な情報をつかんで対応しよう。

※ 英検®は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

英語成績提供システム導入見送りの影響は?

突然の大学入試英語成績提供システム導入見送りのニュースを聞いて、このように思った人はいないだろうか。

「えっ、それじゃ、もう外部検定を受ける必要はないの?」
「英語4技能って言われてきたけど、もう受験に関係ないの?」


 答えはどちらも"NO"だ。
 まず、今回見送られたのは「英語成績提供システム」の導入であり、大学入試における英語外部検定利用がなくなったり見送られたりするわけではない。大学入試における英語外部検定利用状況は、下の図のとおり増え続けている。2020年入試でも、さらに増える見込みだ。
 また、「聞く」「話す」「読む」「書く」の英語4技能をバランスよく育成することは、現行の学習指導要領で示されており、続く新学習指導要領(2022年の高校入学者より実施)でも推進される。つまり、英語4技能は今後も育成すべき能力として重視されているのだ。


英語外部検定を入試に利用した大学数

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正確な情報をキャッチしよう

 『螢雪時代』でも4月号から、英語外部検定利用入試について活用法などを紹介してきた。その活用法や級・スコアを取得するメリットは、英語成績提供システムの導入が見送られても変わらない。まして、これまで級・スコア取得に向けて努力してきたことが無駄になることは決してないと強調したい。
 今回の大学入試英語成績提供システム導入の見送りにより、各大学が公表していた2021年入試の「予告」の変更が順次発表される。成績提供システム導入が見送られたことで、外部検定利用入試を行う大学は、これまでと同様に大学が受験生から検定の成績を提出してもらうことになる。詳細は各大学のホームページで発表されるほか、『螢雪時代』や「大学受験パスナビ」などでも取り上げるので、ぜひ正確な情報をキャッチしてほしい。
 また、今回の変更により、外部検定試験の実施団体からも対応が発表されている。
 たとえば日本英語検定協会は、「英検20201day S-CBT」(以下「S-CBT」)の対応について発表した。大学入試英語成績提供システムの要件に合わせて準備が進められていたS-CBTだが、提供システム導入見送り後も中止せず実施される。その主なポイントを見てみよう。

英検2020 1day S-CBTの主なポイント

◎全国47都道府県・101エリアで、原則として土曜・日曜に実施(2級・準2級・3級。準1級は月1回実施予定)。部活などのスケジュールに合わせて受検日が選べる。
◎既に申し込んでいて予定どおり受検する場合、追加申し込みを希望する場合、キャンセルする場合いずれも12月24日まで受け付けている(追加は12時まで、予定通り・キャンセルは17 時まで)。
◎従来型の英検、英検CBTと同様に大学入試で活用できる。
◎一日で英語4技能すべてが受験できる(二次試験は不要)。
◎ライティングテストは、従来型の英検と同様に解答用紙に手書きで解答。
◎高いセキュリティレベルのテストセンターで実施。

※英検ホームページ( https://www.eiken.or.jp/ )より


 また、大学入試英語成績提供システムの導入によって生じるとされていた、資格取得の時期や受検回数に関する制約がなくなることは、英語力アップへの機会が逆に増すことを意味するとも言える。たとえば、高2で英検準2級を取得した人は高3で2級にチャレンジするなど、既に取得した級よりも高い級やスコアをめざしてステップアップしていくことができるということだ。

 * * *

 大学入試英語成績提供システム導入の延期で、英語学習のモチベーションが下がってしまったり、大学受験に対する不安が広がってしまったりした人もいるかもしれない。しかし、英語外部検定を活用することで入試の成績に加点される、入試当日に英語の試験を受ける必要がなくそのぶん他の科目に力を注ぐことができるなど、大学合格のチャンスが増えることもあるのだ。
 2021年入試の予定については、今後も変更が生じる可能性がある。最新情報に注意しながら、自分がやるべきことを落ち着いて冷静に考え、確実に実行していこう。

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